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BEYOND2020『親しみやすく頼れる存在、 温泉宿の若旦那に脚光』

 時代劇や落語などで物語をひっかき回す役どころになることも多い“若旦那”。気が弱いくせに見栄っ張りで世間知らず、でも、憎めないキャラクター。そんな印象も強い、「若旦那」が、にわかに注目を集め始めている。福島県県北地域の4 つの温泉地の旅館の若旦那が地域連携し、共に行動し、同地域の「人の魅力」、「温泉の魅力」、「食の魅力」をPR することで福島の活性化を図ることを目的に活動を開始した。これまでにフリーマガジン『若旦那図鑑』計4 巻を刊行したほか、本年3 月には「第1 回ふくしま若旦那サミット」を開催。さらに4 月からは、名称も新たに「ふくしま若旦那プロジェクト」をスタートさせた。「若旦那× BBQ」、「若旦那を肴に飲む会in ワイン屋台」、「若旦那カフェ」など、これまでに実施したイベントを見ていくと、企画力もさることならば、“若旦那”という冠が付くだけで親しみやすさが加わることに気付く。

 このプロジェクトは、東日本大震災と、その後に発生した原子力発電所の事故と相次ぐ苦境に「ここは俺たちの温泉街だ」と若旦那たちが結集したことから始まった。そもそも「旦那」の語源は、一説には、古代インドの言葉であるサンスクリット語の「ダーナ」という仏教語とも言われている。本来の意味は「施す」、「与える」という意味だ。落語の場合、大概は、若旦那がやる気を見せた時、物語が一気に好転し始める。この動き、すでに兵庫・城崎温泉でもみられ、全国へと広がりつつある。

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