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帝王マイルス、コルトレーンらジャズ“幻の音源”が世界初登場

 来年1月に創立75周年を迎えるジャズの名門レーベル「ブルーノート」を代表する名盤の“幻の音源”が相次いで発掘され、初めてCD化されることがわかった。「ジャズの帝王」と呼ばれるトランペット奏者マイルス・デイヴィス、テナーサックスの巨匠ジョン・コルトレーンの歴史的名演の別テイクが世界に先駆けて初登場する。

「サムシン・エルス」(1958年)セッション時の“帝王”マイルス・デイヴィス (C)Mosaic Images

「サムシン・エルス」(1958年)セッション時の“帝王”マイルス・デイヴィス (C)Mosaic Images

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 最大の話題は、帝王デイヴィスがブルーノートに残した不朽の名盤『サムシン・エルス』(1958年3月録音)収録の「枯葉」。同盤にはテイク2が収録されたが、別テイク(テイク1)が初CD化される。

 この音源は、ブルーノート研究家のマイケル・カスクーナ氏が30年ほど前に発見していたが、マイルス以外のメンバーの演奏に多少の乱れがあったことから、当時存命だったプロデューサー、アルフレッド・ライオン氏がボツにした判断を尊重して封印されていた。ライオン氏の生誕100周年だった2008年に公式サイトで期間限定公開すると大反響を呼び、ブルーノート75周年企画として初のCD化が実現することになった。

 さらに、ブルーノートの人気No.1アルバム、コルトレーンの『ブルー・トレイン』(57年9月録音)のテイク1も世界初登場。アルバムに収録されているのはテイク3で、過去にテイク2は発表されていたが、テイク1の登場によって世紀の名演がどのように仕上がっていったのかが初めて明らかになる。

 このほか、アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズの『モーニン』(58年10月録音)収録の人気曲「ブルース・マーチ」の別テイク、エリック・ドルフィーの代表曲「ハット・アンド・ベアード」の別テイク、ウェイン・ショーターの代表曲「ウィッチ・ハント」の別テイクなどが初めてCD化される。

 これらの未発表音源を含む『ブルーノート総選挙「アルバム編」』上位50作の名盤は、通常のCDの16ビット44.1kHzをはるかに上回る24ビット192kHzの最新リマスタリングで、今月23日と11月20日に25作ずつ発売される。
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関連写真

  • 「サムシン・エルス」(1958年)セッション時の“帝王”マイルス・デイヴィス (C)Mosaic Images
  • 名演「枯葉」のテイク1が初収録される『サムシン・エルス』のジャケット
  • ジョン・コルトレーンの「ブルー・トレイン」テイク1が収録されるブルーノート人気No.1の名盤『ブルー・トレイン』
  • アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズの「ブルース・マーチ」の別テイクを収録する『モーニン』

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