国内最大級の夏フェス『a-nation stadium fes.』が31日、東京・味の素スタジアムで開催され、浜崎あゆみやAAA、SUPER JUNIOR DONGHAE ＆ EUNHYUKらのパフォーマンスを観るために5万5000人が集結。3日間でのべ23万人を動員した（リゾートエリア含む）。

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　10回目の出演となったトップバッターの7人組グループのAAAは、「今までで一番歓声をもらってると思います」（浦田直也）と言い、「10年目にして最高の盛り上がり嬉しい〜」（宇野実彩子）とメンバーもハイテンション。新曲「サヨナラの前に」（9月17日発売）もいち早く披露し、アニメ『ワンピース』（フジテレビ系）主題歌の「Wake up！」や「ハリケーン・リリ、ボストン・マリ」では、「うちわせもタオルでもなんでもいいので回してくれませんか？」（西島隆弘）と観客を煽るなど、アップチューンで観客にパワーを注入した。

　「『a-nation』最終日、最後の最後まで楽しむ準備できてますか〜」（VERBAL）とスタジアムが巨大クラブ化したm-floのステージには、今年7月23日にアルバム『23』でデビューしたMACOもゲスト歌手として出演。水着姿のCeber Japan Dancersを従え、パーティーチューンの「Lotta Love」などで観客を踊らせた。

　「今日は初の『a-nation』ですごく緊張しています」（ソンギュ）と、初出演となった韓国の7人組グループのINFINITEは、メンバーのホヤが「足の怪我でちゃんとしたステージができなくてくやしい」（ホヤ）と言いながらも怪我を感じさせない、パワフルなパフォーマンスを見せた。人気曲「Be mine」や新曲「Last Romeo」で、平均年齢22歳の若さ溢れるフレッシュなステージで、観客の心をギュッと掴んだ。

　韓国の人気グループ・SUPER JUNIORのドンヘとウニョクからなるSUPER JUNIOR DONGHAE ＆ EUNHYUKは、「SUPER JUNIORでは出演したことはありますが、2人では初めてですね。最高に楽しいです」と2人での初出演を喜んだ。新曲「SKELETON」（8月6日発売）やデビュー曲「Oppa Oppa」で盛り上げ、2人のひと言ひと言、じゃれ合う度に歓喜するファン。数日前に韓国でカムバックしたSUPER JUNIORの新曲を「歌ってみましょうか？ウニョクさん振り付けを見せて下さい」とドンヘが歌唱し、ウニョクがダンスを披露する場面も。ドンヘが「愛してるよ〜」と叫ぶと、悲鳴にも似た黄色い歓声が沸き起こった。

　TRFのDJKOOの「お待たせ〜『a-nation』盛り上がってるか〜」との掛け声でCHIHARUとETSUの艶やかなポールダンスでライブがスタート。「CRAZY GONNA CRAZY」と「EZ DO DANCE」のメドレーや「survival dAnce」と大ヒット曲の連発に、5万5000人も一緒に大合唱。SAMのキレのあるダンスとYU-KIの伸びやかな歌声、パフォーマンスはもちろん、観客の盛り上げ方は、さすがのひと言につきる。20年以上、第一線で活躍してきたアーティストの底力を見せつけた。

　通算13回目、皆勤賞の浜崎あゆみは、黒いフードコート姿で登場すると、コートを脱ぎ捨てセクシーな黒色のボディースーツ姿に。「XOXO」では四つん這いになり上半身裸の男性ダンサーと絡み、大人なステージを魅せたかと思うと、「fBLUE BIRD」では白いロングドレスで爽やかな夏の夜を演出。「Love Song」では、力強い歌声を聴かせ歌姫の本領を発揮。「evolution」や「Boys ＆Girls」などのメドレーでは、毎年恒例の浴衣姿でトロッコに乗って会場を周遊。マイクの調子が悪く、声が出ないアクシデントにも見舞われたが、「あゆコール」に手を振り笑顔で応えた。ラストは、Tシャツに黒いサルエルパンツとラフなスタイルでダンスナンバーの「You ＆ Me」を歌唱し、「2014年の『a-nation』最後の曲です」と「july 1st」で3日間の『a-nation』が幕を閉じた。

　このほか、東京カランコロン、Raychell、BRIDGET、Dream5、ケラケラらが出演。今年は、『a-nation』史上初の台湾公演を9月13日に台北 南港101文創会館で、シンガポール公演を10月18日にマスターカード シアターズ マリーナ ベイ サンズで開催することが決定している。