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SING LIKE TALKING、12年ぶりフルバンドツアー完遂

 3人組バンド・SING LIKE TALKINGが22日、東京・NHKホールで全国ツアー『The Sonic Boom Tour 2015』の最終公演を行い、約3時間半にわたって全23曲を熱唱。ボーカルの佐藤竹善は、活動休止していた時期を経て「今後はできるだけたくさんライブをやりたい」と話し、万雷の拍手を浴びた。

全国ツアー最終公演で熱唱するSING LIKE TALKINGの佐藤竹善(写真/横内禎久)

全国ツアー最終公演で熱唱するSING LIKE TALKINGの佐藤竹善(写真/横内禎久)

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 佐藤、藤田千章(Key)、西村智彦(G)のメンバー3人に、ピアノ、ベース、ドラム、パーカッション、コーラスが加わり、12年ぶりにフルバンドで行ったツアーの千秋楽。3時間を切ることを目標にしていたと言うが、佐藤は「最初は3時間5分だったのが、最近は3時間30分。曲も増えてないのに! きょうはたっぷりと、2時間58分ゆっくり楽しんでください」と呼びかけて笑わせた。

 新曲「Ordinary」からスタートし、今年2月に発売された76曲入りのオールタイムベスト『Anthology』にも収録されている代表曲「離れずに暖めて」「Spirit Of Love」などを次々に披露。「La La La」では観客が頭上で手拍子しながらの大合唱となった。

 今月5日に52歳の誕生日を迎えた佐藤は「ミュージシャンとしては晩年」と自虐をまじえながらも「先輩が元気ですから」といい、スターダスト☆レビューの根本要のモノマネを披露。続けて、オフコースの「さよなら」のワンフレーズを歌いながら「小田(和正)さんも、『もう〜終わりだね』と言いながら全然終わらない」と笑いを誘った。

 今後の活動について「自分たちのペースでできるだけたくさんライブをやりたい。100曲ライブとか…」と言いかけたが、「そういうのはスターダスト☆レビューだけでいい」と即撤回。客席から「オールナイトで」という声が飛ぶと、「オールナイトでやると、この人寝ちゃうから」と西村をいじりながらも「できるだけたくさんの曲をやっていきたい」と意欲をみせた。

 アンコールは、SNSで募ったリクエストで圧倒的に1位だったという「心の Evergreen」などたっぷり5曲を演奏。メンバー3人だけステージに残ったラスト曲は「一時期歌っていませんでしたが、ライブの最後はこの曲を歌っていきたい。ここまできたら一生、CDにしないでいようと思います」(佐藤)と紹介した「Utopia」。佐藤はピアノを奏でながらしっとりと歌いあげ、2時間58分では収まりきらなかった千秋楽を締めくくった。

 なお、佐藤がソロでは初のオールタイムベストアルバム(タイトル未定)を7月29日に発売することが決定。DISC1は3枚のオリジナルアルバムからセレクトした14曲に新曲1曲を加えた全15曲、DISC2には他アーティストとのコラボ楽曲に新曲を加えた全13曲を収録予定。初回限定盤のみに付属するDISC3(DVD)には、これまでに制作されたミュージックビデオ14曲が集約される予定。

■『The Sonic Boom Tour 2015』セットリスト
01. Ordinary
02. Hold On
03. 月への階段
04. (How High The Moon/Ella Fitzgerald)〜Together
05. Will
06. Flame
07. One Day
08. 無名の王 -A Wonderer’s Story-
09. 離れずに暖めて
10. 祈り
11. Memory Of Your Smile
12. Human
13. みつめる愛で
14. 眩暈 〜Don’t Blame It On The Summertime〜
15. Rise
16. La La La
17. Seasons Of Change
18. Spirit Of Love
【アンコール】
19. きっと何時の日か
20. 心の Evergreen
21. I’ll Be Over You(TOTOカバー)
22. My Desire
23. Utopia

関連写真

  • 全国ツアー最終公演で熱唱するSING LIKE TALKINGの佐藤竹善(写真/横内禎久)
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