AKB唯一の被災者・岩田華怜「心の復興はまだまだ」

 東日本大震災から丸3年となった11日、AKB48グループが岩手・宮城・福島の被災地3県を訪問。国内4ヶ所の劇場では復興支援特別公演を行った。AKB加入直前、宮城県仙台市の自宅で被災し、しばらく避難所生活を送った被災者でもある岩田華怜(いわた・かれん、15)は同県石巻市を訪れ、「目に見える復興は少しずつ進んでいるかもしれませんが、心の復興はまだまだです」と訴えかけた。

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 2011年3月11日。小学6年の岩田はAKB48の研究生オーディションを受け、夢を追いかけている真っ只中だった。「そんな時に地震があって、すごく不安でしたし悩みましたが、故郷のために、自分に何ができるのかを考えたときに、やっぱりAKB48に入りたいと決意」し、研究生セレクション審査に合格した同年4月に上京した。

 中学2年当時の2012年8月からは、NHK総合の1分番組『カレンの復興カレンダー』(毎週月曜 後7:56)のナビゲーターを務め、被災地で暮らす人たちが綴ったブログ記事を紹介。リアルな被災地の日々の様子を伝えているが、「正直、私は月日がたてばたつほど、やりきれない思いや寂しさ、恐怖が色濃くなる時があります」と自身のGoogle+で被災者としての胸中を吐露した。

 続けて「東北の皆さんは明るく前向きに、今日を生きるために必死で頑張って来ました。だから私はこれ以上、故郷に頑張れとは言えません。みんなもう十分、本当に十分頑張って来たからです」と綴り、「目に見える復興は少しずつ進んでいるかもしれませんが、心の復興はまだまだです」と悲痛な心の叫びを訴えた。

 今回、ともに石巻を訪問した大島優子(25)は「自分の故郷がなくなってしまうことの恐ろしさを同じAKB48メンバーが体感したんだということ、そして、隣で泣いている華怜の姿を見て、その悲しさに胸が痛んだ」と明かす。

 中学を卒業し、4月からは高校生になる岩田の心の傷はまだ癒えていない。それでも「私1人の力では何もできませんが、この先ずーっとこの気持ちを忘れないように、風化させないためにも、できることを探し続けていきたい」と気持ちを奮い立たせ、「今日からまた、前だけを向いて歩き出したいと思います。故郷の人達と一緒に!」と力を込めた。

関連写真

  • 自身も被災者のAKB48岩田華怜は故郷の宮城を訪問(=11日、石巻総合体育館)(C)AKS
  • 午後2時46分には黙とうをささげた(前列左から岩田華怜、大島優子、松井珠理奈、渡辺美優紀)(C)AKS
  • 福島県南相馬市を訪問したHKT48の指原莉乃(=テクノアカデミー浜)(C)AKS
  • ライブ中、ステージから身を乗り出してふれあう松井珠理奈(=11日、石巻総合体育館)(C)AKS
  • 宮城県石巻市を訪れたAKB48大島優子(C)AKS
  • 宮城県石巻市の石巻総合体育館を訪れたAKB48グループ(C)AKS
  • 宮城県石巻市でライブを行ったAKB48グループ(石巻総合体育館)(C)AKS
  • 岩手県宮古市を訪れたAKB48渡辺麻友(C)AKS
  • 岩手県宮古市を訪れたAKB48峯岸みなみ(C)AKS
  • 岩手県宮古市を訪れたAKB48兼NMB48の市川美織(C)AKS
  • 岩手県宮古市でライブを行ったAKB48グループ(グリーンぴあ三陸みやこ)(C)AKS
  • 福島県南相馬市を訪問したAKB48島崎遥香(=テクノアカデミー浜)(C)AKS
  • 福島県南相馬市を訪問した(左から)山本彩、佐藤すみれ、古畑奈和、高橋朱里(=テクノアカデミー浜)(C)AKS
  • 福島県南相馬市でライブを行ったAKB48グループ(テクノアカデミー浜)(C)AKS
  • インフルエンザで休養していた小嶋陽菜はAKB48劇場に(C)AKS
  • 名古屋・栄のSKE48特別公演より(C)AKS
  • 名古屋・栄のSKE48特別公演より(C)AKS
  • 大阪・難波のNMB48劇場より(C)AKS
  • 福岡・博多のHKT48劇場特別公演より(C)AKS
  • 福岡・博多のHKT48劇場でも募金活動(C)AKS

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