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流行りモノ調査隊
#170
注目のキーワード(更新日:2014/06/30)

流行りモノ調査隊 『夏山シーズン到来』

注目の理由
 近年の“空前の登山ブーム”は目を見張るばかり。昨年は、日本最高峰の富士山が世界文化遺産に登録。また、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを目的に、再来年からは新たな祝日“山の日(8月11日)”が誕生するなど、今後ますます、登山への関心が高まっていきそう。夏山シーズンを直前に控え、今回は改めて“登山の心得”について調査!
今回の調査内容

経験者の登山満足度70%! リピーターも続々

 昨今、健康を意識した中高年はもちろん、アウトドアファッションの流行などで、若者たちも積極的に山に出向く時代に。一連のブームを受け、改めて登山に興味を持ったという人は少なくないことでしょう。今回、ORICON NEWSでは、10〜60代男女の登山経験者/未経験者にアンケート調査を実施。未経験者には登山のナゼ? を。経験者には山に登って感じたことなど、それぞれの声を集めました!


【グラフ】Q.登ってみたい山は?

日本の“キング・オブ・マウンテン”富士山
 約4分の3もの国土を山岳地で占めている日本には、名高い山がたくさん。そんな中、登山未経験者に聞いた「登ってみたい山」No.1は、銭湯の壁絵としても描かれ“日本人の心のふるさと”とも言われる【富士山(山梨県/静岡県)】。眺める角度や時間帯、また四季折々で表情を変える富士山は、日本はもちろん海外での評判も絶大。日本が誇る財産という意味でも、一生のうちに一度は登ってみたい!と思っている人が多いようです。次いで、都心からのアクセスの良さや標高599mというサイズ感から“入門編”として人気の【高尾山(東京都)】、世界文化遺産の延暦寺にも立ち寄れる【比叡山(滋賀県/京都府)】がランクインしました。


【グラフ】Q.登山に持って行って良かった食べ物は?

チョコレートは“山のオアシス”!?
 登山をするにあたって、荷物の準備はとても重要。栄養補給に役立つ“行動食”選びも大切な工程のひとつですが、続いて登山経験者に「持って行って良かった食べ物」を調査したところ、5割以上が支持した【チョコレート】が1位に。「持ち運びに便利だし、疲れが取れた気がした」(北海道/30代/男性)、「甘さに癒された」(福岡県/20代/女性)と、糖分補給によってリフレッシュできたとの声が目立ちました。そのほか、登山の最中に食べて「美味しかった食べ物」、「エネルギー補給したい時に食べた物」、「持っていくことをオススメしたい食べ物」ランキングでも軒並み【チョコレート】が1位に輝きました。ちなみに、「登山の最中に欲した味」についても、一番人気は【甘味】。チョコレートは、“山のオアシス”とも言えるのかも!?


“人生は山登り”説は本当? 大自然から教わるコト
 「登山経験を通して得たもの/教えられたことは?」の問いでは、馴れない山道に挑むことで【達成感・充実感】(1位)や【忍耐力】(3位)、日常ではなかなか味わえない【自然の美しさ】(3位)が上位に。そのほか、【目標】(6位)や【新たな人生観】(10位)の項目も挙がり、大自然から人生の教訓を得たと感じている人は数知れず。また、約7割もの人が【登山に挑戦して良かった】と満足感を抱いており、「貴重な経験ができて良かった! また登ってみたいと思います」(北海道/20代/女性)と“リピート宣言”する人が目立ちました。過酷な場面もあるけれど、自然とまた登りたくなる――。山には不思議な魅力が潜んでいるのかもしれません。


【登山経験コメント】Q.登山を経験してどうだった?
【グラフ】Q.登山前後に聴きテンションUPした曲は?

富士山のスペシャリストに聞く! 登山の心得

 昨年6月26日、ユネスコの世界文化遺産に登録された富士山。登山者が増加したほか、関連グッズやグルメも続々と登場し、日本中が歓喜に沸いたことは記憶に新しいですよね。吉報を受けて、改めて「富士山に登ってみたい」と興味を持った人も少なくないと思います。そこで、富士山での登山ツアー等を企画、実施する会社・富士山登山学校ごうりきの代表である近藤光一さんに“富士登山の心得”を伺いました!


