特番続きだった年末年始も一段落し、世の中が再びいつもの姿に戻り始めた。2009年最初のドラマ枠に収まったのはどんな作品なのか、どんな歌が盛り上げてくれるのか。映画との連動、スペシャル編を経てのレギュラー版スタート、豪華な顔ぶれで製作された開局○○周年記念ドラマなど、話題満載の今シーズンを曜日ごとに見ていってみよう。 NHKを含め、ドラマが盛りだくさんなのが木曜日。高橋愛(モーニング娘。)と中村蒼が共演するNHK総合『Q.E.D.証明終了』(木曜8時)は、タイトルからもわかる通り推理物。原作は1997年7月号から連載が始まった異例のロングラン漫画(講談社『マガジンGREAT』)で、フレッシュな2人がどんな演技を見せるか期待したいところ。このドラマを歌でバックアップするのが青山テルマ。「守りたいもの」「大っきらい でもありがと」と主題歌づいている彼女だが、NHKでの主題歌はこれが初。「このまま ずっと」は「そばにいるね」にも似た切なくピュアなラブソングに仕上がっている。 同じく木曜8時から放送されているのがテレビ朝日系『おみやさん』。渡瀬恒彦演じる資料課の警部が迷宮入り事件を解決していく人気シリーズ。テレビ朝日系といえば現在シーズン7が放送中の『相棒』が有名だが、こちらも今回が第6シーズンを迎えるロングラン。昨年の10月からすでに放送はスタートしているものの、1月より主題歌が城南海(きずき・みなみ)の「ピアノ」に変わった。平成元年、奄美大島生まれの彼女の歌声は、新しい島唄の響きを運んでくる。ドラマ同様息の長い歌手に成長しそうだ。 前クールの『風のガーデン』に続いて、フジテレビ開局50周年記念ドラマとして制作されたのが山田太一脚本の『ありふれた奇跡』(1月8日スタート、木曜10時)。現代社会の孤独と絶望を抱えながら生きる男女とその家族の不器用な交流を通し、心を開くことによって希望を見いだす人間ドラマは、多くの人に人生の意味を問いかけることだろう。主演は仲間由紀恵と加瀬亮。加瀬にとって連続ドラマ初出演というのも話題だが、それ以上に話題なのが、あのエンヤがドラマ主題歌を初めて担当したという事実。ドラマの内容に深く感銘を受けた彼女が、自らドラマの趣旨に合う曲として提供した「ありふれた奇跡」はやさしく、それでいて力強く背中を押してくれる楽曲となっている。 1月15日にスペシャルドラマ、さらに連続ものの第1回が続けてオンエアされるのがNTV系『リセット』(木曜11時58分)。人生をやり直したいという願望がかなった後、人はどのような人生を歩むのかを1話完結で描くストーリーの“時の案内人”役として、ココリコの田中直樹がレギュラー出演する。究極の選択を前に、主人公がどのような行動をするのか、各話ごとに興味は尽きない。ワルツのリズムで独特な展開を見せる、二千花(にちか)による主題歌「リバーズエッジ」の美しさに息を呑む人も少なくないだろう。 金曜日もにぎやかなラインナップとなった。金曜9時からのテレビ朝日系『必殺仕事人2009』(1月9日スタート)は、一世を風靡した人気シリーズ“必殺”の代表作『必殺仕事人』の“復活”編だ。シリーズの顔である藤田まことに加え、東山紀之、松岡昌宏(TOKIO)、大倉忠義(関ジャニ∞(エイト))らジャニーズアーティストが“仕事人”として新たな一面を見せる。主題歌もこの3人によるスペシャルユニットThe SHIGOTONIN 「鏡花水月」。意外な世代に必殺ファンが増えそうだ。 TBS系金曜10時には野島伸司脚本の『ラブシャッフル』が控える。玉木 宏、香里奈、松田翔太、DAIGO 、吉高由里子、貫地谷しほりなど旬な顔ぶれが並んだこのドラマのテーマは“パートナーチェンジ=恋人交換”。高級マンションの同じフロアに住む男女4人が、ふとしたきっかけで恋人交換することから起きる騒動を描く、ユニークなラブストーリーだ。主題歌はアース・ウインド&ファイアーの「宇宙のファンタジー」、さらに挿入歌としてバングルスの「胸いっぱいの愛」が使われるなど、かつての洋楽ファンの心も刺激しそう。 常に注目を集めるテレビ朝日系の金曜ナイトドラマ(金曜11時15分)に今回主演するのは嵐の大野智。『歌のおにいさん』(1月16日スタート)は、ひょんなことから一風変わった子ども番組の“歌のおにいさん”になってしまった青年の成長をコミカルに描く内容で、前回主演を務めた『魔王』とは落差の大きな役を大野がどのようにこなすのか、ファンならずとも気になるところだろう。GIRL NEXT DOOR の千紗が共演するのも注目を集めている。 (文:田井裕規) P R
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