サザンオールスターズ・桑田佳祐の新曲「Yin Yang（イヤン）」（3月13日発売）のミュージックビデオが2月28日、初公開され、同曲を主題歌に起用しているフジテレビ系ドラマ『最高の離婚』（毎週木曜　後10：00）に出演する瑛太、尾野真千子、真木よう子、綾野剛の4人が登場していることがわかった。

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　瑛太たちが登場するのは曲の後半部分。ドラマで見覚えのある赤い幕の前で桑田が歌う場面で、幕が開くとキャストの4人がタキシードとイブニングドレス姿で踊っているというもの。謎の覆面レスラーと4人が格闘したり絡んだりするシーンもインサートされ、今後のドラマ本編のエンディングと関係しているのかいないのかも、気になるところだ。

　今回のMVは、架空のテレビ局「Yin Yang TV」による音楽番組をイメージしたセットで、1970年代を思わせるカオティックな雰囲気を演出。淫靡（いんび）で、「これぞジャパニーズR＆B」といえる曲調と相まって、よりディープな世界へと誘う。

　番組のリハーサルという設定の場面では、桑田やバンドメンバー以外にも、番組ディレクター、アシスタントディレクター、カメラマン、胡散臭いプロデューサー、掃除のおばちゃん、舞妓さん、そしてなぜか怪獣のピグモンとカネゴン、さらにはセクシーなカバーガールも現れて、賑やかしていく。

　間奏部分では、桑田がピグモンとカネゴンに囲まれ、ウルトラマンが変身のために使うフラッシュビームをスプーンと間違える、という実際にドラマの中にあった場面を、スプーンをマイクに変えてパロディにするなど、かつての日本のエンタテインメントに対するオマージュを随所に散りばめた見応えのある作品に仕上がっている。