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SUPER JUNIOR『11万人を動員した東京ドーム公演をレポート!』

SUPER JUNIORが7月27、28日の2日間にわたって東京ドームで『SUPER SHOW5』を開催!2年連続、約1年ぶりとなる東京ドーム公演に、SUPER JUNIORのメンバーと計11万人の観客は、両者が待ち焦がれたこの瞬間のために蓄積していたパワーを爆発させた。

ヒーローコスプレから女装まで、SUPER JUNIORならではのステージ

 3D映像のビルが爆破され、特効が鳴り響くと同時に、メンバーが四方から登場!迫力のオープニングで観客のテンションは一気に上昇!そして、中央ステージで全員が合流し、「Mr.Simple JPN ver.」を披露。
「日本での『SUPER SHOW』のステージは初めてですが、メンバーと一緒にこのステージに立てるなんて夢みたいです。最後の1曲まで楽しんでください」(カンイン)、「ただいま〜(客席から「おかえり〜」)。すっごく会いたかったです」(シフォン)、「僕たちに会いたかったですか?(大歓声に)まじで?じぇじぇじぇ〜みんな大好きです」とNHK連続ドラマ小説『あまちゃん』の台詞を真似てノリノリにあいさつ。キュヒョンに便乗しウニョクも「2年連続で東京ドームで会えるなんて、超うれしいです。みなさん今日は悔いの残らぬように全力でいきましょう!いつやるの?(客席から「今でしょ〜」)はい!」。最新アルバムに収録の新曲「Hero」では、ピアノの壮大な音色をバックにしなやかダンスを披露。会場は温かな一体感に包まれた。

 中盤はユニットごとにわかれ、『SUPER SHOW』でしか味わえないスペシャルショーを展開!ウニョク、シウォン、ドンヘ、ヘンリーが、クールなダンスナンバー「Cold」でカッコよく決めたあとは、キュヒョン、チョウミ、ソンミン、リョウクが竹内まりやの「いのちの歌」をカバー。情感たっぷりに歌い上げ、伸びやかな歌声、ハーモニーを響かせた。そして、エンターテインメントグループ・SUPER JUNIORの本領発揮とばかりに、シンドン、ウニョク、ドンへの3人は、アートメイクを施し、ゾンビに扮し、1人ひとりがアクロバティックな激しいダンスを披露。すると、リョウク、ソンミン、シウォン、カンインは、女装姿でガールズグループたちの曲をパフォーマンス。足を悩ましげに組み替えてみたり、お尻をプリプリ振ったり、セクシーさをアピールするも、慣れないヒールに、カンインは何度もよろけ、シウォンの肩にしがみついたりと、全員がぎこちない動きで会場をわかした。

 そして、ドンへ&ウニョクの新曲「I WANANA DANCE」になると、ミラーボールが回り、ドームがダンスフロアと化した。さらに「ROCK STAR」では完全なる無法地帯と化し、メンバーは素ではしゃぎまくり。何度も「ワンモアタイムー!」と繰り返され、そのたびに踊り狂い、水を掛け合ったり、上着を脱いで鍛えられた肉体美を惜しげもなく披露したのだった。SUPER JUNIORならではのユーモアを炸裂したあとは、キュヒョンとリョウクが、同じSUPER JUNIOR-K.R.Y.のメンバーで現在兵役中のイェソンへの想いを込めて選曲したバラード「モクチ」を熱唱。「みなさん元気ですか〜」とスクリーンにイエソンの映像が映し出されると、観客は神妙な面持ちに。映像をバックに美しい旋律を奏でていた2人であったが、最後にはイエソンの歌声も加わり、壮大なハーモニーに感動の拍手が沸き起こった。

 先程と打って変わってメンバーがスパイダーマンや悟空など、様々なキャラクターに扮し、コスプレ姿でトロッコに乗って周遊。それぞれが各キャラクターに成り切って、ポップチューン「TUXEDO」と「Wonder Boy JPN ver.」を披露。さらに「Sunny」では、両手をハートにしたり、愛嬌を見せたりと、メンバーがレクチャーしたキュートな振り付けを全員でし、会場は笑顔に包まれた。そして、「Dancing Out」では、メンバーが思いのままにステージを所狭しと駆け巡り、ファン、メンバーとのコミュニケーションを楽しんだ。

「キュヒョンさんからお知らせがあります」(ウニョク)、「『SUPER SHOW5』の京セラドーム公演が……!」(キュヒョン)「なんと11月15、16日!」(ドンへ)、「その前に、8月には『a-nation』、リリースイベントとみなさんにお会いできる機会が増えました」(リョウク)、「9月には、ファンクラブイベントもあるので、今年の夏から後半は、SUPER JUNIORとずっと一緒ですよ!」(ウニョク)ラストナンバー「Marry U」が流れると、会場はほのぼのした空間に。「今日はきてくださって本当にありがとうございました」と本編が終了した。

