ORICON STYLE

趣向を凝らした演出で魅了したエンターテインメントなステージ

東方神起

東方神起

 真っ赤なペンライトの海と化した場内は、始まる前から物凄い熱気に包まれ、2人が登場する瞬間を待ちわびた。そして、白い衣装を身にまとったユンホ、チャンミンはピースをしながら笑顔でステージに現れると、3万2千人の叫びとエナジーが一気に2人に注がれ、それをしっかりと受け取ったユンホとチャンミンは約3時間、終始ハイテンションのパフォーマンスで観客を圧倒し続けたのだった。

「今日のために頑張ってきた僕たちのすべてをさいたまで出しますので、よろしくお願いします」(ユンホ)「感謝の気持ちを、かっこいいパフォーマンスと歌で伝えようと思っています。今日は最後までみなさんと一緒に歌って踊って楽しんでいきたいです!」(チャンミン)と意気込みを吐露。

 この日は、バリエーションに富んだ計23曲をさまざまな趣向を凝らした演出で展開!「Duet」では地上10メートルの高さでの見事なフライング、カプセルから滑り棒をつたい、宇宙空間を華麗に舞った「I Think U Know」、クレーンに乗って客席上段に近づいた「Easy mind」や炎に包まれた「RISING SUN」など、新旧の楽曲群をパワーアップした今の等身大の2人で表現。

 パワーアップしたのは、パフォーマンスのみならずMCにも至り、チャンミンはより毒っ気が、ユンホはMC中変顔をしたり、無邪気に振る舞ったりと、ユーモア指数が増加!今や恒例となったチャンミンの「次の曲にいきたいと思います……」「(観客の)エエーー」のブーイングのやりとりから、「いつもならこのまま曲にいっゃうけど、アリーナ最終日だから」とチャンミンのお達しで、予定していた時間を余裕で超える長いMC時間とった。
 「みなさんの情熱がものすごく熱いから気を付けないと、みなさんの気に圧倒されるかもしれないから、僕たちも頑張らないといけないです」(ユンホ)と笑いを交えながらもしばし真面目なトークが続くかと思いきや、クルクル回転する円形ステージ上に座りながらのMCに「回転寿司の流れるアレみたいですよね」(チャンミン)「僕、ウニになった気がします。髪の色もちょうどウニみたいだし」(チャンミン)「チャンミンは……ガリじゃない」(ユンホ)「そういうことにしましょう。僕はどうでもいいですから(笑)」(チャンミン)と絶妙な掛け合いを見せる。

パフォーマンス・MCに、あらゆる面で進化した2人

東方神起

東方神起

 その後は今回のアリーナツアーと昨年からの日本での活動の振り返りをし、「初めて日本のコント番組に出演して楽しかったよね」(チャンミン)と『ピカルの定理』(フジテレビ系)のコント話に。「あの彼女、チャンミンのタイプでしょ?」(ユンホ)「あ〜ちょっと……」と言葉を濁したあと、「素直に言うと、きれいでしたって言ったら嘘に決まってるから」と毒づくチャンミンに、またまた客席からブーイングが。慌てて「それは失礼ですよね。あくまでも僕のタイプじゃないってことです。魅力はいっぱいあります」と必死に弁解するチャンミンに「彼女は僕のモノだーー!」と叫ぶユンホ。キャーと沸き起こる歓声に「セリフですよ!知ってるクセに(笑)」とオチを付けるユンホ。MCでは普段の気さくな2人が垣間見れ、一気に客席との距離が縮まっていく。

