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ゆび祭り『さしこプロデュース!アイドルが集結した夢のようなイベントをレポート』
3分45秒(さしこ)にスタート!「今日は全員を好きなってほしい」
出演するアイドル9組が次々と、グループ名のプラカードを掲げて現れる。ズラリ並ぶと華やかさいっぱい。私立恵比寿中学はガウンにサングラスの3人だけだが。事前にスタッフによる抽選で決まった出演順を発表。各組の持ち時間は10分だ。さしこが再び「今日は全員を好きなってほしい」と、推しが交じる観客に呼び掛けた。本当に気をつかう。
いよいよライブがスタート。1番手はキンコンカンコンとチャイムに乗り“king of 学芸会”私立恵比寿中学が登場。が、この日はトサカ、金髪、赤毛などなど、全員ヴィジュアルバンド風のド派手メイク&衣裳だ。本当にこの子たち、普通にしてれば美少女なのに、毎回スゴイ(笑)。「盛り上がってるかブドーカン!」「とっておきの曲を用意したぞ!」と歌ったのはメタルナンバー「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」。ハイスパートなビートに乗って「MX!MX!」と叫び、ジャンプし、ほうきのギターも弾いて踊りまくる。1曲に見どころを盛り込んで「ウイ・アー・エビチュー!」と疾風のように去った。
先輩さしこよりライバル・乃木坂へアドバイスも!
次は「アテンション・プリーズ」と、ぱすぽ☆の“フライト”。持ち前の力強いガールズロックナンバーに、統制の取れたダンスでは脚がメチャ上がる。「少女飛行」で売りのキャリーバッグを使った“コロコロダンス”も見せるなど、個性を存分に発揮した。
AKB48から参加の渡り廊下走り隊7は、レトロ歌謡「希望山脈」、逆説的メッセージソング「少年よ嘘をつけ!」、サビの振りが可愛い定番アイドル曲「完璧ぐ〜のね」とタイプの違う3曲で勝負。渡辺麻友の「ぐーのねも出ねーぜ!」でキメる。元SDN48の浦野一美は26歳で、出演アイドルで最年長。
会場をざっと見渡すと、Tシャツ着用率が最も高そうに見えたのが、ももいろクローバーZ。中盤5番手での登場前から、大歓声と手拍子が起こる。「会場にいるモモノフ(=ファン)たちに告ぐ!」と陰ナレの前口上から、「私たちこそがももいろクローバーZだ!」と勢いよくステージに駆け込み、そのまま新曲「乙女戦争」に。力感あるラップを回して息をつかせぬ展開。続いてキラーチューン「行くぜっ!怪盗少女」では、エビ反り、前転、側転、馬跳びと繰り出す。エネルギッシュなステージで、モモノフのみならず観客全体をヒートアップさせた。
(文:斉藤貴志)
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