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1ヶ月間に渡って都内を音楽ジャック!! レッドブルが“音楽イベント”を開催するワケとは?

 エナジードリンクメーカーのレッドブルが10月22日(日)から11月17日(金)まで、日本の音楽に”翼をさずける”をテーマに、東京都内各地で音楽フェス『レッドブル・ミュージック・フェスティバル 東京 2017』を開催する。レッドブルといえば“スポーツ”を支援している印象が強いが、実はこのような“音楽カルチャー”とも密接に結びついていることは、日本ではあまり知られていない。そこで今回、レッドブルと音楽の関係性や、人材育成への取り組みなどをレッドブル・ミュージック・フェスティバル実行委員会に聞いた。

音楽と密接に結びついてきたレッドブルの歴史

レッドブルの最初の音楽カルチャーでの取り組みは、1998年にベルリンで開催した「Red Bull Music Academy」。そこから様々な音楽、カルチャープロジェクトを20年間行ってきた。

レッドブルの最初の音楽カルチャーでの取り組みは、1998年にベルリンで開催した「Red Bull Music Academy」。そこから様々な音楽、カルチャープロジェクトを20年間行ってきた。(c) Red Bull Content Pool

 モータースポーツ、サッカー、ヨットレースなどを多角的に支援し、“スポーツ”の印象が強いレッドブルだが、実は音楽はもちろん、アートやダンス、ゲームなど様々な分野で活動するアーティストやクリエイターたちをサポート。若い才能が活躍できる場、輝ける場所を、共に創り上げていくことでブランドを成長させてきた歴史がある。
  • レットブル・スタジオは「レッドブル翼さずける」のブランドスローガンを基軸に、アーティストやクリエイターをサポート。レッドブルと共に革新的な音楽コンテンツを世界に発信するプラットフォームとなっている。

    レットブル・スタジオは「レッドブル翼さずける」のブランドスローガンを基軸に、アーティストやクリエイターをサポート。レッドブルと共に革新的な音楽コンテンツを世界に発信するプラットフォームとなっている。(c) Red Bull Content Pool

 レッドブルはこれまで各種の音楽イベントを行ってきたほか、レッドブル・レコーズ、レッドブル・ラジオ、レッドブルTV、レッドブル・パブリッシングなどを立ち上げている。中でも、今年はレッドブルTVで海外フェスのライブ配信も行い、ブラーのデーモン・アルバーン率いるゴリラズ主催の『DEMON DAYZ FESTIVAL』など、世界8つの音楽フェスの模様を世界中に届けた。また、東京・青山にはレコーディングスタジオ『レッドブル・スタジオ東京』を設け、これまでに坂本龍一、Hi-STANDARD、METAFIVE、藤原ヒロシ、真心ブラザーズ、サンボマスター、三浦大知ら著名アーティストが利用している。レッドブルは、こうしたさまざまな形で音楽をバックアップしてきた歴史を持つ。

グラミー賞にノミネートする人材を輩出! アカデミーの多大な影響力

  • 2016年のモントリオールのRed Bull Music Academyでは、ビョークが圧巻のパフォーマンスを披露。 写真:Bjork performs at La Selection de Bjork during the Red Bull Music Academy in Montreal, September 24 to October 28, 2016

    2016年のモントリオールのRed Bull Music Academyでは、ビョークが圧巻のパフォーマンスを披露。 写真:Bjork performs at La Selection de Bjork during the Red Bull Music Academy in Montreal, September 24 to October 28, 2016 (c) Red Bull Content Pool

  • アカデミーからはFlying Lotus,やHudson Mohawkeといった著名アーティストも輩出。 写真:Red Bull Music Academy Presents Flying Lotus with My Man Henri 2009-Canada

    アカデミーからはFlying Lotus,やHudson Mohawkeといった著名アーティストも輩出。 写真:Red Bull Music Academy Presents Flying Lotus with My Man Henri 2009-Canada (c) Red Bull Content Pool

