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テツandトモ、桜ソングで11年ぶり紅白狙う ジャージ脱いでギター置いた…

 「なんでだろう〜」のフレーズで2003年の新語・流行語大賞の年間大賞を受賞し、同年の『第54回NHK紅白歌合戦』に初出場したお笑いコンビのテツandトモが、初の本格歌謡曲「桜前線」を2月26日に発売することが11日、わかった。かつて2人に「歌を本気でやれば」と勧めた五木ひろしの応援を得て、お笑いではなく歌手として11年ぶりの紅白出場を目指す。

テツandトモがジャージを脱ぎ、桜ソングの新曲「桜前線」で紅白を目指す(左からテツ、トモ)

テツandトモがジャージを脱ぎ、桜ソングの新曲「桜前線」で紅白を目指す(左からテツ、トモ)

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 テツ(43)はもともと演歌歌手志望で、相方のトモ(43)は役者志望。日本大学藝術学部演劇学科の同級生で、誕生日が1日違いの2人は、大学の同級生の結婚披露宴の余興でデュオを組み、「サライ」の替え歌を熱唱したところ、その場に居合わせた所属事務所の役員が彼らをスカウトした。歌手ではなくお笑いでのスカウトに、「なんでだろう〜」と2ケ月間断わり続けるも「売れたら大好きな歌も歌えるから」という粘り強い説得で、1998年2月にお笑いコンビとしてデビューした経緯がある。

 11年ぶりのメジャーレーベル復帰作となる今作は、彼らにとって初の本格的歌謡曲。作詞は数多のヒット曲を手がけた渡辺なつみ氏(安室奈美恵、KARA、2PM、BoAら)、作曲は紅白歌合戦歌唱曲の数々を手がけた浜圭介氏(奥村チヨ「終着駅」、八代亜紀「舟歌」、「雨の慕情」ほか)という豪華タッグが担当し、“桜ソング”の新たなスタンダードを目指す。

 昨年末に行われたジャケット写真撮影ではトレードマークのジャージを脱ぎ捨て、トモはギターを持たずに、桜をイメージしたさわやかなシャツで登場。11年ぶり2度目の紅白出場ではなく、歌謡曲歌手としての「初出場」にかける彼らの“本気”が伝わるミュージックビデオも、きょう12日からYouTubeで公開される。

 かつて名古屋のテレビ番組で共演して以来、テツandトモをかわいがり、2005年に“哲智”名義で発表したシングル「おいら。」を自身のレーベルから発売させたこともある五木は「今回の『桜前線』は初の本格的な歌謡曲ということで、彼らの歌声の良さが、歌にかける思いが、より鮮明に伝わってきます。今年は私も芸能生活50周年という節目を迎えます。歌手として同じフィールドで歌えることを楽しみにしています」とエールを送る。

 テツは「今までお世話になってきた皆さんに歌でも喜んでもらえるよう、恩返しができるように感謝の気持ちを込めて、精一杯頑張って歌っていきます」と誓い、トモも「ジャージを脱ぎ、ギターを置いた新しい僕たちの世界を、たくさんの方々にお届けできるよう魂で唄います。11年前からの目標『歌でもう一度、紅白歌合戦出場!』を目指します」と力強く宣言した。

 あす13日には千葉・ニッケコルトンプラザでイベントを行うことが決まっており、新曲初披露なるか注目される。

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