――今回の「Kiss
Me Good-Bye」も魂のこもった曲で。『ファイナルファンタジーXII』の挿入歌なんですよね。 【アンジェラ】 あのね、これ、すごいお話がありまして。アメリカから日本に戻ってきた2003年の頭、まだデビューも決まっていなかった時に、私のデモテープを聴いた植松伸夫さん(ファイナルファンタジーの楽曲を手がけるゲーム音楽界の巨匠)が“この子でやりたい”って言ってくれたんですよ!
――でも、これまで作詞作曲ともに自分で行ってきたアンジェラさんが、他の方の作った曲に詞を乗せるっていうのは難しいものじゃないですか? 【アンジェラ】 すごく素敵なメロディだったから、歌詞はすぐに思いついたんですけど、“歌う”ことがチャレンジだったんですよ。最初に歌入れをした時に、なんかこう、自分のものにしきれていないなというのがあって。それで思ったのが、作詞作曲をしない“シンガー”の方って、他の誰が作った曲でも、それを聴くとその方の曲だ!って思えるくらい自分のものに出来る力があるんだけど、“シンガーソングライター”としてやってきた私は、その“シンガー”の部分にフォーカスが足りなかったのかなと。これはシンガーとしての自分を成長させる良い機会だなと思ったし、植松さんがこんなに良い曲を書いてくれたからこそ、植松さんの曲だけど“アンジェラ・アキの「Kiss
Me
Good-Bye」”って思われるまでにしたいなと思って。最近ライブで歌うようになって、段々自分のものに出来てきました。