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JUJU『スペシャル番組はWOWOWで観よう!番組の観どころから歌声の意外な秘密まで語る!!』

WOWOW『JUJUスペシャル〜JAZZ・COVER・ORIGINAL全て見せます〜』はファンならずとも必見の特別企画。ブルーノート公演の感想や歌声の意外な秘密など、番組に先立ちJUJUの魅力をたっぷりとお届けします!

ブルーノートは大好きな場所、でも上がり症だから本番直前は緊張しています

――番組はではあらゆる角度からアーティスト・JUJUを掘り下げていますが。そのなかでもJUJUさんの音楽の原点となっているジャズライブが行われた、8月のブルーノート東京の感想をまず聞かせていただけますか。
JUJU今回で3回目のライブになるんですが、私は元々ブルーノートにはいちファンとして通っていました。住みたいぐらいメチャクチャ大好きなので、3回連続で帰れたのはすごく幸せでした。でも本番直前はノイローゼの白熊みたいで(笑)。すっごい上がり症だし、お客さんとの距離が近いぶん難しいのがブルーノートだったりするので、非常に緊張していました。

――特に印象に残っている曲は?
JUJU「It Don't Mean A Thing」でしょうね。名古屋や大阪のライブでもこの曲になるとお客さんがはしゃいだり興奮してくれて、みなさんドゥワドゥワしたいんだなって(笑)。

――今回は「It Don't Mean A Thing」も収録されている『DELICIOUS〜JUJU's JAZZ 2nd Dish〜』を引っ提げての公演でしたが、アルバムはどんな方向性で制作をされたんですか?
JUJU『TAKE FIVE〜俺たちは愛を盗めるか〜』(TBS系)というドラマで歌った、「Take Five」をCD化したいというところからアルバム制作が始まったんですけど、あまりマニアックな選曲にしないようにしようっていうのがまずあって。オーソッドックスなジャズスタンダードを中心にして、ジャズを聴いたことがない人でもとっつきやすいアルバムにしたかったんですよ。

――JUJUさんは歌い方も一般的なジャズシンガーとは違う、オリジナリティーがあって。だから聴きやすいっていう人も多いですよね。
JUJU私自身、自分がジャズボーカリストという自覚はないんですよ。ジャズシンガーの根っこって、その人自身の生き様だと思うので、それを確立できるのは80歳か90歳になってからかなと。ただジャズから歌手の道に入ったので、デビューした頃はジャズの歌い方が自分のオリジナルの声になっていて。そのままの喉で歌っていたら、バラードのレコーディングのときにディレクターから、それだと日本語のバラードは届かないって全否定されたんです。それまでの自分の生き方まで否定されたようで空気が凍りついたんですけど(笑)、そこからビブラートを少な目にしたり、言葉をちゃんと発音するように歌ったらなるほどなと。日本語を届けるってこういうことかと気づいて歌い方を変えていったら、自分でも知らないうちにジャズのときとは違う“JUJUの喉”が出来上がっていたんですよ。

アコースティックライブツアーにロックバンド――やりたいことがたくさんある

――ジャズの喉とJUJUの喉はまったく別モノですか。
JUJU別ですね。それぞれ違うところを使っているので。だから逆にジャズライブの中で自分のオリジナル楽曲を歌うのは、実は難しい。前にリクエストされて歌ったら全然ダメでちょっと唖然(あぜん)としました(笑)。

――JUJUさんをポップス歌手として観ている人も多いですが、そんな人たちにジャズの面白さを伝えるなら?
JUJUジャズがあると絶対に日常が楽しくなります。ジャズってコード感が混沌としているというか。不協和音だったりするのでどこに着地するんだろう?って思うんだけど、最後は一番気持ちいいところにひゅっと着地するんですね。それって支離滅裂でまとまりがなくなった気持ちがふと楽になる感覚と似ていて。ジャズを聴くとどんなに自分がグチャグチャになっていても、いつか糸口が見つかると思えるんです。あと言葉選びやメッセージがすごくシンプルだったりするので、恋に不器用になっている大人にはすごくいい(笑)。私自身、大人になればなるほどジャズは精神安定剤みたいな存在になっていて。わからないことがあったらジャズを聴くみたいな。そういう生きるヒントが散りばめられているので、どんどんいろんな方に聴いてもらいたいです。

――説得力十分でジャズの見方が変わりますね。
JUJU日本ではジャズが難しい音楽って捉えられているのがすごく残念。そもそも庶民のダンスミュージックだったので、決して難しい音楽じゃないですよ。

――今番組では『ジュジュ苑』など、カバーにも焦点を当てていますが、今後カバーしたい曲やアーティストはいますか?
JUJU私の青春クラシック集みたいなカバー集を作ってみたいです。そこが好きだった人以外にはマニアックになるかもしれないけど、私が中学生高校生ぐらいから心を鷲掴みにされた曲たちっていうのをどんどんカバーしていければなと。

――具体的にジャンルでいうとどこらへんですか?
JUJU90年代HIP HOP、R&Bですよね。モナ・リザとかあの時はこの1曲いい!っていうのがあったけど、その後は続かなかったっていう、すっごい懐かしいアーティストや名曲たちを全部焼き直して歌ったら楽しそう。私がクラブ通いしていた頃の曲って20年ぐらい前の超オールドスクールなので、いまの若い子たちが聴いたら逆に新鮮なんじゃないかな。

――90年代クラブミュージック縛りで『ジュジュ苑』をやったら、また面白そうですね。
JUJU確かに。最近また月1回のペースで『ジュジュ苑』をやりたくて。あとクラブツアーとかアコースティックライブツアーとかロックバンドとか、やりたいことがたくさんありますね。
(文:若松正子)

『JUJUスペシャル〜JAZZ・COVER・ORIGINAL全て見せます〜』はWOWOWで観よう!

◆JUJU MUSIC LIBRARY
JUJUのミュージックビデオから活動の歴史を綴るスペシャルプログラムを放送。
【放送日時】11月4日(月・休)15:00

◆JUJU ジュジュ苑全国ツアー2012 at 日本武道館
2012年10月10日“JUJUの日”を記念し日本武道館で行なわれた人気カバー・ライブイベント『ジュジュ苑』を放送。
【放送日時】11月4日(月・休)16:00〜

◆JUJU JAZZ TOUR 2013 at ブルーノート東京
ジャズの聖地・ブルーノート東京で開催された『JUJU JAZZ TOUR 2013』の模様とインタビューを放送。
【放送日時】11月4日(月・休)18:00〜

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