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クミコが歌う“希望の歌”が神戸・宮城の架け橋へ

 歌手・クミコが3月8日に宮城・仙台市民会館 大ホールで行われる『こうべからみやぎへ つなごう音楽の心 震災復興コンサート』に出演し、“中高生の希望の歌”としてロングセラー中の「広い河の岸辺〜The Water Is Wide〜」を神戸・宮城の生協スタッフ約100人とともに合唱することが20日、わかった。

昨年は仙台で「広い河の岸辺」を600人と合唱したクミコ

昨年は仙台で「広い河の岸辺」を600人と合唱したクミコ

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 今年1月、阪神・淡路大震災から20年を迎えた。当時みやぎ生協のスタッフが、被災したコープこうべの支援をしたことがきっかけとなり、2011年3月の東日本大震災時には、コープこうべの職員がみやぎ生協を支援。双方スタッフは現在も交流を続けている。

 その一つが、みやぎ生協が復興の一環で取り組んでいる音楽活動を支援するため、コープこうべが継続的に行っている募金活動。今回の復興コンサートはその募金を活用して開催される。震災当日、宮城県石巻市で被災し、その後継続的に同市を支援しているクミコを迎え、コープこうべ第九合唱団、みやぎ生協スタッフ、1300人の観客(チケット完売)が一体となって、「広い河の岸辺」を合唱することが企画されている。

 クミコは震災時を振り返り、「その日、私は一声も歌うことはできませんでしたが、3ヶ月後、無事だった生協の店舗で歌うことができました。“お帰りなさい”という言葉で迎えられ、涙の中でお互いに手を取り合ったとき、歌うことの意味がわかった気がしました。歌うことは手を取り合うこと。手と手を重ねることで生き合えること」としみじみ。

 「阪神・淡路大震災から20年、東日本大震災から満4年となる今年、こうして仙台の地で歌えることは本当に感無量です。胸が熱くなります。声を合わせ、心を合わせながら、皆さまと共に『広い河の岸辺』を歌い、復興へ向けての力強い一歩をしっかりと確かめたいと思っています」と心を込めて歌うことを誓った。

 朝ドラ『花子とアン』や『マッサン』でヒロインが原曲を口ずさんだことがきっかけで注目を集めている同曲は、神戸と宮城の友情の架け橋ともなりそうだ。

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  • 昨年は仙台で「広い河の岸辺」を600人と合唱したクミコ
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