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2010年04月14日

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赤ワインのように“こってり”しているところとは?

上野樹里

【玉木】 たしかに、いろんな要素を含めて“こってり”した仕上がりですね(笑)。
【上野】 さっぱりしたワインって、ハイペースでどんどん飲んでいけそうな、楽しい感じですけど、こってりしたワインは濃縮され、熟成されたイメージ。一杯でズドンと来る(笑)。そういう心に焼きつくシーンがギュッと詰まった後編は、“のだめワールド”のドキドキ感を、じっくり、ゆっくり味わえる作品になっていると思います。
【玉木】 後編の初日には、みんなでおいしいお酒でも飲みたいけど、残念ながらそんな時間はなさそうだね。
【上野】 初日はみんなバラバラで、舞台挨拶に日本全国へ飛ぶ予定になってて……。やっぱりこの4年間、同じスタッフとキャストで、一緒にステップアップしながら、作品を作り上げてきたことが、大きな力になりました。みんなと一緒だったから、異国の地へ行っても、ちっちゃくならないで“がんばろう!”って思えたし。

ファンの声が力を与えてくれたことも?

玉木宏

【玉木】 ずっと応援してくれたファンの方々の存在も、すごく励みになりました。やっぱりテレビドラマから映画になって、ファンの人たちの反応を肌で感じられたことはうれしかったですね。それと、登場人物の1人ひとりに音楽というベースがあるうえで、それぞれが悩んだり、恋をしたりという姿は、演じていて気持ち良かった。人生ってどこまで行ってもゴールがない。そんなリアルさが、この作品の最大の魅力ですね。
【上野】 後編では、これまでの“明るく楽しいのだめちゃん♪”のイメージから、ナマの人間としての深みのようなもの……、嫉妬や劣等感も正面から見せています。クライマックスの『2台のピアノのためのソナタ』を弾くシーンでは、のだめのキャッチフレーズ的なセリフがありますが、ドラマ第1話の“チャンチャン!”というギャグテイストに戻るのではなく、新しいリアルを川村泰祐監督と玉木さんと、3人で話し合って作り上げました。そこに至るまでの、のだめの心のうねり、そして疲れ果てた心が解きほぐされ、希望を取り戻していくシーンだったので、これまでの世界観よりも、もう少しシリアスに、“ラブ”がナマっぽく入っています。

後編は、これまでの“のだめ”の世界観と変わっている?

上野樹里、玉木宏

【玉木】 川村さんは、一緒に作品を作り上げている感じのすごく強い監督でした。いろんなことを話し合いながら、撮影したよね?
【上野】 今回は、精神的に重たいシーンが続いていたので、パリで峰くん(瑛太)や真澄ちゃん(小出恵介)たちとコタツを囲むような明るいシーンでも、うまく気持ちが上げられなくて。そういう時に、テディベアみたいな川村監督が側にいて下さって、すごく安心でした(笑)。
【玉木】 今日(4月6日)のファンイベントでも「かわいい〜」って言われてたよね(笑)。川村監督も、ドラマの時からずっと武内監督の側で見て来られた方だから、現場のことはもちろん熟知されているし……。
【上野】 なんだか、ずっと千秋の側でオケを見てきたのだめが、今回、ミルヒーのステージに立ったエピソードと重なりますねぇ(笑)。ある意味、作品にとってのだめのような存在だった川村監督と一緒に、ファンの方を裏切らない、のだめのかわいいテンポ感あり、千秋先輩とのだめのリアルな未来も感じられる、新しいハーモニーを最後にお届けすることができて、ホントうれしいデス!!

(文:石村加奈)
(写真:原田宗孝)

PROFILE

上野樹里
1986年5月25日生まれ。兵庫県出身。
2001年にCMでデビュー。2003年には田辺聖子原作の映画『ジョゼと虎と魚たち』でスクリーンデビューを果たし、2004年に映画『スウィングガールズ』で主演を務め、第28回『日本アカデミー賞新人俳優賞』のほか、多数の国内映画賞を受賞した。その後、2006年に放送されたドラマ『のだめカンタービレ』(フジテレビ系)の天才ピアニスト・のだめ役で大ブレイク。2009年12月に映画『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』、2010年4月17日より『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』が公開。

玉木宏
1980年1月14日生まれ。愛知県出身。
1998年、俳優としてドラマデビュー。主な出演映画に『ウォーターボーイズ』 『ミッドナイトイーグル』 『雨鱒の川』 『真夏のオリオン』 『MW』などがある。テレビドラマでは、NHK連続テレビ小説『こころ』、『鹿男あをによし』(フジテレビ系)、NHK大河ドラマ『篤姫』などに出演。『のだめカンタービレ』(フジテレビ系)では、千秋真一役で人気を博した。2009年12月に映画『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』、2010年4月17日より『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』が公開。
アーティストとしては、2004年にデビュー。2009年は、シングル「SLOW TIME」、アルバム『Times...』をリリース。11月に自身2度目となる全国ライブツアー『alive』を開催し、1万5000人を動員。2010年3月、初の海外公演となる韓国、香港でのライブを行った。

Information

のだめカンタービレ 最終楽章 後編
Official

のだめカンタービレ 最終楽章 後編(ロゴ)

ストーリー
離れ離れに暮らすことになった、のだめと千秋。千秋には孫Ruiとの共演話が持ちかけられる。一方、のだめはピアノレッスンに励むが、コンクールの許可がなかなか下りず、焦りを感じはじめる。清良の出場するコンクールを訪れたのだめは、ピアノ部門で「ラヴェル ピアノ協奏曲」に心奪われる。この曲こそ千秋と演奏する曲だとのだめは夢見るが、実は千秋がRuiと共演する演目でもあった。千秋とRuiの演奏は大成功を収め、のだめはショックを受ける。失意ののだめに、シュトレーゼマンが共演話を持ちかける。客席の千秋を前にしてのだめの「ショパン ピアノ協奏曲」が始まる。2人の恋もついに『最終楽章(グランドフィナーレ)』へ!!

総監督:武内英樹
監督:川村泰祐
出演:上野樹里 玉木宏 瑛太 水川あさみ 小出恵介ほか
2010年4月17日(土)より全国東宝洋画系ロードショー
(C)2009 フジテレビ・講談社・アミューズ・東宝・FNS27社

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