東日本大震災から丸3年となった11日、AKB48グループの46人が岩手・宮城・福島の被災地3県を訪れ、復興支援ライブを行った。国内4ヶ所の各劇場でも特別公演を開催。7会場を中継で結んで復興応援ソング「掌が語ること」を266人で大合唱し、支援の継続を誓った。
卒業を控え、AKBメンバーとしては最後の被災地訪問となる大島優子は、宮城県石巻市を訪れ「AKB48を卒業した後も、何らかの形で自分なりに被災地の皆さんを応援する活動を続けて行きたい」と気持ちを新たに。AKB48劇場で特別公演に出演した高橋みなみは「3年という月日が流れています。風化しないよう、私たちは微力ですけど、皆さんと支援の輪を広げていきたいなと思っています」と宣言した。
2011年5月から毎月1回、メンバーが交代で被災地を訪れているAKBグループはこの日、総勢266人が7会場に分かれ、岩手・宮古市に16人、宮城・石巻市に16人、福島・南相馬市に14人の計46人が被災地3ヶ所へ。さらに、AKB48劇場に58人、SKE48劇場に63人、NMB48劇場に57人、HKT48劇場に42人のメンバーが特別公演に参加。震災が発生した午後2時46分には、それぞれの場所で黙とうを捧げた。
特別公演のチケット料金(2000 円)およびチャリティTシャツ(1000 円)の収益および募金は日本赤十字社を通じて全額寄付される。主なメンバーのコメントは以下のとおり。
■高橋みなみ(AKB48)/AKB48劇場
3年という月日が流れています。風化しないよう、私たちは微力ですけど「誰かのために」プロジェクトを通じて、皆さんと支援の輪を広げていきたいなと思っています。AKB48グループは、震災直後から被災地への支援活動として、募金活動などを行っています。被災地への訪問活動は先月で34回を数え、今日3月11日は、毎年特別公演を行っています。こうして私たちがこの日を思ってステージに立つことで、たくさんの方々が、今日この日が東日本大震災の起きた日であり、忘れてはいけない日なんだと思っていただけたら、と思います。AKB48グループメンバー一同、これからもこの活動も頑張っていきたいと思いますし、皆様のお力添えもいただけたらうれしいです。
■渡辺麻友(AKB48)/岩手県宮古市
こうして岩手県宮古市の皆さんと再びお会いできたことをすごくうれしく思っています。皆さんとふれあえて握手もさせていただけて、たくさん話せて、本当にこうして喜んでもらえることがうれしいです。
■大島優子(AKB48)/宮城県石巻市
今日、(岩田)華怜と初めて来させていただいて、自分の故郷がなくなってしまうことの恐ろしさを同じAKB48メンバーが体感したんだということ、そして、隣で泣いている彼女の姿を見て、その悲しさに胸が痛みました。でも、こういうライブを通じて皆さんを笑顔と元気をたくさん届けることができて、そして、とにかく楽しんでもらうこと、心を弾ませてときめいてもらえることが、私たちができる一番のことなんだと今日は改めて実感しました。私自身、AKB48を卒業した後も、何らかの形で自分なりに被災地の皆さんを応援する活動を続けて行きたいと思っています。
■松井珠理奈(SKE48兼AKB48)/宮城県石巻市
私は震災前にSKE48のミュージックビデオ撮影で宮城県にお邪魔したことがありました。その後は復興支援活動という形で48グループの私も、SKE48のメンバーも参加させていただいています。本日はSKE48劇場でも、この場に来れなかったメンバーは特別公演を行っています。実はまだ、被災地訪問に参加できていないメンバーも多くいますので、その仲間ともぜひ被災地支援活動を行えればと思います。そして、SKE48の楽曲でもたくさんの方に元気になってもらえたらいいなと思いました。
■渡辺美優紀 (NMB48兼AKB48)/宮城県石巻市
今日会場でステージから見えた皆さんの笑顔、ハイタッチのとき「娘が笑顔を見せてくれた、ありがとう」と言ってくれたお母さんとの出会いなど、とてもうれしかったです。毎回、本当に心から来てよかったと思うので、これからも私たちにできることを続けていきたいと思います。
■横山由依 (AKB48)/宮城県石巻市
3月11日という日に、AKB48の一員としてこうやって福島や宮城、岩手に行かせていただけることに感謝しています。皆さんの笑顔を見ることができて、一緒の時間を共有できて、今過ごしている一瞬を無駄にしてはいけないんだなと強く感じることができました。自分にできることは、一生懸命歌って、踊ってみんながちょっとでも笑顔になってくれることだと思います。これからもこういった活動を続けていきたいです。
■島崎遥香(AKB48)/福島県南相馬市
