プロデューサー・小林武史が手がける2人組ユニット・anderlust(アンダーラスト)が、2作目のシングル「いつかの自分」をリリース。前作のデビューシングル「帰り道」は、映画『あやしい彼女』の主題歌に抜擢されたばかりか、ボーカル・越野アンナは出演も果たした。小林武史により「自由にやらせてもらっている」という注目のグループ、彼らの正体とは?
◆彼女は帰国子女、最初の印象もすごくアメリカンなテンション
――anderlustの結成は、越野アンナさんのソロライブで西塚真吾さんがサポートに入るようになったことがきっかけだそうですね。
越野アンナ そうなんです。前作の、デビューシングル「帰り道」が映画『あやしい彼女』の主題歌になったんですね。私がソロ活動をしてるときからあった曲を、水田伸生監督が気に入ってくださったのがきっかけで、主題歌にしていただいて。私はもともと、新しい形での音楽表現方法を探していて、例えば音楽は耳で聴くだけじゃなく、目で見るものとしても面白いんじゃないかというアイディアなどを持っていて。何か新しい形で表現できないかと模索した結果、その「帰り道」のタイミングで私の考えに興味を持ってくれた真吾さんとユニットを結成しようという話になったんです。
――越野さんはつい先日、二十歳になったばかりですが、きっと小さい頃から音楽やいろいろなことについて深く考えるタイプだったんでしょうね。
越野アンナ はい、考えすぎてしまうタイプでしたね。そのぶん感情のアップダウンも激しいし、哲学的な本をよく読んでいたり。ま〜、変わった子でしたね、ひと言で言っちゃえば(笑)。
西塚真吾 彼女は帰国子女なんですけど、出会ったときの最初の印象もすごくアメリカンなテンションで。いきなりハイタッチなんですよ。僕はけっこう人見知りなので、正直最初は……引きました(笑)。
◆小林さんは僕が粘っても、快くやらせてくれる
――プロデューサーは小林武史さんです。小林さんとanderlustについて話す際は、どんなことを話してますか?
越野アンナ 私たちはまだ新人なので、初々しさはこすっても取れないし。だから今は、すごく自由にやらせてもらってますね。曲や詞はほとんど自分で好きなように、小林さんと一緒に作らせてもらってます。
西塚真吾 小林さんは僕に、音楽的な良さを追究するように言ってくださいます。音色やフレーズにしても、「もうちょっとやってもいいですか?」と僕が粘っても、快くやらせてくれる。だから僕としても、音楽的に妥協しないでいられているんですよね。
――今回のシングル「いつかの自分」は、スタートしたばかりのanderlustにピッタリな曲です。どのようにして生まれた曲なんですか?
越野アンナ フジテレビ“ノイタミナ”アニメ『バッテリー』オープニング・テーマとして、お話をいただいてから書き下ろしたんです。実はその頃、私はものすごいスランプに陥っていて――今回の曲は、小林武史さんが持っていた曲のAメロBメロを変えて、大サビを付け足した形で私が仕上げた曲なんです。その歌詞にある、“一度初心に戻ろう”というメッセージが自分のアイディアの原点になったんですけど、この“いつか”にはふたつの意味があって。ひとつは、とある目標に向かってどんどん成長していく、未来の“いつかの自分”。もうひとつは、過去にいる、未来への想いが一番強い“いつかの自分”。そのふたつがお互いを励ましあい、成長しあううちに、いつかは本当に出会うんじゃないかなという歌なんですよね。
西塚真吾 僕はこの曲の「♪la la la〜」の部分が、パワー感があって好きですね。この曲の特徴というか、歌詞にある背中を押してる感じを演出できてるのかなって感じます。
◆映画出演は初めての経験だったんですけど、めっちゃめちゃ楽しかった
――今後、anderlustをどう動かしていきたいなと思ってますか?
越野アンナ 私たちはまだ走り出したばっかりなんですけど、自分たちの信じた音楽を幅広い層のリスナーのみなさんに届けていけたらいいなと思ってます。私は、“誰かを音楽で励ましたい”という気持ちが最初にあって、そこから音楽への意識が強くなったんです。いろんな感情が生まれる中でも、第一には音楽を通して“励ます”というのを心に置いてやっていきたいと思います。
西塚真吾 anderlustが始まったときから言っているコンセプトが、“その時々に感じていることを表現する”ってことなんです。枠にとらわれず、“こういうジャンルじゃなきゃダメ!”なんてこともないよう、これからもいろんな表現をしていきたいなと思いますね。
――ところでアンナさんは、デビュー曲が主題歌になった映画『あやしい彼女』に、出演もされてましたよね。
越野アンナ 初めての経験だったんですけど、めっちゃめちゃ楽しかったです! 音楽とはまた違って、何百人もの力が合わさって映画が出来上がるっていう、その現場を直に見れて。すごく光栄でしたね。
――演技にも興味が出ました?
