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きゃりーぱみゅぱみゅ、千秋楽で苦悩明かし涙「辞めたいなと思ったり…」

 歌手のきゃりーぱみゅぱみゅが9日、自身最大規模のアリーナツアー『きゃりーぱみゅぱみゅのからふるぱにっくTOY BOX』最終公演を東京・代々木第一体育館で迎えた。1万人のアンコールを浴びたきゃりーは「嫌なことが続いていました。外歩くだけでプライベートのことを言われたりして…」と語り始め、「辞めたいなと思ったりもしていた」とあふれる涙をぬぐった。

東京・代々木第一体育館でアリーナツアーを打ち上げたきゃりーぱみゅぱみゅ(photo by Aki Ishi)

東京・代々木第一体育館でアリーナツアーを打ち上げたきゃりーぱみゅぱみゅ(photo by Aki Ishi)

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 アンコール1曲目の「CANDY CANDY」を歌い終えたきゃりーが、うつむいたまま涙で言葉を詰まらせた。「なぜ泣いているかというと、本当に本当に感動しました。18歳でデビューして3年、ソロのアーティストは不利で、一人で代々木(第一体育館)を2days埋められるのかすごく不安だった」と女性アイドルグループ全盛期ならではの心細さを吐露しはじめた。

 続けて「嫌なことが続いていました。芸能界ってこんなに大変なんだって思った」と話し、「外を歩くだけでプライベートのこと言われたりして、汚い世界だなと思った」とSEKAI NO OWARIのFukaseとの仲がたびたび報じられることと思われることにも言及した。それでも会場を埋め尽くした1万人の大声援に励まされ「辞めたいなと思ったりもしていたんですけど、これからも夢あるファンタジーを作り続けていきたいと思います」と涙をぬぐって宣言した。

 今回のツアーでは、「きゃりーぱみゅぱみゅの原点回帰」をテーマに、デビュー曲「PONPONPON」のミュージックビデオのようなカラフルでポップなおもちゃ箱の世界を表現。「つけまつける」「もったいないらんど」など新旧のヒット曲を含め、約2時間にわたって全23曲を披露した。

 ファッションアイコンらしい見せ場も作った。カラフルな衣装を着たきゃりーが青と白のドットの箱の中に入ると青のドットのワンピースに早着替え。続けて頭上から金の紙吹雪をかぶると、ゴールドのロングドレスに。白煙を浴びると、今度はワインレッドの超ミニワンピに早変わりし、立て続けに3連続の早着替えをする“イリュージョン”に、会場は「うわぁ〜」という驚きと歓声に包まれた。ツアー中は「ちょいちょい失敗していた」と明かしたが、ファイナルは大成功で締めくくった。

 本ツアーは全国5都市9公演で約9万人を動員。最終日の模様は12月21日午後9時からWOWOWで放送される。

■『きゃりーぱみゅぱみゅのからふるぱにっくTOY BOX』セットリスト
01.もったいないとらんど
02.きゃりーANAN
03.チェリーボンボン
04.スキすぎてキレそう
05.jelly
06.Super Scooter Happy
07.キミに100パーセント
08.PON PON PON
09.Ring a Bell
10.つけまつける
11.おやすみ
12.シリアスひとみ -ARENA edit-
13.ファッションモンスター -Extended Mix-
14.にんじゃりばんばん
15.インベーダーインベーダー
16.み -ARENA edit-
17.きらきらキラー -Extended Intro Ver.-
18.みんなのうた
19.トーキョーハイウェイ
20.ファミリーパーティ -Album Mix-
21.エクスプローラー
【アンコール】
22.CANDY CANDY
23.ちゃんちゃかちゃんちゃん

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