韓国の芸能事務所・S.M.エンタテインメント所属の人気アーティストが総出演する音楽フェスティバル『SMTOWN LIVE in TOKYO SPECIAL EDITION』が2〜4日の3日間にわたって東京ドームで行われた。BoA、東方神起、少女時代、SHINeeら11組が約4時間半、全56曲をセットチェンジなしでたたみかけ、3日間合計15万人を熱狂させた。

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　昨年より相次ぐK-POPアーティスト日本進出の先駆者的存在BoA、東方神起、今をときめく少女時代、SHINee（シャイニー）、SUPER JUNIORらの共演に、東京ドームが連日、黄色い声援で揺れた。

　6月に日本デビューし、今もっとも勢いのあるK-POPグループの一つ、SHINeeは「僕たちは日本デビューする前からこの東京ドームに立ちたいと思っていたので、まさに夢の舞台です」（キー）と感慨深げに話し、最新シングル「JULIETTE」（8月29日発売）などダンサブルなナンバーを次々に披露。

　少女時代は、スヨンが先月28日、韓国での交通事故で骨折したため8人でのパフォーマンスとなったが、黒いミニスカ、白のホットパンツ、黒の革パンなど美脚が際立つ衣装チェンジのたびにファンを沸かせ、「GENIE」「Gee」などのヒット曲を熱演した。

　さらには、東方神起の2人がいきなり宙吊りで登場するサプライズで東京ドームの興奮は最高潮に。若手グループに比べて一日の長のある日本語でチャンミンが会場をあおり、ニューアルバム『TONE』（28日発売）をアピールすると、思わずユンホが「チャンミン、これ（セールストーク）うまくなったね」とベタ褒めし、会場の笑いを誘っていた。

　トリは日本デビュー10周年を迎え、同事務所の後輩たちの道を切り拓いたBoAが飾り、タイトなジーンズ姿で「VALENTI」などを熱唱。最後は色とりどりの風船が無数に舞い降りてくるなか、全員で「光（Hope）」を大合唱し、出演者もファンも名残惜しそうに手を振りあっていた。

　本公演は、1月に東京・国立代々木第一体育館で開催した日本初公演の盛況ぶりを受けての追加公演。当初は3・4日の2日間公演を予定していたが、チケット応募者総数は60万件を超え、1公演追加するほどの争奪戦が繰り広げられた。ライブにはBoA、東方神起、少女時代、SHINee、SUPER JUNIOR、f（x）、KANGTA、キム・ミンジョン、天上智喜、J-Minらが出演。3、4日の模様は11月13日（日）午後9時よりWOWOWで放送される。

■『SMTOWN LIVE』…2008年8月に韓国・ソウルで初開催以来、全世界6ヶ国計24万人を動員。昨年8月からはソウル公演を皮切りに、米・ロサンゼルス〜中国・上海〜東京〜仏・パリを回るワールドツアーを展開。さらに、来月23日には米・ニューヨーク公演も決定し、マディソン・スクエア・ガーデンで1万5000人の動員を予定する。