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SNSを活かしたユニークな活動も……期待の新ユニットがデビュー!!

東方神起やKARAなど多くのアーティストに楽曲提供するほか、SNSや口コミを最大限に活かしたユニークな活動で、インディーズ時代から人気のWHITE JAMが、待望のメジャーデビュー!楽曲はもちろん、活動の考え方についてなど話を聞いた。

個人的なことを、いかに普遍的なタッチで描いていくかがWHITE JAMのこだわり

  • SHIROSE

    SHIROSE

  • GASHIMA

    GASHIMA

――「Valentine」は、男女の大事なイベントごとをキーにしたバラードですが、ひと味違うバレンタイン曲になっていますね。
SHIROSEこの曲は、大切な人と会うための口実のことを歌っているんですが……。10年20年経って世界が変わっていたとしても、この曲のもとにみんなで集まろうっていうメッセージを込めています。
NIKKI私たちにとってイベントや曲が、ファンのみんなや大切な人と会うための口実なんです。だからこれからも、人とあまり会わなくなる時代が来たとしても、また会おうねっていう気持ちを込めました。

――歌詞の最後に<その薬指が全てを語るよ>というフレーズがあって、2人の関係性がすごく意味深ですよね。
NIKKI聴く人によって、いろんな説がありますね。だから正解はないんです。
SHIROSEでも、俺らのなかではひとつ答えがあって、2月13日に開催する、WHITE JAM主演舞台&LIVE「デッド・オア・会う」が、それなんですけど……。この曲に込めた俺らの思いを、ぜひ確認しに来てほしいです。

――歌詞とかのアイディアは、SHIROSEさんから?
SHIROSE主にそうですが、メンバー同士の日常会話のなかで、いろんないい言葉が出てくるんで、それをメモって使いますね。
NIKKI「Valentine」でも<たとえばいつか僕らにも〜>っていうくだりは、私が元彼とそういう会話をしたことがあるって、5年くらい前にみんなに話したんですよ。それが、いきなり歌詞に出て来て「ええ〜!」ってなりました。
SHIROSEそういう個人的なことを、いかに普遍的なタッチで描いていくかということが、クリエイティブであり、俺らのこだわりでもあるんです。


――で、2曲目の「AMA AMA HAND」は、一転して音楽業界をユーモアとシニカルを込めて歌っている。
GASHIMAこれは、ある種のラブソングです!レーベルの人、アーティスト自身、音楽媒体の人……。きっとみんな最初は、音楽が好きというところから入っていると思うんです。好きだという気持ちで入ったはずなのに、今は何かしょうもないもんに縛られて、面白くないことをやっちゃってんの?って。初心に戻りましょうって歌っているんです。

――インディーズでは楽しいと思うことを自由にやって来たわけですが、今回メジャーデビューして何か変わったことはありましたか?
GASHIMAインディーズのときより、もっと自由になったんじゃないかって思います。インディーズは、何かやりたい企画やアイディがあっても、実現するプロフェッショナルが周りにいなかった。でも今は、いろんなプロが周りにいて、アイディアをすぐ行動に移せる。そういう部分では、すごく自由度が広がりました。

――そして、3曲目の「ない答えのヒント feat.シロセ塾講師&塾生」は、すごく希望に溢れている曲だなと思いました。
NIKKI「渋谷宝探し」というイベントをやったときに生まれた曲で、イベントは建物とか標識とかのヒントを頼りに、渋谷のいろんなところを回って、答えを導き出すというもので。イベントを通して、自分たちにとって何が本当の宝だったのか、自分の人生にとっての宝って何だろう?って、考えるイベントだったんです。それを今回、参加してくれたみんなと一緒にレコーディングして、メジャーデビューして、じゃあここからの宝は何なのか?また、みんなで探しに行こうって歌っているんです。
SHIROSEインディーズでずっとやって来たことのひとつの成果として録ったものが、メジャー1stシングルに入っているという意味では、俺らだけじゃなくて、ファンのみんなも一緒にメジャーデビューしたという感覚ですね。

ファンと一緒に夏合宿や家庭訪問を――みんなを楽しませるためにやっている

  • NIKKI

    NIKKI

――WHITE JAMは、ファンが率先して口コミでプロモーションしてくれたり、みんなで宝探しイベントをやったり、活動がすごく面白いですね。
SHIROSEみんなを楽しませるためと思って、いろいろ考えてやっているだけなんですけど、ここまで来られたのは、やっぱりファンのみんなのおかげです。本当にファンのクオリティーが高すぎなんですよ(笑)。だから、俺ら自身がそれに負けないようにって頑張ってて。
GASHIMAいきなりライブと関係ないイベントをやったりするんで、「普通にライブを観せろ!」って、たまにめっちゃ怒られるけど。
NIKKI富士山のふもとで夏合宿をやったり、抽選で家庭訪問をやってUSTREAMで中継したり……。家庭訪問のときは、交通費が自腹という意味でも、どの地域の人に当たるか、めっちゃドキドキしたし(笑)。でも、なんやかんやで、最終的にはやってくれてよかったって言ってくれます。おかげで、去年やったあれを今年はやらないんですか?これをまたやってくださいって、めっちゃ言われますけど。

――あと、SHIROSEさんは、東方神起、KARA、山下智久など多くのアーティストへ楽曲提供でも有名ですが、WHITE JAM以外の楽曲のときと作り方などで違いはありますか?
SHIROSE自分たちの曲を作るときと、基本的に違いはないですが……。その人が、どういうテーマを持って生きているか、そこに共感できるかどうかというのが、すごく重要になります。多くのアーティストのみなさんはポリシーを持っていて、実際にお会いできないときでも、それはライブを観れば分かるし、ブログやTwitterの言葉からも伝わるので、それを曲にするのが俺の仕事だと思ってて。

――その人の生き様を、曲に投影させるということ?
SHIROSE当たり前のことを言うようだけど、作品って人間力に比例するんです。それは音楽に限らず、どんな仕事でもそう。その考え方は、WHITE JAMでも他のアーティストでも同じです。

――自分たちを常に律していないといけないですよね。
NIKKIそういう意味でのプレッシャーは常にありますよ。ファンが、友達に自慢できるような自分たちでいないとって。
GASHIMAあと大事なのは、ちゃんとしたものを食べること。この意味は「AMA AMA HAND」の最後に込めているので、しっかり聴いてほしいですよね。
SHIROSEそれと、これを言ったらこうなる、こう言ったらあれを失うという恐怖は常にあって。でも、はっきり言って俺は、音楽のためなら死んでもいいと思っている。その指標となるのが、人として素晴らしいことをやれているかどうかということなんですね。ですから、世の中というのは………(以下、不適切なコメントにより掲載できませんでした)。
(文:榑林史章)

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