3人組ユニット・いきものがかりが初のバラードベスト『バラー丼』(12月19日発売)をリリース。大みそか恒例の『第63回NHK紅白歌合戦』では、紅組のトリを務める彼らが、大活躍した2012年を振り返る。
◆不安なく全ツアー回れたのはすごくありがたいこと
――『バラー丼』に収録されている「風が吹いている -UK recorded version-」は、オーケストラを使い、オリジナル曲とはまた違う壮大な仕上がりですが。初の海外(ロンドン)レコーディングはいかがでしたか?
【水野良樹】 スタジオの目の前に池があったり日本とはまったく違う環境で。とにかく解放感があって機材に陽が当たっているっていうのが新鮮でした。
【山下穂尊】 スタジオの建物がナウシカのオームみたいな形だしね。
【吉岡聖恵】 で、隣には牛が歩いている(笑)。すべてが満ち足りていて幸せボケしそうでした。
【水野】 ミュージシャンもざっくばらんというか。最初は大丈夫か?って思うような適当さで始まるんだけど、弾きながらどんどんテンションが上がって上手くなっていくんですよ。演奏も機嫌もあそこまではっきり変わるのはカルチャーショックでしたね(笑)。
――初めての環境で歌声や演奏も変わりました?
【吉岡】 エンジニアさんもテンポ感も違うから最初はしっかりしなきゃって思ったけど、いつも自分はかっちり歌っていたんだなって実感して。あの環境とあのオケなら柔らかく歌うのが合っていると思ったし、それによっていいものになったと思いますね。
【水野】 音や歌が具体的にどう変わったというより、意識の変化みたいなものがあったんじゃないかな。それが何か具体的には言えないけど、今後何らかの形で影響してくるだろうなって。あと日本のプレイヤーがどれだけうまくて正確かってことを改めて認識できたのも大きな収穫でしたね。
――そんなロンドン帰国後すぐに、4月からスタートしていたツアーの後半戦に突入しましたが。約7ヶ月にわたる怒涛のロングツアーの感想は?
【山下】 前半のホールツアーはホーム感があったし、後半のアリーナツアーはうわっと開けた感じで。今回はどっちのおいしさも味わえましたね。
【吉岡】 私的にはアリーナツアーの最後に歌った“ラララ”のリプライズが後半のポイントでした。ここはみんなで共有した時間の確認でもあるし、盛り上がっている人も自分の世界に入っている人もそれぞれいて。ライブが終わればまた元の生活に戻っていくけど、その瞬間まで思いっきり一緒に過ごすっていう感覚になれたかなと。
【水野】 今までならここまで長いと波があるものなんだけど、今回はホールにしろアリーナにしろ1本1本すごく安定してできたのが僕としてはすごく良かった。人間なので体調の変化もそれぞれあるけど、それを補いながらチーム全体で頑張れたのはすごく価値のあることだなって。
【吉岡】 私も照明さんとか音響さんとか各セクションが愛情を持ってやってくれたのは終わってみてすごく感じる。不安なく全ツアー回れたのはすごくありがたいことですよね。
◆今年も『紅白』のステージに立たせてもらえるのは嬉しい
――ちなみに今回、ツアーとロンドンにはNHKのドキュメント番組チームがずっと密着していたそうですね。
【山下】 ツアーの楽屋ではつねにカメラが回っていましたね。最初は本とか読んでいても何かしないと悪いかなって思ったけど、最後の方は自然といた感じで。
【吉岡】 私が本番前にストレッチしたり発声しているときも部屋の隅に静かにいました(笑)。インタビューも普段よりグッと探ってくるというか。先の先まで掘るって感じだったので結構、素になっちゃっていると思いますよ。
――暮れのオンエアが楽しみです。で、大みそかはそのNHKで『紅白歌合戦』。5年連続出場ですっかり常連組になりましたね。
【吉岡】 いや、何回出ても緊張感はありますよ。
【山下】 一緒に出る人が大御所すぎるので。
【水野】 去年なんて対戦相手が五木ひろしさんですからね。「どう思われますか?」って聞かれたんですけど、「光栄です」としか言いようがない(笑)。まぁでも、ここ数年は終わるたびに来年も出られるように頑張りましょうって感じで噛みしめながらやっていたので、今年もあのステージに立たせてもらえるのは嬉しいですよね。
――では今年も年越しはNHKですか?
【水野】 予定どおりなら。いつもありがとうございます〜ってステージを下りて、ワーッとみんなで戻ってくるあたりにちょうど年明けなんですよ。で、軽く打ち上げをしてそこから『カウントダウンTV』(TBS系)に移動するっていう。今年も多分そうなるんじゃないかな。でも僕、毎年『カウントダウンTV』が終わって楽屋に戻ったときが1年で一番テンション低いんです。もう疲れちゃって……。
【吉岡】 低いよねぇ。でもそれが私たちの仕事納めであり仕事始めなんですよね。
(文:若松正子)
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◆不安なく全ツアー回れたのはすごくありがたいこと
――『バラー丼』に収録されている「風が吹いている -UK recorded version-」は、オーケストラを使い、オリジナル曲とはまた違う壮大な仕上がりですが。初の海外(ロンドン)レコーディングはいかがでしたか?
