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昔から変わらない男性の悩みのひとつが「薄毛」。コンプレックスになることで人に打ち明けるのも恥ずかしく、1人で悩む男性も少なくない。が、医学は進歩し今やAGA(男性型脱毛症)や薄毛は治療できる時代! 気にはなるけど、どうしたらいいのかわからない…。そんな男性のために、いったいどんな治療をするのか“イマドキ薄毛治療”を調査してみた。
広々とした待合室は光が差し込み開放的
薄毛治療を調査するにあたりAGA治療に定評のある「銀クリ」こと銀座総合美容クリニックに直撃! 2008年から銀座に構える同院は、今年7月末に移転予定とのこと。一足お先に新設されたクリニックに潜入してみたところ、スタイリッシュで清潔感溢れる内装がとっても印象的。「治療に行く」というやや重くなりがちな気分が払拭されるような、明るくて開放的な空間が広がる。また、気になる頭部が他の人の目に触れないように設計されたパーテーションが待合室に配置されるなど、細部にこだわったこだわりの心配りも嬉しいところ。
医療として毛髪にアプローチできるようになったのはここ10年ほど。それまではエステや増毛サービスが中心でサービスや価格が分かりにくいことも多く、一部にはトラブルになるケースもあったのだという。そのせい、薄毛治療に対しても良い印象を持っていない人が今でも決して少なくないのだとか。同院はそんなネガティブな要素を払拭するべく、Webサイトで治療費をすべて公開するなど、わかりやすく開かれたクリニックを目指しているそう。
テラスが見渡せ
リラックスできる処置室も
扉が防音になっているなど
配慮された診察室が並ぶ
Profile
銀座総合美容クリニック
院長・正木健太郎氏
そもそも、ひと昔前までは治せないと言われていた“薄毛”。医学の進歩により、今では治療が出来るようになったそうだが…なんで薄毛になるの? どうやって治すの? ということで、院長の正木健太郎先生に「AGA治療」について聞いてみた。
――AGAはどうしてなるのですか?
【正木先生】 男性は思春期以降、男性ホルモン「テストステロン」がどんどん分泌されるようになります。これ自体は髪に悪くないのですが、額の生え際やつむじのあたりに集中する毛に関する酵素「5アルファ還元酵素」によって、「テストステロン」が髪にとっての悪玉男性ホルモン「ジヒドロテストステロン」に変えられてしまいます。この悪玉男性ホルモンが毛乳頭細胞に影響を及ぼし、髪の生え変わりサイクルを乱し毛根を委縮させてしまうことで薄くなってしまう。このように男性ホルモンの影響で毛髪が薄くなる脱毛症のことをAGAといいます。
――どうしたら治せるのですか?
【正木先生】 AGAを治すには、原因となる「5アルファ還元酵素」の働きを阻害する「フィナステリド」という薬を用います。2005年に認可がおりたのですが、この薬を用いる事で「ジヒドロテストステロン」が減りますから、薄毛を改善することが可能です。昔と違ってAGAには医学的に根拠のある治療法があります。1人で解決しようとせずに専門の医療機関に相談してもらえればと思います。
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