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プラレール、昭和・平成を走り抜けて60周年 レール総距離は地球約2周半

 タカラトミーから発売されている鉄道玩具「プラレール」が、今年60周年を迎える。「プラレール」の原型は、金属の玩具が主流であった1959年に、当時の最新素材であったプラスチックの玩具として発売された「プラスチック汽車・レールセット」。象徴的な青いレールは、当時家族が団らんの時を過ごした「ちゃぶ台」の上で遊べるサイズ(※曲線レールを8つつなげてできる円の直径が47センチ)で設計された。この規格は60年経った今でも変わっておらず、当時のレールと最新のレールをつなげて遊ぶことができる。

60周年・プラレールは続くよどこまでも…「プラレール」の原型となった「プラスティック汽車・レールセット」(1959年)(C)TOMY

60周年・プラレールは続くよどこまでも…「プラレール」の原型となった「プラスティック汽車・レールセット」(1959年)(C)TOMY

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 日本でこれまでに発売された商品の種類は、累計約1480種類。日本でこれまでに発売された商品の数は1億6900万個以上。これまでに販売されたレールの総距離は9万8700キロ以上で地球約2周半分に相当する(※数字はすべて2019年1月現在)。1994年より10月14日は「プラレールの日」(※初の電動車両が発売された月であり、鉄道の日でもあることから)として知られている。

 そんなプラレールの開発で中心的役割を果たした、タカラトミー2代目社長・富山允就(とみやま・まさなり)さん(故人)は、当時のことを次のように明かしていた。

 「プラレールワールドの広がりのきっかけは、我社の創業者『富山栄市郎』が、玩具用モーターが普及しはじめた昭和30年頃『このレールの上を、モーターを積んで走り回る、いろいろな車輌を作れ。』と号令した一言でした。

 まず第一番に決めたのは、曲線レールを円型にした時に直径をどれくらいにするかで、“おぜん”の上で遊べるサイズに決めました。次に決めたのは、レールのジョイント部分の形状で、最初は丸にしたりしましたが、結局今の形になりました。

 そしてあとはプラスチックの材質で苦労しました。レールの色の決定も大変でした。レールのサンプルに何色かのカラーを塗装して、あるデパートのオモチャ売場の蛍光燈の下にもって行き、今の青いレールに決定しました。

 構成玩具的要素を持ち、夢が無限に広がるおもしろさを持つプラレールは、子どもの知能の発達にも大変良い教育玩具だと自負しております。それがこれ程永くご愛顧いただける要素の一つではないかと思います。

 モーターとバッテリーとメカニカルな部分を積んだプラレールの小さな車体の設計は、曲線レールの上をうまく走るための前車輪と後車輪との間隔の決定から計算して、車体の長さを決めました。本物の車体の持つカッコよさと実物感を強調しつつも、かわいさを出すデザインが一番大事な点でした。

 日本ぐらい鉄道が発達し、JRや私鉄が国中を走り回り、いろいろなデザインの列車や電車が走っている国は、世界中探してもありません。世界一です。新しい鉄道がますます進歩発展していき、プラレールの世界も共に進歩発展し、走り続けていきます」(1998年「プラレール開発の思い出」抜粋、原文ママ)。

 「プラレール」の“あそび”は時代の変遷に伴い、進化し続けてきた。時代ごとに登場する新車両を子どもに親しみやすく遊びやすいデザインで取り入れてきたことはもちろん、サウンド・カメラ・スマートフォンなどを使った新たな遊びや、自動改札やホームドアなど駅構内のシステムの進化を取り入れた遊びなど、その時代の子どもたちに喜んでもらえる新しい遊びを常に模索し、提供してきた。

 同社では、60周年を皮切りに「すごい!を一緒に。」をテーマに実施予定の記念商品やイベント、さまざまな企業・ブランドとのコラボレーションなどを行っていく。テーマには、「プラレール」を通じて親子のコミュ二ケーションを育んでほしいという想いが込められているという。

■プラレール60周年「すごい!を一緒に。」

【新商品】
 60周年を記念して、記念商品「レールでアクション!なるぞ!ひかるぞ!C62蒸気機関車セット」(希望小売価格:5000円/税抜き予価)を3月下旬から発売。その発売を記念して、1959年に発売された初代プラレールの復刻版が抽選で当たる「プラレール 60周年記念キャンペーン」を行う。

【イベント】
 2月9日〜4月7日の期間、JR東日本両国駅前に子どもたちのための駅「両国 プラレール駅」が期間限定で登場。会場では、プラレール260車両以上が集合した巨大車両基地や高さ2メートルのプラレールタワー、壁に描かれた巨大プラレールのイラスト、巨大プラレールジオラマの前で写真を撮ったり、プレイパークや、限定ノベルティが手に入るアトラクションに挑戦できる。

 西日本旅客鉄道株式会社の「京都鉄道博物館」では、本物のC62蒸気機関車「プラレール 60周年SLスチーム号」の走行(3月23日〜5月7日)や、平成を代表するプラレールが集合するプラレール60周年企画展「おかげさまで60年まるごとプラレール展」(3月9日〜5月7日)を開催する。 

【コラボレーション】
 同じく2019年に60周年を迎える「ベビースターラーメン」(発売元:おやつカンパニー)との“同級生”コラボで、両ブランドの60周年を記念した「プラレールベビースター6個入りパック」、プラレールが大きくデザインされた「ベビースタードデカイラーメン」(3種)などの商品が3月下旬から発売される。そのほか、さまざまな企業やブランドとのコラボレーションを順次実施していく。

■プラレール公式サイト
www.takaratomy.co.jp/products/plarail/

■プラレール60周年スペシャルサイト
www.takaratomy.co.jp/products/plarail/60th/

関連写真

  • 60周年・プラレールは続くよどこまでも…「プラレール」の原型となった「プラスティック汽車・レールセット」(1959年)(C)TOMY
  • ちゃぶ台の上で遊べるサイズで設計されたレール(C)TOMY
  • 巨大な“青いレール”も出現! 「プラレール60周年SLスチーム号」が登場(C)TOMY
  • プラレールの進化(C)TOMY
  • 初の電動車両「電動プラ汽車セット」(1961年)(C)TOMY
  • 初の実在する車両「プラ電動夢の超特急ひかり号レールセット」(1964年)(C)TOMY
  • 初のライト付き車両「ライト付きひかり号」(1979年)(C)TOMY
  • 初のサウンド搭載車両「おしゃべりトーマスセット」(2000年)(C)TOMY
  • プラレール60周年記念商品「レールでアクション!なるぞ!ひかるぞ!C62蒸気機関車セット」(3月下旬発売)JR西日本商品化許諾済 (C)TOMY
  • 3月下旬から「プラレール60周年記念キャンペーン」の賞品「1959年に発売された初代プラレールの復刻版」(C)TOMY
  • プラレール60周年企画展「おかげさまで60年まるごとプラレール展」(C)TOMY
  • 2月〜「両国 プラレール駅」がJR両国駅前に登場(C)TOMY
  • 4月〜 「プラレール博inTOKYO 〜超デカッ!プラレールトンネル登場!〜」(C)TOMY
  • 1959年生まれの“同級生”コラボ!「ベビースターラーメン」(C)TOMY

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