ダイアモンド☆ユカイが11月20日、カバーアルバム『RESPECT II』を発売した。“男が惚れる男の歌”というテーマで、選曲は渋めのラインナップ。昨年7月に発売したカバーアルバム『Respect』が好評を集めたことから、第2弾の発売に至った。
「前作は、“男が泣ける”がコンセプト。まるでジム・ジャームッシュの映画のような、渋くてかっこいい世界ができた。それに続く第2弾は、カラフルなものにしたかったんだよね。一方で、“男唄”というテーマも活かしたい。いろいろ考えていると、“それって雅だ”と感じたんだ」
リード曲は、梅沢富美男の「夢芝居」。ジャケット写真は、東京・国立能楽堂を舞台に着物姿で挑むなど、随所に和の趣を感じさせる。
「「夢芝居」は、ギターのリフはロックだし、まさに和洋折衷の世界。ジャケットも雅をイメージしたよ。実は俺の祖父が能の先生なんだけど、一度も能を習ったことがなくて、和の世界を知らない。だって俺はロックに毒されているからさ(笑)。でもこの撮影のとき、何か感じるものがあった。きっと、祖父の血をしっかり受け継いでるってことなんだろう。そこで、自分が感じるままの“和”を表現していけばいいと思ったんだ。クレジットには、祖父の名前を入れてもらって、まさにタイトル通りのリスペクト。意味の深い作品になった」
女性ボーカルの作品も、力強い歌声や生き様が伝わるパワーはもはや男唄。「落陽」「百万本のバラ」「恋人よ」など、歌謡曲やニューミュージックの多彩な楽曲が並んだ。
「カバーはモノマネではなく勝負。曲をどう料理するかのセンスが問われるんだ。オリジナルが一番なのは間違いないけれど、リスペクトしながらもどう自分色に染めていくことができるか。この挑戦だと思う。たとえば「ヨイトマケの唄」は、曲そのものに魂があって、そこに色彩が散りばめられているイメージ。だから色彩をなぞって歌いがちだけど、それでは美輪さんには勝てないんだ。俺だったら、まずは曲のいろんなところを削って、魂の部分だけを残してから唄う。だから今回は、ギター1本で一発録りしたんだ。一番困ったのは「愚か者よ」。ショーケンがあまりに凄すぎて、どう立ち向かおうか本当に悩んだ。こんなこと言うのはおこがましいけど、松田優作さんの気持ちがわかった気がしたね(笑)」
デビューから28年経ち、いろんなものを俯瞰で捉えるようになった。
「長い間音楽だけをやっていると、次第に幅が狭くなっていく気がするんだ。そうなると、好きな人しか集まってこないよね。でも俺は、もっと多くの人に聴いてほしいから、テレビや舞台に出演していろんな表現をする。結局は好きなことをやり続けて、今を一番輝かせるために思い切りやる。それだけだね」
ロック魂を持ち続け、常に挑戦をやめない。「ずっと歌が中心。何年経ってもずっと歌っているよ」と、真っ直ぐなまなざしで語ってくれた。(ORIGINAL CONFIDENCE 13年11月25日号掲載)
「前作は、“男が泣ける”がコンセプト。まるでジム・ジャームッシュの映画のような、渋くてかっこいい世界ができた。それに続く第2弾は、カラフルなものにしたかったんだよね。一方で、“男唄”というテーマも活かしたい。いろいろ考えていると、“それって雅だ”と感じたんだ」
「「夢芝居」は、ギターのリフはロックだし、まさに和洋折衷の世界。ジャケットも雅をイメージしたよ。実は俺の祖父が能の先生なんだけど、一度も能を習ったことがなくて、和の世界を知らない。だって俺はロックに毒されているからさ(笑)。でもこの撮影のとき、何か感じるものがあった。きっと、祖父の血をしっかり受け継いでるってことなんだろう。そこで、自分が感じるままの“和”を表現していけばいいと思ったんだ。クレジットには、祖父の名前を入れてもらって、まさにタイトル通りのリスペクト。意味の深い作品になった」
女性ボーカルの作品も、力強い歌声や生き様が伝わるパワーはもはや男唄。「落陽」「百万本のバラ」「恋人よ」など、歌謡曲やニューミュージックの多彩な楽曲が並んだ。
「カバーはモノマネではなく勝負。曲をどう料理するかのセンスが問われるんだ。オリジナルが一番なのは間違いないけれど、リスペクトしながらもどう自分色に染めていくことができるか。この挑戦だと思う。たとえば「ヨイトマケの唄」は、曲そのものに魂があって、そこに色彩が散りばめられているイメージ。だから色彩をなぞって歌いがちだけど、それでは美輪さんには勝てないんだ。俺だったら、まずは曲のいろんなところを削って、魂の部分だけを残してから唄う。だから今回は、ギター1本で一発録りしたんだ。一番困ったのは「愚か者よ」。ショーケンがあまりに凄すぎて、どう立ち向かおうか本当に悩んだ。こんなこと言うのはおこがましいけど、松田優作さんの気持ちがわかった気がしたね(笑)」
デビューから28年経ち、いろんなものを俯瞰で捉えるようになった。
「長い間音楽だけをやっていると、次第に幅が狭くなっていく気がするんだ。そうなると、好きな人しか集まってこないよね。でも俺は、もっと多くの人に聴いてほしいから、テレビや舞台に出演していろんな表現をする。結局は好きなことをやり続けて、今を一番輝かせるために思い切りやる。それだけだね」
ロック魂を持ち続け、常に挑戦をやめない。「ずっと歌が中心。何年経ってもずっと歌っているよ」と、真っ直ぐなまなざしで語ってくれた。(ORIGINAL CONFIDENCE 13年11月25日号掲載)
2013/11/24