【水野良樹】 スタジオの目の前に池があったり日本とはまったく違う環境で。とにかく解放感があって機材に陽が当たっているっていうのが新鮮でした。
【山下穂尊】 スタジオの建物がナウシカのオームみたいな形だしね。
【吉岡聖恵】 で、隣には牛が歩いている(笑)。すべてが満ち足りていて幸せボケしそうでした。
【水野】 ミュージシャンもざっくばらんというか。最初は大丈夫か?って思うような適当さで始まるんだけど、弾きながらどんどんテンションが上がって上手くなっていくんですよ。演奏も機嫌もあそこまではっきり変わるのはカルチャーショックでしたね(笑)。
【吉岡】 エンジニアさんもテンポ感も違うから最初はしっかりしなきゃって思ったけど、いつも自分はかっちり歌っていたんだなって実感して。あの環境とあのオケなら柔らかく歌うのが合っていると思ったし、それによっていいものになったと思いますね。
【水野】 音や歌が具体的にどう変わったというより、意識の変化みたいなものがあったんじゃないかな。それが何か具体的には言えないけど、今後何らかの形で影響してくるだろうなって。あと日本のプレイヤーがどれだけうまくて正確かってことを改めて認識できたのも大きな収穫でしたね。
――そんなロンドン帰国後すぐに、4月からスタートしていたツアーの後半戦に突入しましたが。約7ヶ月にわたる怒涛のロングツアーの感想は?
【山下】 前半のホールツアーはホーム感があったし、後半のアリーナツアーはうわっと開けた感じで。今回はどっちのおいしさも味わえましたね。
【吉岡】 私的にはアリーナツアーの最後に歌った“ラララ”のリプライズが後半のポイントでした。ここはみんなで共有した時間の確認でもあるし、盛り上がっている人も自分の世界に入っている人もそれぞれいて。ライブが終わればまた元の生活に戻っていくけど、その瞬間まで思いっきり一緒に過ごすっていう感覚になれたかなと。
【水野】 今までならここまで長いと波があるものなんだけど、今回はホールにしろアリーナにしろ1本1本すごく安定してできたのが僕としてはすごく良かった。人間なので体調の変化もそれぞれあるけど、それを補いながらチーム全体で頑張れたのはすごく価値のあることだなって。
【吉岡】 私も照明さんとか音響さんとか各セクションが愛情を持ってやってくれたのは終わってみてすごく感じる。不安なく全ツアー回れたのはすごくありがたいことですよね。
◆今年も『紅白』のステージに立たせてもらえるのは嬉しい
――ちなみに今回、ツアーとロンドンにはNHKのドキュメント番組チームがずっと密着していたそうですね。
【山下】 ツアーの楽屋ではつねにカメラが回っていましたね。最初は本とか読んでいても何かしないと悪いかなって思ったけど、最後の方は自然といた感じで。
【吉岡】 私が本番前にストレッチしたり発声しているときも部屋の隅に静かにいました(笑)。インタビューも普段よりグッと探ってくるというか。先の先まで掘るって感じだったので結構、素になっちゃっていると思いますよ。
――暮れのオンエアが楽しみです。で、大みそかはそのNHKで『紅白歌合戦』。5年連続出場ですっかり常連組になりましたね。
【吉岡】 いや、何回出ても緊張感はありますよ。
【山下】 一緒に出る人が大御所すぎるので。
【水野】 去年なんて対戦相手が五木ひろしさんですからね。「どう思われますか?」って聞かれたんですけど、「光栄です」としか言いようがない(笑)。まぁでも、ここ数年は終わるたびに来年も出られるように頑張りましょうって感じで噛みしめながらやっていたので、今年もあのステージに立たせてもらえるのは嬉しいですよね。
――では今年も年越しはNHKですか?
【水野】 予定どおりなら。いつもありがとうございます〜ってステージを下りて、ワーッとみんなで戻ってくるあたりにちょうど年明けなんですよ。で、軽く打ち上げをしてそこから『カウントダウンTV』(TBS系)に移動するっていう。今年も多分そうなるんじゃないかな。でも僕、毎年『カウントダウンTV』が終わって楽屋に戻ったときが1年で一番テンション低いんです。もう疲れちゃって……。
【吉岡】 低いよねぇ。でもそれが私たちの仕事納めであり仕事始めなんですよね。
(文:若松正子)
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2012/12/27