プロフィール

富士山登山学校ごうりき 代表・近藤光一さん

――富士山を登るにあたっては、“服装や荷物の準備”がとても重要になってくると思うのですが、どんな準備をすればいいですか?
【近藤さん】 本やインターネットに載っている情報を参考にしていただいて問題ないですが、私が一番需要だと思っているのは【靴】と【レインウェア(雨具)】と【ザック(リュックサック)】ですね。【靴】は底が厚く、足首をホールドするようなもの。山は雨が多いので、防水性のものだとさらに良いです。【レインウェア】は、できれば登山用のセパレートタイプがオススメです。長時間背負うので、【ザック】はできるだけ自分の体にフィットしたものを選びましょう。これらのグッズは災害時にも重宝するので、できれば購入をオススメします。

――なるほど。富士登山における“三種の神器”ですね。登るコンディションやコースによっても異なってくると思いますが、そのほかオススメのアイテムはありますか?
【近藤さん】 そうですね、着るものは基本的に速乾性のものが良いです。加えて、シャツや靴下は着替えも持っていった方がいいかもしれませんね。ズボンは、ストレッチ素材がGood。ジーンズはあまりオススメしません。紫外線が強いので、サングラスや日焼け止めも必須です。裏アイテムとしては、耳せんかな? 仮眠をする時に案外重宝します。

――耳せんは意外でした! 飲み物や行動食に関してはどうでしょうか?
【近藤さん】 飲み物は、500ミリリットルのペットボトル2本で、計1リットルくらいが理想ですね。水とスポーツ系のドリンクをそれぞれ持っていき、飲み分けると良いです。行動食は、チョコレートやアメがオススメです。チョコレートは甘くて、口にすると「よし頑張ろう」と思えるんですよね。私も疲れてくると、チョコレートを食べています。アメには、汗で失われてしまうナトリウムが入っていますね。これらは手軽で、荷物にもなりにくいのでぜひ。

――私もこの夏、初登頂したいと思っているので参考にさせていただきます! ところで、富士山のインタープリター(解説者)として活躍されている近藤さんですが、実際にごうりきではどのようなお仕事をされているんですか?
【近藤さん】 メインは7〜9月前半に行う頂上までの個人ツアーですが、春は5合目のあたり、冬は山のふもとで自然体験やツアーを実施したりと、1年を通して富士山全域で、さまざまな活動をしています。個人的には、いろいろな場所で講演会をしたり、執筆をしたりも。


プロフィール

昨年の“山ガーナ隊”活動時の様子

――本当に幅広く活動されていますね。昨年は、富士登山に役立つアドバイスをしながら、6合目で『ガーナミルクチョコレート』をサンプリングする、ロッテ“山ガーナ隊”の活動にも参加されていましたよね。
【近藤さん】 そうですね。みなさん喜んでくれていたのが印象的でした。今年もこの活動に参加するので、去年の実体験をブラッシュアップして、より良いサポートができるように、情報交換をしっかりしながらやっていきたいですね。

――今後のご活躍も楽しみにしています。最後に近藤さんが思う、富士登山の醍醐味とは?
【近藤さん】 優しく迎え入れてくれるんですけど、時に厳しさも教えてくれるのが富士山。日常ではなかなか起きないことが起こるので、そこでの経験を日常に持ち帰って活かしていくことができる。それが富士山ならではの面白さだと思いますね。


<近藤光一 プロフィール>
1967年、山梨県・富士吉田市生まれ。30歳の時に、先輩の進めで富士山案内人になる。その後、「富士山の環境を変えたい!」、「ガイド技術を向上したい!」との想いからスイス国内に留学し、帰国後に富士山登山学校ごうりきを設立。“生涯富士山インタープリター”を心に、富士山のエコツーリズム事業を展開中。

富士山登山学校ごうりき


一般的な富士登山の持ち物(近藤さん解説付き)

LOTTE 山ガーナ 公式サイト

【調査概要】
調査時期:2014年4月25日(金)〜5月1日(木)
登山経験者:計2,660名/登山未経験者:計410名
         (自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代〜60代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査