昭和歌謡のテイストを狙った女性の歌い手には、2003年デビューのまきのめぐみや、06年に笠置シヅ子の「東京ブギウギ」で昭和歌謡をカバーするという新展開に踏み出した水瀬あやこらがいるが、時期尚早だったのか大きなブレイクには至っていない。 しかし、両社の制作スタッフは新たな才能との出会いを得て、それぞれに昭和歌謡の香りを漂わせる伊藤美裕(11年4月「六本木星屑(スターダスト)」でデビュー)、かとうれい子(09年11月、「東京夜曲」でデビュー)を売り出した。三人娘や御三家に象徴されるように、ライバル関係が築くトライアングルはシーンを活性化する。10年7月に平尾昌晃プロデュースにより「ゆれて遠花火」でデビューした西田あいを加えたこの路線が、徐々に可能性を拡大させている。

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  • 昭和歌謡の香りを漂わせる伊藤美裕
  • 伊藤美裕とともに売りだされたかとうれい子

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