ORICON STYLE

Check 2010年12月01日
K『スペシャルインタビュー』 活動休止の素直な心境を吐露!
自分自身や音楽に対して素直に接するようになった
Kphoto

――ベストアルバム『K-BEST』がリリースされましたが。このアルバムからいかにKさんがこの5年間濃密な音楽生活をされてきたかがわかります。
【K】 5年間って早いなって思いましたね。でも、やっているときは長いなと思っていたんですけどね。

――5年前といえば、日本語を覚えるのも大変だったのでは?
【K】 コミュニケーションがとれないストレスはありました。でも、僕は日々勉強、学びたいという思いがあるので、日本語を覚えるたびにいろんな新しい発見があったり、それまでになかった感覚が芽生えたり……それが歌詞や自分の作る作品につながっていくことが、単純にうれしかったですね。

――この5年でご自身で描かれる歌詞、世界観も変化していきましたよね。
【K】 僕は日本語に対する憧れから、とくに歌詞に対しての思いが人一倍強いんです。でも、その思いが強いあまりに、思うように歌詞が書けなくなって悩んでいた時期があって。そのときに、槇原敬之さんに相談をしたら、「先に歌詞を書いて、そのあとにメロディーをつけていけばいいんだよ」とアドバイスされて、最初に歌詞を書くようにしたんです。

――それによって言葉数に制限がなくなって、言いたいことが自由に、素直に書けるようになったと。
【K】 物の見方自体変わりましたし、いろんなことに興味がより沸くようになりました。それに以前は、誰かに届けようという気持ちで100%曲を作ったり、歌っていたんです。だけど、今は自分のために曲を作ろう、歌おうっていう気持ちに変わったんです。そういうとわがままに聞こえるかもしれないですが、自分が感じたことを形にしていけば、それと同じように感じている人がファンになって、僕の音楽を聴いて好きになってくれるんじゃないかなって。実際僕自身がそうでしたし。きっとまた何年かして、僕が成長して、器が大きくなったら、誰かのために書こうってなるかもしれないですけど、今はアーティストとしてそういう風に生きていってもいいのかなって。

――きっと以前は周りに対してこうしたい、こうしなくちゃいけないって思いや使命感みたいなものが強かったんじゃないのかなって。
【K】 とくに無理していたっていうわけではないんですけどね。より自分自身や音楽に対して素直に接するようになった思います。

――つくづくKさんは努力家だなと。Kさんが奏でる音楽はもちろん、Kさんの健気な姿に背中を後押しされてきたファンの方も多いと思うんですよね。
【K】 5年間日本で音楽活動をやってきて、ここで一旦活動休止をするんですけど。改めて休みますよって発表してから、気づかされることがものすごく多くて。この5年間の中で僕自身もファンの方やスタッフの方、本当にいろんな方から背中を押してもらったり、支えになってもらったり、僕が知らないいろんなことを教えてもらったり。そういったことを最近感じる瞬間がたくさんあって、休むことがいいきっかけになったのかなって思うんです。

2年後、大人になってみなさんの前に帰ってきたい
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――不安はなかった?
【K】 お仕事ってというよりは、せっかく日本でいろんな仲間ができて、いろんな話ができるようになったので、その仲間たちと離ればなれになるさみしさはありましたね。ここ1、2年ぐらいで自分がやりたい音楽というものがちょっとずつ見えてきて、音楽をより心から楽しむことができるようになっていたところだったので、ここでいかなきゃいけないないのか……っていう残念な気持ちといいますか。でも、ちょうど僕が2年間の徴兵生活を決めたのが2年前で“2年後にいくんだ!”と決めた瞬間から、僕自身が変わってきたんで、すごくいいチャンスできっかけになったと思います。

――音楽愛を再確認できたと。
【K】 僕が10年前に音楽をはじめてから、プライベートでも、どこで何をしていても必ず頭の片隅に音楽のことがあったんですけど、今回は初めて音楽と離れる時間になると思うんです。本当の意味での休暇といいますか、まだまだデビューして5年なので、これから先、もっともっと長い音楽生活を全力で走リ続けていくための充電期間だと思えば、きっとあっという間の2年だと思いますし、すごく意味のある2年になるんじゃないかなと。

――描かれる歌詞、世界観も変わるかもしれないですね。
【K】 今からもう、いろいろ新たにやりたいことも見えていたりしますし。ぜひ楽しみに待っていてほしいなと思います。改めて今回ベストアルバムを作ったことによって、曲ごとに本当にいろいろな思い出があったなって。たとえば「over...」だったら、デビューしてからのことももちろんあるんですけど、デビューする前、僕が日本に来る前からのストーリーを描いていたり。それは「dear...」とも被るんですけど、5年間の自分を作ってれたバックストーリーがここに収録された1曲1曲に詰まっているんですよね。

――1枚目の1曲目に「over...」、2枚目のラストに「dear...」がきているのも感慨深いですね。
【K】 次のステップのためにもっといい曲を作ろう、作りたいって思いにもなりましたし。今のこのタイミングだからこそ、いろんなアンテナを持って2年間を有意義に過ごすことができると思うし、この経験を決して無駄にしないように、2年後、大人になってみなさんの前に帰ってきたいと思います。そして、僕の音楽を通して待っていてくださったみなさんに恩返し、感謝の気持ちを表したいと思います。

――私達も前向きに、楽しみに待ってますね。
【K】 でも、1つだけ先に謝らせてせてください……。

――えっ?何?
【K】 日本語は相当下手になっていると思います。なので、みなさんゴメンナサイ…。

――きっとKさんのことだから、すぐに感覚を取り戻しますよ。
【K】 そうだったらいいんですけどね。

――では、最後に。日本に帰ってきて、一番最初に食べたいものは?
【K】 『サッポロ一番』の塩ラーメンを食べたいです!


(文:星野彩乃)

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1983年11月16日、韓国ソウル生まれ。
幼少の頃からゴスペル、R&Bといったブラックミュージックに親しみ、教会で続けていたピアノによるパフォーマンスがプロデューサーの目に留まり、プロデビューのきっかけをつかむ。
2005年3月2日、シングル「over...」(TBS系ドラマ『H2』主題歌)でデビュー。5位を獲得。
2006年1月18日、アルバム『Beyond the Sea』をリリース。
2006年12月13日、アルバム『Music in My Life』をリリース。
2007年3月21日、アルバム『The TIMELESS Collection VOL.1』をリリース。
2009年3月18日、アルバム『Traveling Song』をリリース。
2009年12月2日、アルバム『Merry Christmas』をリリース。
2010年12月1日、アルバム『K-BEST』をリリース。

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