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ORICON NEWS
JUNHO From 2PM『ファンと共に作り上げた感動の初ソロライブをレポート!』
ファンのみんなの声を聞いて、僕の声を聞かせて、一緒に楽しむコンサートに
この日は、日本ソロデビューミニアルバム『キミの声』の収録曲に加え、「ウヨンさんが去年ソロデビューしたときに僕がプレゼントした曲です」と言って「Be With You」を生バンドの演奏をバックにマイクスタンドを握りしめながら熱唱するなど、これまでジュノが作曲し、2PMやメンバーに提供してきた楽曲なども披露。さらに「今回のアルバムの中で、まだ披露してない曲があるの知ってますか?今日はファイナルなのでいつか歌います」との宣言通り、「目を閉じて」で女性ダンサーと妖艶な世界を表現したあと、「Heartbreaker」を初公開し、キレのあるダンスで圧倒した。そして、「キミの声」になると、自然と「イ・ジュノ」コールが沸き起こり、ジュノはその声をしっかり受け止めながら、自身のなかにあふれる想いを歌声に乗せて客席にまっすぐ届けた。
「さて、ここでみなさんと楽しみたくて用意した企画にいきたいと思います」とLEDに企画内容がうつしだされる。「僕のツアータイトルにもなっている『キミの声』にちなんで、ジュノに言ってほしいことを大募集!採用された方は、ジュノがライブのMCで発表します」「では、今日選ばれた言葉を見てみましょう」とジュノが言うと、スクリーンに映し出されたのは“ぐりこ、俺の女になれ。”。「ぐりこさんいますか?」と呼びかけるも、返答がなく、「では、今日来てくれた会場のみなさんに送ります!」と、呼吸を整え、低音域を響かせながら、「おい!俺の女になれ!」と真顔で放つと、会場から悲鳴が!顔を赤らめ、タオルで顔を隠すジュノ。沸き起こる「もう1回!」コールにも応え、「恥ずかしい時間は終わりました(笑)。そして、もうひとつの企画があります」と、ジュノに歌ってほしい楽曲を募り、上位2曲に選ばれた、福山雅治の「蛍」と安全地帯の「ショコラ」をギターとピアノの伴奏で熱唱。ジュノの情感こもった歌声、息遣いに観客はじっくりと耳を傾けた。ちなみに5位はB'z「イチブトゼンブ」、4位HY「366日」、3位スキマスイッチの「奏」。「歌って〜」という会場の声に、即興で「イチブトゼンブ」の一部分を歌うサービスもみせた。また2PMのライブでおなじみの「Forever」では、マイクを観客に向け、会場は合唱に。その光景に目を細め、胸に手を当て、感慨深い表情を浮かべるジュノ。「みなさんの声をたくさんもらえて幸せでした。みなさんと過ごしたこの夏、忘れられない最高の夏になりました」と温かな一体感が包み込むなか、「今日、ウヨンさんとジュンケイさんが応援に来てくれてました!ありがとう〜愛してる〜!やっぱり僕たちのメンバーですね」と今回のツアーTシャツ&タオルを巻いてエールを送る2人にジュノは笑顔で手を振った。そして、ポップなスタジャンに着替え「原点に」からラストスパート。「SAY YES」では、イエローの「SAY YES」ボードで埋め尽くされるなか、ジュノはパワフルな歌声を聞かせ、一旦ステージをあとにした。
アーティストとしての振り幅の広さ、多彩な側面に圧倒されたステージ
鳴り止まない「イ・ジュノ」コールに、1階中央から客席を通って登場するというジュノからのサプライズで、ダブルアンコールは幕開け。ツアーラストを飾ったのは、「GOOD BYE -Remix-」。全22曲、約2時間半、2ヶ月間に渡った初のソロツアーを最高潮のなか、締めくくった。
今回のライブでは、アルバムからさらに多様化し、ジュノというアーティストの振り幅の広さ、多彩な側面に圧倒されっぱなしであった。しかし、「みなさんの声を聞いて、僕の声を聞かせて、一緒に楽しむコンサートにできたらと思います」と最初のMCで言っていたように、ただ魅せるだけの一方通行のライブではなく、ファンとジュノと一緒に作り上げた、両者への深い愛に包まれた“声”が終始心を支配する感動的なライブであった。各地で新たな自信を得てアーティストとしてたくましく進化を遂げたジュノ。2PMに彼がどんな影響を与え、今後どのような姿を見せてくれるのか……想像するだけでワクワクする。
(文:星野彩乃/写真:増田慶)
関連リンク
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