まだまだ仮設住宅で暮らしている方も多くいらしている現実に接すると、復興していない部分もたくさんあることを感じます。3年という年月がたち、私の住む関東では記憶として薄れていることも多いですが、まだまだ復興は終わっていないですし続いているんだという事を改めて実感しました。自分自身、AKB48としてもできることをこれからも続けて行こうと思いますし、皆さんにもこの活動を通して3月11日だけではなく、ずっと皆さんに東北のことを考えていってほしい、心に留めておいてほしいと思いました。
■山本彩(NMB48)/福島県南相馬市
福島県を訪れたのは今回が初めてでした。緊張しながらステージに立ったときにたくさんのみなさんが来てくださっていて、私たち以上に元気を出して迎えてくださったのがすごく印象的でうれしかったです。今回、実際に被害にあったという、山田神社に立ち寄る時間がありました。そこは神社だったとはわからないくらい跡形もない状態でしたが、近くには海が見えました。何が起こったのか、見てなくても想像できたこと、そしてそこに立ってみて初めて感じる気持ちがありました。今回はメンバーの人数も、歌わせていただいた曲も多く、皆さんと共有する時間が長くてとても楽しかったです。これからもこういう機会を通じて、みなさんに元気と笑顔をお届けできれば、と思います。
■指原莉乃(HKT48)/福島県南相馬市
南相馬市には2011年のクリスマスに支援活動で伺いました。被災地から遠く離れていると、復興が進んでいるんじゃないかと錯覚することがあるんですが、福島県の海沿いの状況を実際に見ると、まだまだ私たちにできることはたくさんあると、改めて思いました。このAKB48グループの被災地支援活動を通して、実際に被災地の皆様のお話を直接うかがうことができるので、この活動は今後もぜひ続けていきたいと思います。
【訪問地およびメンバー】
■岩手県宮古市 グリーンピア三陸みやこ(16人)
▽市川美織、入山杏奈、大場美奈、柏木由紀、加藤玲奈、倉持明日香、小嶋真子、藤江れいな、峯岸みなみ、渡辺麻友、木崎ゆりあ、松村香織、白間美瑠、山田菜々、松岡菜摘、宮脇咲良
■宮城県石巻市 石巻市総合体育館(16人)
▽岩田華怜、梅田彩佳、大島優子、川栄李奈、菊地あやか、田野優花、永尾まりや、前田亜美、武藤十夢、高柳明音、須田亜香里、松井珠理奈、上西恵、渡辺美優紀、穴井千尋、多田愛佳
■福島県南相馬市 テクノアカデミー浜(14人)
▽北原里英、佐藤すみれ、島崎遥香、高城亜樹、高橋朱里、中村麻里子、山内鈴蘭、横山由依、木本花音、古畑奈和、矢倉楓子、山本彩、指原莉乃、森保まどか
卒業を控え、AKBメンバーとしては最後の被災地訪問となる大島優子は、宮城県石巻市を訪れ「AKB48を卒業した後も、何らかの形で自分なりに被災地の皆さんを応援する活動を続けて行きたい」と気持ちを新たに。AKB48劇場で特別公演に出演した高橋みなみは「3年という月日が流れています。風化しないよう、私たちは微力ですけど、皆さんと支援の輪を広げていきたいなと思っています」と宣言した。
2011年5月から毎月1回、メンバーが交代で被災地を訪れているAKBグループはこの日、総勢266人が7会場に分かれ、岩手・宮古市に16人、宮城・石巻市に16人、福島・南相馬市に14人の計46人が被災地3ヶ所へ。さらに、AKB48劇場に58人、SKE48劇場に63人、NMB48劇場に57人、HKT48劇場に42人のメンバーが特別公演に参加。震災が発生した午後2時46分には、それぞれの場所で黙とうを捧げた。
特別公演のチケット料金(2000 円)およびチャリティTシャツ(1000 円)の収益および募金は日本赤十字社を通じて全額寄付される。主なメンバーのコメントは以下のとおり。
■高橋みなみ(AKB48)/AKB48劇場
3年という月日が流れています。風化しないよう、私たちは微力ですけど「誰かのために」プロジェクトを通じて、皆さんと支援の輪を広げていきたいなと思っています。AKB48グループは、震災直後から被災地への支援活動として、募金活動などを行っています。被災地への訪問活動は先月で34回を数え、今日3月11日は、毎年特別公演を行っています。こうして私たちがこの日を思ってステージに立つことで、たくさんの方々が、今日この日が東日本大震災の起きた日であり、忘れてはいけない日なんだと思っていただけたら、と思います。AKB48グループメンバー一同、これからもこの活動も頑張っていきたいと思いますし、皆様のお力添えもいただけたらうれしいです。
■渡辺麻友(AKB48)/岩手県宮古市
こうして岩手県宮古市の皆さんと再びお会いできたことをすごくうれしく思っています。皆さんとふれあえて握手もさせていただけて、たくさん話せて、本当にこうして喜んでもらえることがうれしいです。
■大島優子(AKB48)/宮城県石巻市