越野アンナ 今は音楽に集中したいなと思ってるんですけど……もしもチャンスが舞い降りてきたら、ぜひいつか出たいと思ってます!
(文/川上きくえ)
◆彼女は帰国子女、最初の印象もすごくアメリカンなテンション
――anderlustの結成は、越野アンナさんのソロライブで西塚真吾さんがサポートに入るようになったことがきっかけだそうですね。
越野アンナ そうなんです。前作の、デビューシングル「帰り道」が映画『あやしい彼女』の主題歌になったんですね。私がソロ活動をしてるときからあった曲を、水田伸生監督が気に入ってくださったのがきっかけで、主題歌にしていただいて。私はもともと、新しい形での音楽表現方法を探していて、例えば音楽は耳で聴くだけじゃなく、目で見るものとしても面白いんじゃないかというアイディアなどを持っていて。何か新しい形で表現できないかと模索した結果、その「帰り道」のタイミングで私の考えに興味を持ってくれた真吾さんとユニットを結成しようという話になったんです。
――越野さんはつい先日、二十歳になったばかりですが、きっと小さい頃から音楽やいろいろなことについて深く考えるタイプだったんでしょうね。
越野アンナ はい、考えすぎてしまうタイプでしたね。そのぶん感情のアップダウンも激しいし、哲学的な本をよく読んでいたり。ま〜、変わった子でしたね、ひと言で言っちゃえば(笑)。
西塚真吾 彼女は帰国子女なんですけど、出会ったときの最初の印象もすごくアメリカンなテンションで。いきなりハイタッチなんですよ。僕はけっこう人見知りなので、正直最初は……引きました(笑)。
◆小林さんは僕が粘っても、快くやらせてくれる
――プロデューサーは小林武史さんです。小林さんとanderlustについて話す際は、どんなことを話してますか?
越野アンナ 私たちはまだ新人なので、初々しさはこすっても取れないし。だから今は、すごく自由にやらせてもらってますね。曲や詞はほとんど自分で好きなように、小林さんと一緒に作らせてもらってます。
西塚真吾 小林さんは僕に、音楽的な良さを追究するように言ってくださいます。音色やフレーズにしても、「もうちょっとやってもいいですか?」と僕が粘っても、快くやらせてくれる。だから僕としても、音楽的に妥協しないでいられているんですよね。
――今回のシングル「いつかの自分」は、スタートしたばかりのanderlustにピッタリな曲です。どのようにして生まれた曲なんですか?
越野アンナ フジテレビ“ノイタミナ”アニメ『バッテリー』オープニング・テーマとして、お話をいただいてから書き下ろしたんです。実はその頃、私はものすごいスランプに陥っていて――今回の曲は、小林武史さんが持っていた曲のAメロBメロを変えて、大サビを付け足した形で私が仕上げた曲なんです。その歌詞にある、“一度初心に戻ろう”というメッセージが自分のアイディアの原点になったんですけど、この“いつか”にはふたつの意味があって。ひとつは、とある目標に向かってどんどん成長していく、未来の“いつかの自分”。もうひとつは、過去にいる、未来への想いが一番強い“いつかの自分”。そのふたつがお互いを励ましあい、成長しあううちに、いつかは本当に出会うんじゃないかなという歌なんですよね。
西塚真吾 僕はこの曲の「♪la la la〜」の部分が、パワー感があって好きですね。この曲の特徴というか、歌詞にある背中を押してる感じを演出できてるのかなって感じます。
◆映画出演は初めての経験だったんですけど、めっちゃめちゃ楽しかった
――今後、anderlustをどう動かしていきたいなと思ってますか?
越野アンナ 私たちはまだ走り出したばっかりなんですけど、自分たちの信じた音楽を幅広い層のリスナーのみなさんに届けていけたらいいなと思ってます。私は、“誰かを音楽で励ましたい”という気持ちが最初にあって、そこから音楽への意識が強くなったんです。いろんな感情が生まれる中でも、第一には音楽を通して“励ます”というのを心に置いてやっていきたいと思います。
西塚真吾 anderlustが始まったときから言っているコンセプトが、“その時々に感じていることを表現する”ってことなんです。枠にとらわれず、“こういうジャンルじゃなきゃダメ!”なんてこともないよう、これからもいろんな表現をしていきたいなと思いますね。
――ところでアンナさんは、デビュー曲が主題歌になった映画『あやしい彼女』に、出演もされてましたよね。
越野アンナ 初めての経験だったんですけど、めっちゃめちゃ楽しかったです! 音楽とはまた違って、何百人もの力が合わさって映画が出来上がるっていう、その現場を直に見れて。すごく光栄でしたね。
――演技にも興味が出ました?
越野アンナ 今は音楽に集中したいなと思ってるんですけど……もしもチャンスが舞い降りてきたら、ぜひいつか出たいと思ってます!
(文/川上きくえ)
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2016/08/25