倉木麻衣が語った20周年「デビュー当時はすごい鼻声、『名探偵コナン』と共に成長できた」

いまやアジアでもっとも知られている日本人アーティストに

 倉木麻衣が初めて海外(台湾)でライブを行ったのは2007年。2010年代に入ってからも、ほぼ毎年のようにアジア各国での公演を継続し、昨年、中国最大の音楽アワード「第25回CHINESE TOP10 MUSIC AWARDS」で「アジア風雲歌手賞」を受賞するなど、いまやアジアでもっとも知られている日本人アーティストとなった。海外のファンに対する思いも年々大きくなっているようだ。

「デビュー当初からアジアの方からファンレターをいただいて、“ぜひこちらでライブをやってください”という声も届いていて。日本での活動だけで精一杯だったし、なかなかタイミングが合わなかったんですけど、2007年に念願が叶い、初めて台湾でライブを開催しました。毎回、すごく熱い気持ちで応援してくれるし、ライブでも一緒に日本語で歌ってくれて。中国ではライブ中に座席から立つことができないことが多いんですが、前のめりになって声援を送ってくれるんですよ。ペンライトで“Mai-K”の文字を描いてくれたり、海外に行くたびに感動をもらっています」

これからやってみたいことは、“場所とのコラボ”

「MOTTAINAI運動」で知られる環境保護活動家ワンガリ・マータイ氏との交流をきっかけに、カンボジアに寺子屋を建てるプロジェクトを立ち上げるなど、ボランティア活動にも積極的に取り組んでいる倉木。20年に渡って音楽シーンの第一線で活躍している彼女の活動の中心には、“思いを共有したい”というモチベーションがあるという。

「音楽の聴かれ方、楽しみ方は広がってきていますが、私にとって大事なのはやっぱりライブ。そのときの気持ちを乗せて歌を届けることで、聴いてくれる方の心にダイレクトに響くと思うんですよね。ボランティアの現場でも、みなさんの笑顔を見て、お話をさせてもらうことで、気持ちを共有することできて。根本はつながっているんだなと思いますね。これからやってみたいことは、“場所とのコラボ”。テーマパークや水族館などでライブが実現できれば、また新しい世界観をお見せできると思っています」

提供元: コンフィデンス

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