今日、(岩田)華怜と初めて来させていただいて、自分の故郷がなくなってしまうことの恐ろしさを同じAKB48メンバーが体感したんだということ、そして、隣で泣いている彼女の姿を見て、その悲しさに胸が痛みました。でも、こういうライブを通じて皆さんを笑顔と元気をたくさん届けることができて、そして、とにかく楽しんでもらうこと、心を弾ませてときめいてもらえることが、私たちができる一番のことなんだと今日は改めて実感しました。私自身、AKB48を卒業した後も、何らかの形で自分なりに被災地の皆さんを応援する活動を続けて行きたいと思っています。
■松井珠理奈(SKE48兼AKB48)/宮城県石巻市
私は震災前にSKE48のミュージックビデオ撮影で宮城県にお邪魔したことがありました。その後は復興支援活動という形で48グループの私も、SKE48のメンバーも参加させていただいています。本日はSKE48劇場でも、この場に来れなかったメンバーは特別公演を行っています。実はまだ、被災地訪問に参加できていないメンバーも多くいますので、その仲間ともぜひ被災地支援活動を行えればと思います。そして、SKE48の楽曲でもたくさんの方に元気になってもらえたらいいなと思いました。
■渡辺美優紀 (NMB48兼AKB48)/宮城県石巻市
今日会場でステージから見えた皆さんの笑顔、ハイタッチのとき「娘が笑顔を見せてくれた、ありがとう」と言ってくれたお母さんとの出会いなど、とてもうれしかったです。毎回、本当に心から来てよかったと思うので、これからも私たちにできることを続けていきたいと思います。
■横山由依 (AKB48)/宮城県石巻市
3月11日という日に、AKB48の一員としてこうやって福島や宮城、岩手に行かせていただけることに感謝しています。皆さんの笑顔を見ることができて、一緒の時間を共有できて、今過ごしている一瞬を無駄にしてはいけないんだなと強く感じることができました。自分にできることは、一生懸命歌って、踊ってみんながちょっとでも笑顔になってくれることだと思います。これからもこういった活動を続けていきたいです。
■島崎遥香(AKB48)/福島県南相馬市
まだまだ仮設住宅で暮らしている方も多くいらしている現実に接すると、復興していない部分もたくさんあることを感じます。3年という年月がたち、私の住む関東では記憶として薄れていることも多いですが、まだまだ復興は終わっていないですし続いているんだという事を改めて実感しました。自分自身、AKB48としてもできることをこれからも続けて行こうと思いますし、皆さんにもこの活動を通して3月11日だけではなく、ずっと皆さんに東北のことを考えていってほしい、心に留めておいてほしいと思いました。
■山本彩(NMB48)/福島県南相馬市
福島県を訪れたのは今回が初めてでした。緊張しながらステージに立ったときにたくさんのみなさんが来てくださっていて、私たち以上に元気を出して迎えてくださったのがすごく印象的でうれしかったです。今回、実際に被害にあったという、山田神社に立ち寄る時間がありました。そこは神社だったとはわからないくらい跡形もない状態でしたが、近くには海が見えました。何が起こったのか、見てなくても想像できたこと、そしてそこに立ってみて初めて感じる気持ちがありました。今回はメンバーの人数も、歌わせていただいた曲も多く、皆さんと共有する時間が長くてとても楽しかったです。これからもこういう機会を通じて、みなさんに元気と笑顔をお届けできれば、と思います。
■指原莉乃(HKT48)/福島県南相馬市
南相馬市には2011年のクリスマスに支援活動で伺いました。被災地から遠く離れていると、復興が進んでいるんじゃないかと錯覚することがあるんですが、福島県の海沿いの状況を実際に見ると、まだまだ私たちにできることはたくさんあると、改めて思いました。このAKB48グループの被災地支援活動を通して、実際に被災地の皆様のお話を直接うかがうことができるので、この活動は今後もぜひ続けていきたいと思います。
【訪問地およびメンバー】
■岩手県宮古市 グリーンピア三陸みやこ(16人)
▽市川美織、入山杏奈、大場美奈、柏木由紀、加藤玲奈、倉持明日香、小嶋真子、藤江れいな、峯岸みなみ、渡辺麻友、木崎ゆりあ、松村香織、白間美瑠、山田菜々、松岡菜摘、宮脇咲良
■宮城県石巻市 石巻市総合体育館(16人)
▽岩田華怜、梅田彩佳、大島優子、川栄李奈、菊地あやか、田野優花、永尾まりや、前田亜美、武藤十夢、高柳明音、須田亜香里、松井珠理奈、上西恵、渡辺美優紀、穴井千尋、多田愛佳
■福島県南相馬市 テクノアカデミー浜(14人)
▽北原里英、佐藤すみれ、島崎遥香、高城亜樹、高橋朱里、中村麻里子、山内鈴蘭、横山由依、木本花音、古畑奈和、矢倉楓子、山本彩、指原莉乃、森保まどか

2014/03/12