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江口洋介「あえて社会派作品を選んできた」 インタビュー(2)

 映画『天空の蜂』に出演し、昨年改めて俳優としての存在感を見せつけた江口洋介(48)。かつては、大ヒットした主演ドラマ『ひとつ屋根の下』のイメージ定着に悩んだこともあったが、年齢を重ねるに従って“あえて”社会派作品を選んで出演してきたと振り返る。

年齢を重ねるに従って“あえて”社会派作品を選んできたと語る江口洋介

年齢を重ねるに従って“あえて”社会派作品を選んできたと語る江口洋介

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 社会派作品を選ぶようになったのは、2008年出演した幼い子供たちの人身売買や幼児売買春を描いた映画『闇の子供たち』から。近年では、山一證券の自主廃業を題材にしたWOWOWの連続ドラマ『しんがり〜山一證券 最後の聖戦〜』(2015)などに出演し、テレビ東京系経済ドキュメンタリー『日経スペシャル ガイアの夜明け』(毎週火曜 後10:00)では案内人を務めている。

 今年公開された映画『人生の約束』では、これまでのイメージを一新する角刈りに挑戦した。「昔は音楽をやっていたから髪を伸ばしていて、絶対に髪を切りたくないっていうポリシーがあった。当時はツッパっていたしね(笑)。でも、年齢が進むにつれて受け入れていって、社会派ドラマへの挑戦を経験し、今では仕事を通して目線が広く持てるようになった」と自身の選択を振り返る。

 「社会派の作品を選ぶ時期が続いてから段々最初の頃に戻って、今はコメディーで三枚目の役をやってもいいし、『ひとつ屋根の下』のあんちゃんみたいな役をやっても面白い。2周り、3周りしたのかわからないけれど、今は芝居だけじゃなくて音楽もぐっと近くに感じてきて、今ならいけるって思った」。

 「今なら」の言葉通り、5月27日には東京・下北沢で約20年ぶりの音楽ライブを行う。しばらく休止していた歌手活動にも意欲を見せるが、「やりたい役のオファーがきちゃったらどうなるかわからない」と苦笑する。

 「いい役を逃したときに、やっておけばよかったって後悔したくない。オファーがくるのがうれしいし、その気持ちに応えたい」。うれしい悩みに笑顔も見せつつ、俳優業、音楽活動のどちらにも真正面から取り組みたいという実直さを感じさせる。久々の音楽活動が俳優としての江口にどのような影響を与えるのか、楽しみに待ちたい。

『シモキタからはじめよう』
日時:5月27日 後19:00開場 19:30開演
会場:東京・下北沢GARDEN
料金:前売5000 当日5500(ドリンク別)
チケット:チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスなどで発売中

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  • 5月27日には約20年ぶりの単独音楽ライブを行う
  • 約20年ぶりに単独音楽ライブを行う江口洋介
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