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アソビシステム、初オーディション開催の狙い“理想像はナシ”

 アソビシステムが10周年を迎え、同プロダクションとしては初となる全国オーディションをスタートさせている。SNSなどでの“自己発信”が主流となるなか、中川悠介代表取締役はオーディションを実施することでマネージメントの価値も再提示したいと狙いを語る。

年齢やビジュアルと違う価値基準で次世代を担う才能を発掘したい

  • 中川悠介氏/アソビシステム代表取締役

    中川悠介氏/アソビシステム代表取締役

「ブームを作ることよりも、カルチャーを創る」をモットーに、きゃりーぱみゅぱみゅやCAPSULE、青文字系モデルをはじめ、原宿カルチャー&クラブカルチャーなど、その時代に合った「アソビ」を発信してきた総合カルチャープロダクション・アソビシステムが、設立10周年を記念して、初の大規模全国オーディションを開催している。これまでほとんど募集を行ってこなかった同社が、今、なぜ、新人開発に積極的に取り組むことになったのか。代表取締役の中川悠介氏は語る。

「これまでは自然発生的に集まってきた人たちとやっている状態だったので、モデルもアーティストも仲間みたいなもので、プロダクションという認識をあまり持っていませんでした。しかし、10年経って、所属者も増え、プロダクションになってきたことから、さらなる10年をみて、次の世代を作っていかなければと考えたのがきっかけです。10年やってきて、本当に良い子でなければ売れないとわかったし、そういう良い素材を新しいところから見つけるためには、オーディションが一番良いと考えました。募集を受付中の今は、このオーディションで、想像外の応募者と出会えるのではないかというワクワクがあって、今まで味わったことのない楽しみを感じています」(中川氏/以下同)

 想像外の応募者と出会いたいという氏のセリフはアソビシステムのカラーでもある。方針を1つに決め込まず、常に臨機応変、その時代に合った発信を行っているのが同社の特徴。それだけに今回のオーディションでも求める人材の具体的な像は、ない。

「こういう人がほしいという自分の考えを持ってしまうと、そこにハマる子を選ぼうとしてしまいます。それはあまりよくないと思うし、そもそも、素材を見て、どうするのがいいか考えるのが好きなので」

 ただ、あえて言うなら、1つだけ条件があると中川氏。それは「センスがいいこと」。

「中学生で安い服を自分で選んでいてもセンスのいい子っていますよね。服だけでなく、写真を撮るのがうまいでも、SNSのワードセンスがいいでも、なんでもいい。センスだけはなかなか成長しないので、その子が持っているセンスには注目したいですね。そのために、今回のオーディションでは、応募してきた子をちゃんと見ようということをテーマにしています。年齢やビジュアルではない価値基準で見たいと思っています」

10周年を迎え、“マネージメント”の価値も再提示

 次世代のカルチャーを担う才能を発掘したいという行動の裏にはエンタメ業界の未来に対する思いもある。

「SNSの発達により、個人がいろいろな活動や方法で自分を発信できる時代になっている今だからこそ、人をマネージメントすることにはちゃんと価値があるということを業界全体に提示していきたいと思うんです。エンタメ業界において、コンテンツを持っている立場の人たちがもっとパワーを持って強くなっていかないといけないと思っているし、そこを伸ばしていきたいですね」

 その思いから、オーディションでは同社の所属者も審査員に加えることを考えている。

「中田ヤスタカや増田セバスチャンらクリエイターはもちろんですが、うちは独特な感性を持ったプロデュース能力のある所属者が多いので、彼らが関わりたいというケースがオーディションから生まれれば一番面白いし、そういう流れを今後、作っていきたいと考えています」

 アソビシステムの新たな挑戦に期待したい。

「ASOBISYSTEM THE AUDITION 2018」概要

◎募集期間:3月1日〜4月30日
◎募集ジャンル:
【音楽部門】
歌手、アーティスト、DJ、ダンサー・パフォーマー、アイドル
【タレント部門】
俳優・女優、モデル、その他
◎対象者:
・10 歳〜24 歳の男女(国籍/経験不問)
・特定のプロダクションに所属していない人
◎特設サイトURL :https://audition2018.asobisystem.com/(外部サイト)

提供元: コンフィデンス

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