ORICON NEWS

変化を求め続けるVAMPS HYDE&K.A.Zが語るビジョン

 2年ぶりのシングル「AHEAD/REPLAY」(発売中)をリリースしたL’Arc〜en〜Cielのボーカル・HYDEとOblivion Dustのギター・K.A.Zからなる人気ロックユニット・VAMPS。6月28日から全国5都市のライブハウス「ZEPP」を数日間にわたって占拠する恒例の“籠城型”ライブツアーをスタートさせた二人に、新曲に込めた想いや今後の展望について聞いた。

ORICON NewSのインタビューに応じたVAMPS

ORICON NewSのインタビューに応じたVAMPS

写真ページを見る

――9ヶ月ぶりのZEPPツアーが開幕しました! 東京7days公演からスタートして手応えは?
【HYDE】「良い感じじゃないですかね。ああでもない、こうでもないと言いながら緊張感持ってやれていて、良いスタートが切れてますね」
【K.A.Z】「今回のライブは、前の年に比べてスタートダッシュが早い感じがする。今までやってきた音とかを踏まえた上でのスタートなので、やりやすいです。バンドメンバーやスタッフチーム含めて、前回の反省点を踏まえて臨んでいるので、話し合いをしても伝わりやすいので、これからどんどん良くなっていくのが楽しみですね」

――日に日にライブの質が上がっているなと感じている、と。
【HYDE】「そうですね。普通のツアーだと、すぐ次の公演場所に行くから、そうすると、音響をまたイチから作らないといけない。けれど、恒例の“籠城型”だと、1日目から最高の状態で始めているので、どんどん良くなっている…はずです(笑)」

――今回のツアーで掲げているテーマやコンセプトは?
【HYDE】「今回は、割り切った音作りを意識している。アクリル板を取り入れたり、見た目とかも結構変わっていると思う。いろんな形で、音の追求をしてたけど、今回はガラッと変化しているんじゃないかな」
【K.A.Z】「2年ぶりに新曲も作ったし、それがメニューの中に加わることで雰囲気が違って見えたりしていると思います。本来ならアルバムを出してツアーをやるところを、今回はシングル2曲出してのツアーになっているけど、それでもいつもと違う内容になっているし、ファンも新鮮に観られるのではと思う。研ぎ澄まされた感じのライブを心がけています」

――ライブでの新曲の反応はどうですか?
【HYDE】「あ、意外と盛り上がるなって思いました(笑)。新鮮なのが大きいと思うんですけど、僕らもやっていて気持ちが良かったです」
【K.A.Z】「そうですね、会場の雰囲気がすごくいい感じで、バンドの一体感もあった。あと、ファンの方がどんなノリをするのかというのも気にしながら演奏してます」

――それにしても、新曲が2年ぶりというのは意外に感じました。
【K.A.Z】「2年って、空いちゃった感じはあるんですけど、その間、ツアーをやっていたりしたので、ものすごい長いって感じがしなかったんですけどね(苦笑)」
【HYDE】「ね〜。2年空いてしまったのか…と思うけど、僕からすると、2年はきのうみたいな感覚もあって…。最近は10年もあっという間の感じなのにね(笑)。でも、世の中的に2年というのは大きいということは感じてる。ただ、いざ曲を作ろうと思うと時間がかかりました」

――産みの苦しみがあった?
【HYDE】「ファンを待たせた分、久しぶりのシングルへの気持ちとして、完成度が高いものを出したかったので、結構悩みましたね」
【K.A.Z】「僕も、なかなか出てこないことがありましたね。でも、結果的にいい曲ができてよかったです。ひと安心してます」

――現在ZEPPツアー真っ只中ですが、さらに9月28日から3年ぶりの海外ツアー、今秋にはベストアルバムを発売することも発表されました。この2大発表にも並々ならぬ想いが感じられます。
【HYDE】「そうですね。ベストアルバムをリリースして、それを引っさげてワールドツアーをすることは、僕たちにとっても大きなことになると思う。ベスト盤は全部歌詞を英詞で録り直すし、やれることは全部やっている。これ以上のやり方がわからないくらいベストを尽くしてますよ」

――海外ツアーは、スペイン・バルセロナを皮切りに、フランス・パリ、ドイツ・ベルリン、イギリス・ロンドンをめぐりますね。
【K.A.Z】「やっぱり、VAMPSの活動において、海外でもっと広めたいという想いが大きいんです。そこは今後も外せない部分。一人でも多くの人に聴いてもらいたいです」

――過去に世界ツアーをめぐってみて、海外のファンの印象は?
【HYDE】「ダイレクトな反応をしてくれるんで、すごくわかりやすいですよね。少しアドリブを入れるだけで、『キャー!』ってなるし。日本のファンとはまた違うやりがいがある」
【K.A.Z】「海外のファンって、ロックに慣れてますよね。お客さんの中で一体感を作るのが上手だなって見ています」
【HYDE】「あと、日本だと盛り上がらない曲が盛り上がったりするのが面白い。英詞の曲が特にそうだったりするんですけど、海外だと、みんな本気で歌うんです。あぁ、英語の曲作ってよかったなって思いますよ」

――今秋リリースのベストアルバムもそうですけど、新曲も英詞がメインになっていますよね。
【HYDE】「そうですね。やはり、海外も意識して作っていますから。特に「REPLAY」はタイアップの関係(ゲームアプリ『ダークラビリンス』メインテーマ)で海外でもダウンロードされる可能性もあったので、英語の方がいいなと思ったんですよね」

――今後のVAMPSの活動にますます目が離せませんね。
【HYDE】「VAMPSって、進化のスピードがすごく早いバンドだと思う。どんどん吸収していくし、披露していく場がけっこうあるし。慣れが生じると、ずっと同じ事を繰り返してしまうけど、僕らはどんどん変化していく。ワールドツアーだったり、やりたいことがいっぱいあるバンドなので、観ていて楽しいと思いますよ、VAMPS」

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索