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――まず最初にアルバムが出来上がった感想や手ごたえを聞こうかな、と。
【Utada】「実はアルバムが出来上がったのって、もうずいぶん前なんですよ。もう結構前だからなぁ、覚えてるかなぁ(笑)。なんかね、ホントに終ったの?ホントに?ぬか喜びじゃないよね?やり残してる事はないよね?って感じだったわけ。1曲ずつを完成させていくんじゃなくて、1曲をある程度、現段階での完成だねっていう状態まで持っていって、それから何曲かまとまってきたら改めて見直して、じゃあ方向的にこれでいいのかなとかいろいろ考えながら何回も見直しては戻り、戻っては足したり減らしたり…。そういう事を何回も繰り返しながらやってきたのね。だからいちばん最後になっても、ホントにこれで終ったのかなって感じだった。でね、今までだったら大抵マスタリングが終って、よし、OK!これで完成だぁ〜ってなるんだけど…。今回が今までとちょっと違うのは、レコード会社に提出しても、レーベルヘッドの人が“NO!”って言ってくるかもしれないじゃない? まぁ日本もそうかもしれないんだけど、アメリカの方がそういう点で何があるかわかんないって事が多くて。すごく有名な人でもCDがおしゃかになってお蔵入りとか何かの問題でそうなっちゃったりするから、完成はしたけどホントに出る?!出るのか!?っていう(苦笑)。うん。出るまではちょっとドキドキしてる自分がいるの。」
――ところで、一体いつ頃からアメリカ・デビューを考えてたの?さかのぼってみれば“cubic U”もあるし、『RUSH HOUR 2』のサントラ盤('01年7月発売)に“HIKARU UTADA”として参加してるし…
【Utada】 「最初の“cubic U”は、私はその話がどこからどう来たのか全く知らなくて、ただ“CDを1枚英語で作る事になったよ”って言われて“じゃあ作るよ。やってみるよ”って感じだったの。で、人生で初めて作った曲はアナログで出してるけど、2曲目くらいから10曲目ちょっとくらいまでの曲が入ってるのが“cubic U”のCD。でもね、別に出るとか出ないとか意識になかったし、ただ作ってた。夏休みの宿題みたいな感じではあったかな。ちょうど作ってたのが夏だったし…。それで、あぁ私にも詞を書いたり歌ったりっていうのができるもんなんだなぁって思って。レコーディングっていうのは小さい頃から見てたし知ってたけど、自分でやるっていうのはこういう感じなのかなあって。でね、宇多田ヒカルで日本でデビューしてからは、ちょくちょくいろんな話があったの。英語がしゃべれるんだったらなんでやらないの?うちでやらない?って感じで。で、Island Def Jamからまずサントラ盤で1曲やってみない? そしたらうちらの仕事もわかるし、1曲一緒にやってみて何か対応が悪かったとかヤダなと思ったら断ってくれたらいいし、もし気に入ってくれたらちゃんと契約の話もしてみたいって言われて。で、とりあえずあのサントラ盤の1曲をやって、そのままその時の同じチームの人達がいる状態で契約をしたの。」
――となると、全米デビューを意識したのはいつになるんだろ!?
【Utada】 「だから、契約するって決めてから。うん。契約するって決めて、じゃあやるって感じだったかなぁ」
――('02年2月に)Island Def Jamと契約した事を発表してから、こうやってCDがリリースされるまで、病気の事とかもあって当初の予定よりは時間がかかっちゃったじゃない?その間で何か気持ちの変化はあった?
【Utada】 「早くやんなきゃなぁ〜、あんまり遅れちゃうと契約を切られちゃうかなぁ〜、どうしよう〜、結婚なんかしてる場合じゃないよぉ〜って感じ(笑)。でもね、もともと日本でデビューする時も、うわぁ〜デビューだ!とか日本で有名になってやるわ!とか、そんな感じじゃなかったのね。まっ、今回もCDを作って、出た!出た!ホントにCDショップに置いてあるよ!! って感覚よりは、もっとこう…ちゃんとデビューってもんがわかってるし、そういう所で言えばレコードの枚数から考えても5枚目のアルバムだし、ベテランの域に入ってきたし(苦笑)。うん。ちゃんと自分の中で気を引きしめて、よし!やるぞ!!っていう感じではあるけど…。うーん、別に市場が変ったからとか会社が変ったからとか、どでかくアメリカでやるんだあとか、そういう感覚ではないかな。」
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EXODUS
Utada
2004/09/08発売
ユニバーサル インターナショナル
UICL-1046 |
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収録曲
1.オープニング
2.デヴィル・インサイド
3.エキソドス’04
4.ワークアウト
5.イージー・ブリージー
6.ティッピー・トウ
7.ホテル・ロビー
8.アニマート
9.クロスオーヴァー・インタールード
10.クレムリン・ダスク
11.ユー・メイク・ミー・ウォント・トゥー・ビー・ア・マン
12.ワンダー・バウト
13.レット・ミー・ギヴ・ユー・マイ・ラヴ
14.アバウト・ミー |
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