人気アイドルグループ・AKB48が26日、念願の東京ドーム3夜連続公演の千秋楽を行った。アンコール明け、4万8000人の“あっちゃん”コールに迎え入れられ、純白のドレスでスポットライトを浴びた前田敦子(21)は「正直、すごく寂しいです」と涙ながらに本音を吐露。「ですが、自分で選んだ道。ここから前に歩き出していきたいと思います」と宣言し深々と一礼すると、ますます大きくなるコールに涙が止まらず、1分近く頭を上げられずにいた。 「AKB48は私の青春のすべてでした」――。かみしめるように語りかけた前田は、卒業ソング「夢の河」を静かに歌い始めた。選抜常連組の高橋みなみ、小嶋陽菜、板野友美、峯岸みなみ、篠田麻里子、大島優子、柏木由紀、渡辺麻友、松井珠理奈の9人一人ひとりとハグし、マイクを通さずに会話をする感動のシーンにメンバーもファンも涙、涙。小舟に乗って一人旅立つ姿に、これまで泣かずにいた篠田も涙をこらえきれなかった。