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井森美幸、23年ぶり“新曲”は地元・群馬へのチャリティソング

 タレントの井森美幸が、きょう1月31日より配信の東日本大震災のチャリティソング『予定〜群馬に帰ったら〜』で、ボーカルと作詞を担当している。井森の“新曲”発表は、1989年の「セピア・あなた・かも」以来、23年ぶり。ORICON STYLEのインタビューに応じた井森は、故郷・群馬への思いを込めた今作のこだわりを語ってくれた。

チャリティソング「予定〜群馬に帰ったら〜」を歌う井森美幸 (C)ORICON DD inc.

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 井森が参加した今回の楽曲は、さまざまなアーティストが地元の郷土料理や名所、名産品などを歌に乗せて紹介する『予定』シリーズの群馬バージョン。福島・いわき市出身のミュージシャン・富澤タクのバンド・ナンバーザと猪苗代湖ズのメンバー・箭内道彦によるユニット・だっぺズが『予定〜福島に帰ったら〜』を昨年4月に配信したのを皮切りに、その輪は東北から全国へ広がりつつある。

 井森が『予定』シリーズと出会ったのは昨年8月。自身がパーソナリティを務めるbayfmのラジオ番組『BAYLINE Go! Go!』にゲスト出演した富澤が、『予定〜福島に帰ったら〜』を生披露したのがきっかけ。誰もが自分の故郷に置き換えることができる歌詞と素朴なメロディに井森が共感し、今回のプロジェクトに賛同した。

 今までに宮藤官九郎と中村雅俊、シンガー・ソングライターの高橋優、ラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』のパーソナリティのとーやま校長とやしろ教頭らが同シリーズに参加。井森は「この流れで『なんでこの人?』って思われる事が、逆に嬉しい。そういう入り口でもいい」と、認知度拡大に向けて久々に歌声を披露した。

 「去年の震災をきっかけに曲を作る人って多かったと思うし、『予定』もそこから生まれた曲。富澤さんの曲を聴いて、福島の情景が思い浮かぶのが新鮮だった。行ったことのない県でも映像が浮かぶ。イマジネーションが広がった」と、歌の力を再認識したと語る井森。今回の楽曲には「震災で考え方が変わることもあったし、何か力になりたいと思っていたので、歌手をしていた時とは違う気持ちがあった」と、特別な思いで向き合ったという。

 2008年から「ぐんま大使」に就任するなど、故郷への思いは強く、作詞にも自然と力が入った。「水沢うどん」「高崎ダルマ」「草津温泉」など、郷土料理や名所などを盛り込み「自分が経験してきたことや、群馬県民ならば共感できるものがいいなって思って、王道のものをしっかりと入れた。群馬を音楽で発信できるのが嬉しい」と語る表情は晴れやかだ。

 さらに注目なのは、歌手デビュー当時やバラエティ番組などで発する時とは異なる井森の歌声。「実はこれ、女性は初の(『予定』シリーズ)参加だったんですけど、元は男性のキーの曲なので、そのまま歌うと暗くなるので、高く歌ったんです。これがま〜、キーが高くて。高い声を出す事は少なかったので、聴くと『意外』って思うかも? まずは1回聴いてみて」と呼びかけた。

 井森が「井森美幸とナンバーザ」名義で歌う『予定〜群馬に帰ったら〜』は、きょう午前10時よりTOKYO FM携帯サイト、音楽ダウンロードサイト「OTOTOY」にて420円で配信。この曲の全収益(必要経費を差し引いた金額)は、福島県、岩手県、宮城県の各県へ等分し、それぞれの県災害対策本部を通じて寄付される。

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