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五木ひろしが新人発掘オーディション開催 “名前継承”できる歌手誕生に期待

 「よこはま・たそがれ」の発売から40周年を迎えた歌手・五木ひろしが9日、自身プロデュースによる初の新人発掘全国オーディション開催を都内で発表した。いずれは自らの名前を継承させたい思いを明かした五木は「そんなことができる歌手が出てくれば理想。今すぐにとはいかないが、バトンタッチできる歌手が出てくれば」と期待を込めた。

新人発掘の全国オーディション開催を発表した五木ひろし (C)ORICON DD inc. 

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 五木は、今月8日に発売された9年ぶりのアルバム『股旅 旅笠道中 旅鴉』の収録楽曲を選考課題としてオーディションを行うことを発表。40年を迎え「多くのアーティストを世に送り出したい」という自身の夢と歌謡界の発展を叶えるべく、歌謡曲を代表するジャンルの1つでもある「股旅演歌」を「継承して、歌い継がれていきたい。これをどのように歌うのか、楽しみ」とニューフェイス誕生を願った。

 応募資格は現時点でレコード会社や音楽事務所と歌手契約のない40歳以下の男女が対象。参加費は無料で、『股旅〜』の収録曲の中から任意の曲を選び、来年3月に締め切る。第1次予選のテープ審査、2次審査を経て、来年秋頃開催予定の決勝大会で優秀者を決定する。

 五木は「弟子とは違うけど、プロデューサーとして世に送り出したい」と、優秀者のCDデビューを約束。いずれは「五木ひろし」の名を継承してほしいと願い、さらに「五木という名字を継承するというのも1つの案。それだと、男女問わずできますね」と思いを膨らませていた。

 会見には五木の恩師で作曲家の平尾昌晃もお祝いに駆けつけ「いい声というのは、温かい声だと思う。(大切なのは)やっぱり声。メッセージを伝える歌がほしいし、育てるなら、そういう歌手を育ててほしい」と五木にエール。これを受け、五木は「40年経ったからできることだと思う。今、(音楽界に)欠けているのは、ソロ歌手。新しい歌謡曲を継ぐポジションが少ないような気がします」と真摯に語っていた。

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  • 新人発掘の全国オーディション開催を発表した五木ひろし (C)ORICON DD inc. 
  • 初の全国オーディション発表記者会見を行った(左から)五木ひろし、平尾昌晃 (C)ORICON DD inc. 
  • 新人発掘の全国オーディション開催を発表した五木ひろし (C)ORICON DD inc. 

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