『SUPER SHOW』観客動員数が100万人突破!ファンと共に歩んだ道のり

 アンコールでは、4台のトロッコに乗って客席を周遊しながら「SORRY SORRY」、さらに『SUPER SHOW5』のために作った「★BAMBINA★」で大盛り上がり!しかし、表情を一変させウニョクが「今もこのステージに立っていることが夢のようです。ひとつ心配なのは、来年もこの場所に帰ってこれるかです。今も幸せですが、来年はもっと幸せになりたいです。来年もっと幸せになりましょう!」と想いを語った。

「僕は歌を歌うことが大好きなんですけど、その気持ちひとつだけでここまで来れた気がします。僕が歌っている間は、ずっと僕のことを愛してほしいです」(リョウク)
「今日のコンサートのあとは、ずーっとイベントが続いていく予定です。みなさんともっとお会いするために、これからたくさん走る予定です。みなさんも走ってくれますよね?年末まで今年はずっとみなさんとデートをしたいと思います」(ソンミン)
「僕がみなさんに日本語でお話できて、本当にうれしいです。みなさんが僕たちのために韓国語を勉強してくださったので、僕もみなさんのために勉強していました。これからも日本語の勉強して、みなさんと直接触れ合えるように努力します。最後に僕たちに寂しい想いをさせないでくれて、みなさんありがとう」(ドンへ)
「東京ドームのステージには一度立ってみたかったんですけど、こんな風に実際に立ってコンサートをしてみたら、もっと大きな夢が膨らんきました。みなさん幸せな時間を作ってくださってありがとうございました」(カンイン)
「最初にただいまと言ったんですけど、本当に戻ってきた気持ちでした。夢の象徴である東京ドームのステージに2回も立つことができ、みなさんにもっともっと自信に満ち溢れた姿をみせたいという思いと同時に、謙虚な気持ちにもなります。これからはもっとみなさんに近づいていきたいです」(シゥオン)
「夢のステージである東京ドームでファンのみなさんと向き合えているこの瞬間を、これからも大事にしていたいです」(キュヒョン)
「本当に楽しかったです。僕は少し前に韓国でソロアルバム出しました。日本でも僕のことをたくさん応援してくださってありがとうございます」(ヘンリー)
「僕はいつも東京ドームに来て、ステージに立つととても幸せに感じます。今、僕が感じているこをみなさんに伝えたいです。本当に幸せです。僕も早く日本語を覚えてみなさんに会いにいきます」(チョウミ)
「東京ドームは、本当に素敵なところだと思っていました。でも、東京ドームではなく、ビッシリ埋めつくしてくださったみなさんが素敵なんだと思います。以前はただ大きな会場でコンサートをするのが夢だったとしたら、今の僕らの夢は、いつどこでも僕らが歌やダンスをするとき、みなさんが目の前にいるのが夢になりました。今日この公演で、みなさんに対してたくさんの信頼を持ち、ずっとそばにいてくれる確信をしました。今日のことは忘れません。本当にありがとうございました」とリーダー、イトゥクの変わりに誰よりも率先してメンバーを引っ張っていったウニョクのコメントで締めくくり。

 かと思いきや、「僕見たいものがあるんです」とカンインのひと言で、5万5000人のブルーオーシャンのウエーブを遂行。「僕たちは本当に海の中にいるみたいです」(ウニョク)、「僕たちが本当に見たいものをみなさんが見せてくださったので、今度は僕たちが感謝の気持ちを込めて最後の曲をお届けしたいと思います」(カンイン)と韓国の1stアルバムに収録されている「So I」を披露。イントロが流れた瞬間、「Congratulations! A million audience for the『SUPER SHOW』!!」と書かれた黄色のスローガンを5万5000人が一斉に掲げるメンバーへのサプライズ企画を決行。「ファンのみなさんがスローガンに書いてくださったように、『SUPER SHOW』の観客動員数が100万人を突破しました!」(ウニョク)と嬉しいニュースを発表した。

 SUPER JUNIORが始まりを告げた曲を最後に選んだのも、初心を持ち続けたいというメンバーの気持ちがあるからこそ。最新アルバム『Hero』のタイトルが示すように、彼らはELF(ファン)のヒーローとして、これからも果敢にさまざまな挑戦をし、記録を塗り替えていくことだろう。
(文:星野彩乃)

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