 音楽へのサポートの中で、“人材育成”にも積極的に取り組んでいる。音楽におけるクリエイティビティを育成する目的で設立された、世界を旅する音楽学校『レッドブル・ミュージック・アカデミー』は、ベルリンを皮切りに、1998年からニューヨーク、東京、パリ、サンパウロ、ケープタウンなど世界各地で音楽ワークショップを実施してきた。当時のダンスミュージック、特にテクノやハウスなどの電子音楽シーンが盛んだったのがベルリンで、アカデミー創設者の2人がレッドブルの支援を受けて、アンダーグラウンドなミュージシャンたちのネットワークを広げる場や、その分野における才人たちの意見や言葉を直接聞ける場を創りたいとのことで、音楽への敬意からプロジェクトを始動させたそうだ。2016年のカナダのモントリオールでは、ビョークがパフォーマンスを行い、イギー・ポップがレクチャーを行うなど、世界的アーティストが参加して、次世代アーティストに多大な影響を与えてきた。
 同アカデミーの開催都市では、たった1ヶ月の音楽学校のために前述の「レッドブル・スタジオ東京」のような本格的なレコーディングスタジオを設ける。そして、そのアカデミーのレガシー(遺産)としてスタジオをそのまま残しているため、いま現在世界に11カ所のスタジオが存在するという。そこまで積極的にイベントを行ってきた結果、同アカデミーの卒業生として、グラミー賞最優秀ダンス・レコーディング部門にノミネート経験があり、短編アニメ『ブレードランナー ブラックアウト 2022』の音楽を担当するアメリカの音楽プロデューサーのフライング・ロータスなどを輩出。レッドブルのプロジェクトには、積極的でユニークなアーティストやクリエイターたちが多く集まってくるからこそ、フライング・ロータスのような世界的な成功者が生まれたのだろう。日本人としてもYosi Horikawa、Daisuke Tanabeなどのサウンドプロデューサーが卒業しており、今後の飛躍に期待が高まる。

国内スタッフの熱望から実現した“日本初の音楽フェス”

 そして今回、さまざまな音楽振興企画を経て、日本初の試みとして『レッドブル・ミュージック・フェスティバル 東京 2017』が実施される。10月28日は、タワーレコード渋谷が上から下までライブハウスに変貌する「ONGAKU MATENRO」を開催。期待のロックバンド・Survive Said The Prophetをはじめ、元FACTのメンバーによる4ピースバンド・Joy Opposites。さらに、原宿系ダンス&ボーカルユニット・新しい学校のリーダーズといった注目の国内アーティストらを招いてライブイベントを実施する。また、11月4日はベルサール渋谷ガーデンでKICK THE CAN CREW、水曜日のカンパネラ、中田ヤスタカ、Nulbarichらが出演の「SOUND JUNCTION」を開催。4つのステージ、4つのジャンル、4組のミュージシャン。観客を囲むようにステージを4方向に配置。大好きなアーティストに囲まれる至福の体験が味わえる。こうしたイベントに代表されるように、ポップス、ロック、エレクトロなど多ジャンルのアーティスト150人以上が参加して、約1ヶ月の期間、都内各地で合計14イベントが行われる。
  • 10月22日(日)から11月17日(金)までの約1カ月、日本の音楽に”翼をさずける”をテーマに、レッドブルが都内を“音楽ジャック”する。

    10月22日(日)から11月17日(金)までの約1カ月、日本の音楽に”翼をさずける”をテーマに、レッドブルが都内を“音楽ジャック”する。

 今回の大規模なイベントにレッドブル・ミュージック・フェスティバル実行委員会は「日本の音楽文化を、日本国内はもちろん世界に届けるため、日本に焦点をあてた音楽イベントをやりたいとの熱望をレッドブルに提案し続け、ようやく実現しました」とその経緯をコメント。レッドブルの音楽との密接な関わり、そして実行委員会の熱い想いによって実現した本イベント。日本の音楽にも“翼をさずける”この音楽フェスから目が離せない。

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