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ピアニスト・豊田裕子の新作『クリスタリア』は西洋クラシックと日本の郷愁のハイブリッド

 クラシックピアノで異彩を放つ豊田裕子が3月28日、ニューアルバム『クリスタリア』をリリースする。西洋クラシックと日本の郷愁のハイブリッドとでも言えばいいのか。「月光」と「与作」をかけあわせる発想には驚かされる。

豊田裕子/ピアノは透明感ある音色が特徴で、パイプオルガンも演奏する稀有なピアニストとして注目されている。

豊田裕子/ピアノは透明感ある音色が特徴で、パイプオルガンも演奏する稀有なピアニストとして注目されている。

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 2002年にウィーンでデビューコンサートを開いて以来、多くの演奏会を重ねてきた。2010年にショパンの名曲を大胆にアレンジした作品『ショパン・ドゥ・クリスタル』は各方面から高い評価を得ている。それがいま、なぜ「与作」なのか。

 「与作の民謡に近いシンプルな歌詞やメロディは日本の里山を思う心そのものだと感じ、月夜の森が連想されるベートーベンの『月光』に木こりを登場させました。太鼓との共演で、自然との調和を表現したいと思ったんです」と豊田。月を見上げる心は「ふるさと」につながる味わいがある気がして、月にまつわる2曲を厳選したという。偶然にも『荒城の月』にジプシー音階が使用されていることから、ジプシーのメロディを採譜して作られたハンガリー舞曲を組み合わせた試みも見事だ。

 新しい音楽に触れる姿勢を持つなら、先入観は取り払うべきだ。「浜辺の歌」とショパンの「ノクターン」が融合した「浜辺のノクターン」や、「組曲 おもちゃのカーニバル」等、聴いてみて初めてわかる食べ合わせの妙に驚くはず。全12曲。

豊田裕子オフィシャルサイト http://yukotoyoda.net/

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  • ニューアルバム『クリスタリア』

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