ORICON NEWS

【オリコン】由紀さおり、国内で41年ぶりTOP10 女性最年長63歳

 歌手・由紀さおり(63)が、米オレゴン州・ポートランドを拠点に世界で活躍するジャズ・オーケストラ「ピンク・マルティーニ」と共演した日本語カバーアルバム『1969』(10月12日発売)が週間1.1万枚(累積1.4万枚)を売り上げ、11/28付週間アルバムランキングで前週26位から7位へ急上昇した。由紀がTOP10入りしたのは、1971年1/25付でシングル「生きがい」が7位を記録して以来、40年10ヶ月ぶり。欧米でのブレイクをきっかけに日本でもじわじわと売り上げを伸ばし、発売6週目でついにTOP10入りした。

カバーアルバム『1969』で40年10ヶ月ぶりにTOP10入りを果たした由紀さおり

カバーアルバム『1969』で40年10ヶ月ぶりにTOP10入りを果たした由紀さおり

写真ページを見る

 さらに、今月63歳になったばかりの由紀は、女性アーティスト史上最年長でのアルバムTOP10入りを達成。単独名義作品が対象のため、ピンク・マルティーニと共作した本作の記録は参考記録となるが、高橋真梨子が『No Reason 2〜もっとオトコゴコロ〜』(昨年5月発売)で樹立した61歳3ヶ月の記録を更新した。

 今作『1969』は、由紀がデビューした1969年に国内外で話題を集めた作品のカバーアルバム。由紀のデビュー曲で同年の年間シングルランキング1位となった「夜明けのスキャット」のセルフカバーをはじめ、いしだあゆみ「ブルー・ライト・ヨコハマ」、ヒデとロザンナ「真夜中のボサ・ノバ」、黛ジュン「夕月」など全12曲のカバーを収録した。

 仏語で歌ったフランシス・レイの「さらば夏の日」のカバー以外はすべて日本語で歌唱しているにもかかわらず、米iTunesジャズ・チャートで1位(11/2付)を獲得。米ビルボードのジャズ・アルバムチャート初登場5位(11/19付)、カナダのiTunesワールドミュージックチャート1位、ギリシャのIFPI総合アルバムチャート4位など、海外で軒並み上位にランクインしたことで話題となっている。

■由紀さおり&ピンク・マルティーニ…両者の出会いは、12人編成の米ジャズ・オーケストラ「ピンク・マルティーニ」のリーダーでピアニストのトーマス・M・ローダーデールが、地元の中古レコード店で由紀の1stアルバム『夜明けのスキャット』のLP盤を手にしたことがきっかけ。ジャケットの美しさと透明感のある歌声に魅了されたローダーデールは、2007年に発売した彼らのアルバムで由紀の楽曲「タ・ヤ・タン」を日本語カバー。同曲のライブ映像を偶然YouTubeで発見した由紀のスタッフが連絡を取り、国境を超えた交流が始まった。

由紀さおり チケット発売情報

■禁無断複写転載
※オリコンランキング(売上枚数のデータ等)の著作権その他の権利はオリコンに帰属していますので、無断で番組でのご使用、Webサイト(PC、ブログ、携帯電話)や雑誌等で掲載するといった行為は固く禁じております。詳しいお問い合わせは、弊社広報企画部までお願いいたします。


オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索