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ジミー・ペイジ演奏せず主催者謝罪 返金には応じず

 11日に行われたライブイベント『クラシックロックアワード2016』で、世界的ギタリストのジミー・ペイジが演奏しなかったことについて、主催者のKLab Entertainment株式会社が14日、公式サイトで謝罪した。

『クラシックロックアワード2016』のレッドカーペットに登場したジミー・ペイジ (C)ORICON NewS inc.

『クラシックロックアワード2016』のレッドカーペットに登場したジミー・ペイジ (C)ORICON NewS inc.

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 本イベントは、世界3大ギタリストのうちの2人、ジェフ・ベックとジミー・ペイジの夢の共演を目玉として予定していたが、ペイジはプレゼンターとしてあいさつし、ベックを呼び込んだだけ。演奏をすることなくステージを後にし、その後も登場することなく終演したため、ペイジの演奏をあきらめきれないファンの怒号やアンコールを求める手拍子がやまなかった。

 同社の真田哲弥代表取締役は公式サイトで「ジミー・ペイジ氏がプレゼンターとして登壇したものの演奏を行いませんでした。この点につきまして、ジミー・ペイジ氏の演奏を楽しみにしておられたお客様に対して、主催者を代表してお詫びを申し上げると共に状況を説明申し上げます」と謝罪。

 続けて「ジミー・ペイジ氏の演奏を本イベントの目玉として予定しており、当日ギターとアンプの用意をしておりました。ところが本番直前に、ジミー・ペイジ氏の意向により、演奏が行われませんでした。演奏が行われなかった理由について、ジミー・ペイジ氏側に問い合わせをしておりますが、現在のところ回答を得られておりません」と説明した。

 また、「券売時の広告宣伝にジミー・ペイジ氏を看板スターとして位置付けて告知をしたにもかかわらず演奏が行われなかったことは事実」と認めたうえで、「逆に、券売時に告知をしていなかったジョニー・デップ氏やジョー・ペリー氏が参加し、素晴らしいパフォーマンスを披露してくれました。出演者の年齢を考慮し、また多数のアーティストが出演するフェス形式というイベントの性格上、出演者・演奏内容の変更を完全に防ぐことは難しかった」との見解を示した。

 チケットは最も高額な席で30万円、最低でも1万8000円と高額だったが「本イベントは、ジミー・ペイジ氏の単独コンサートではなく、多数の出演者によって構成されるイベントですので、演奏が行われませんでしたがイベント自体は成立していると判断しております。そのため、チケット代金の返金は出来かねますので、ご理解の程、お願い申し上げます」と払い戻しには応じない方針を明かした。

 同イベントは、英ロック誌『CLASSIC ROCK』がその年に活躍したロックアーティストを表彰し、ライブパフォーマンスを行うもので、2005年から始まり、今年で12回目。イギリスやアメリカで催されてきたが、今回初めて日本で行われた。

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