 さらに“ブラック”チャンミンは加速し、「ちなみにこの前はホワイトデーでしたが、ホワイトデーをさみしく過ごした人?手をあげて下さい」と投げかけ、「はーい」と挙手する観客に、「少し残念な風景ですね」とため息をもらすチャンミン。しかし、一変し「(3月14日にリリースした最新シングル)「STILL」がオリコン週間シングルランキングで1位になりましたー!」と満面の笑みでご報告。「1人で過ごした人が予想以上に多くて……ここにいるほとんどさみしい人たちみたいですけど」とさらに煽るチャンミンに「曲自体さみしい内容かもしれないですけど、この曲は東方神起からみなさんへのプレゼントです。別れがあるからまた新しい出会いがあります」と真面目に語るユンホ。けれど、「みなさんも一度くらいは良い思い出があると思いますが」と思わぬ失言をするユンホに、「“一度くらいは”ってちょっとファンの方に失礼すぎじゃないですか。1回以上?(笑)この曲本当にいい曲だと思います。ぜひ歌詞の内容を感じながら聴いてください」とチャンミンらしいフォローを見せ、「STILL」へ。彼が言うように切なくも心の琴線を温かく揺さぶる2人のハーモニーを会場に響かせていた。

 また「MAXIMUM」ではお城で格闘シーンを繰り広げたりと、今回のツアーでは目の錯覚を利用した「3Dマッピング」が使用されるなど、アジアを代表する2人ならではの最先端をいく豪華なセットが施され、彼らの生み出すエンターテインメントやクオリティーの高さを改めて痛感する。さらに、2人の秀でたパフォーマンスや歌唱力、何よりユンホとチャンミンの異なるキャラのグラデーションに、より際立ちが見られたりと、あらゆる面において進化した東方神起が感じられた。

 そして、4月14日には東京ドームの舞台に立つ2人。今回のアリーナツアーで互いの存在を、何よりファンたちとの絆を深めた彼らが、東京、京セラドーム合わせて6公演、計30万人を前にどのようなステージを展開するのか。さらなる成長を魅せてくれるのか!ユンホが「東方神起の気持ち、伝わりましたか?みなさんの赤のパワーが東方神起の力になっています。みなさんとひとつになって本当に楽しかったです。みなさんの笑顔がもっと増えた気がします」と満面の笑みを浮かべて言っていたように、この日の両者の充実した表情を見て、ますます期待値が高まるのだった。

 「みなさん東方神起は本当にこれからだと思います。みなさんがいるからこそ、東方神起がいます。これからも熱い応援よろしくお願いします!それでは」(ユンホ)「東方神起でした」と2人同時に言った瞬間は、これまで聞いたどの瞬間よりも力強く逞しい響きを放っていたのだった。

(文:星野彩乃)

LIVE INFORMATION

『東方神起 LIVE TOUR 2012 〜TONE〜』
4月14日(土) 東京ドーム 開場16:00/開演18:00
4月15日(日) 東京ドーム 開場16:00/開演18:00
4月16日(月) 東京ドーム 開場16:00/開演18:00
4月21日(土) 京セラドーム大阪 開場16:00/開演18:00
4月22日(日) 京セラドーム大阪 開場14:00/開演16:00
4月23日(月) 京セラドーム大阪 開場16:00/開演18:00

RELEASE

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PROFILE

東方神起
ユニット名は“東方の神が起きる”という意味で、アジア全域から世界にその名を広げられるグループとして名付けられた。
2004年2月、ジェジュン、チャンミン、ジュンス、ユンホ、ユチョンの韓国出身5人組ボーカルグループとしてデビュー。「Purple Line」「どうして君を好きになってしまったんだろう?」「呪文−MIROTIC−」/などのヒット作をリリース。
2010年4月、東方神起としての活動休止を発表。
2011年1月にチャンミン、ユンホにより活動を再開。
2011年1月26日、シングル「Why?(Keep Your Head Down)」をリリース。
2011年7月20日、シングル「Superstar」をリリース。
2011年9月28日、アルバム『TONE』をリリース。
2011年11月30日、シングル「Winter 〜Winter Rose/Duet -winter ver.-〜」をリリース。
2012年3月14日、シングル「STILL」をリリース。

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