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【レコ大】大賞はAKB48「フライングゲット」 秋元康も涙浮かべ「夢は叶うんだということを彼女たちが証明してくれた」

 年末恒例の音楽賞『第53回日本レコード大賞』の最終選考会が30日、東京・初台の新国立劇場中劇場で開催され、人気アイドルグループ・AKB48 が「フライングゲット」で初の大賞を獲得した。昨年は大賞を逃したことで、放送後の廊下で号泣したというメンバーだったが、今年は昨年のリベンジを果たし、文句無しの受賞。改めて“AKBイヤー”であったことを実証した。大賞が決まった瞬間、メンバー全員歓喜の涙。前田敦子は「応援して下さった全ての方に感謝したいです」と声を震わせた。またプロデューサーの秋元康氏もステージに上がり、目に涙を浮かべながら「夢は叶うんだということを彼女たちが証明してくれた。とても嬉しいです。おめでとう」とねぎらいの言葉をかけた。

大賞曲「フライングゲット」を披露するAKB48 (C)ORICON DD inc.

大賞曲「フライングゲット」を披露するAKB48 (C)ORICON DD inc.

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 受賞曲となった「フライングゲット」は、2011年間シングル売上げでも堂々の1位を獲得。さらに2位「Everyday、カチューシャ」、3位「風は吹いている」、4位「上からマリコ」、5位「桜の木になろう」と、TOP5を独占するという快挙を成し遂げ話題を呼んだ。

 パフォーマンス前に大島優子は「私たちはただただ走ってきただけなので、関わってくださった皆さんに本当に感謝したい」とコメント。また、今年1年を振り返って高橋みなみは「本当にあっという間の1年でした。改めてこの職業の素晴らしさを感じました。この喜びを秋元康先生に捧げたいです」と感慨深げに語った。この日のためだけに用意したという白と黒のチェック柄の衣装で元気一杯に「フライングゲット」を披露し会場を沸かせた。

 放送終了後にはメンバー同士が肩を抱き合いながら号泣。前田敦子はもらった楯で号泣する顔を隠しながら崩れ落ちた。司会の堺正章からコメントを求められた高橋みなみは「いろんなことやらせていただいていますが、私たちの力はほかのアーティストの方々に比べたらまだまだ劣っている。自分たちのできることは精一杯笑顔で、皆さんを元気にすることだと思っているので、これからも続けていきたいです」と決意のコメント。さらにステージに上がった秋元康氏もメンバーと握手を交わすと、「夢は叶うんだということを彼女たちが証明してくれた。とても嬉しいです。おめでとう」と目に涙を浮かべながらコメントした。

 半世紀以上の歴史を持ち音楽界の権威として知られる同賞は、今年もTBS系で『第53回 輝く!日本レコード大賞』として午後6時半より東京・初台の新国立劇場から生中継。司会は堺正章が16年連続、藤原紀香が3年連続で担当し、同局アナウンサーの安住紳一郎、加藤シルビア、枡田絵理奈も出演した。

【2011年度 優秀作品賞一覧】
「Esperanza」西野カナ
「GO GO サマー!」KARA
「CALL」AAA
「この夜を止めてよ」JUJU
「庄内平野 風の中」水森かおり
「情熱のマリアッチ」氷川きよし
「それでも信じてる」FUNKY MONKEY BABYS
「フライングゲット」AKB48
「Why?(Keep Your Head Down)」東方神起
「笑ってたいんだ」いきものがかり
(作品名 50音順)

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  • 大賞曲「フライングゲット」を披露するAKB48 (C)ORICON DD inc.
  • 気合い十分で『レコード大賞』の舞台に上がったAKB48 (C)ORICON DD inc.

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