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アニメ『D.Gray-man HALLOW』OPで話題のイケメンバンド・Lenny code fictionって?
アニメタイアップとの相性も抜群で、10代女子のファンが急増
片桐の生み出すメッセージ性の詰まった歌詞と、エモーショナルな歌声も注目すべきポイント。片桐の趣味は映画鑑賞で、年間150本以上の映画を観るそう。どんな絶望にうちひしがれても決して希望を捨てず、わずか1パーセントの希望を信じて最後には軌跡を起こす……そんな、まるで映画を観ているような歌詞のストーリー性は、映画好きな彼だからこそ生み出せるものだ。しかしそれを決して夢物語に終わらせず、10代特有の孤独感や心の痛みをそこに繊細に滑り込ませる高等技術も併せ持っている。リスナーを代弁するがごとくエモーショナルに吐き捨てるように歌い、それらをすべて包み込んで癒やしてくれるような抱擁力を持った歌声も聴かせる。『D.Gray-man』は熱狂的な女性ファンが多い。片桐の歌詞世界や歌声にシンパシーを寄せる、10代女子のファンが急増しているのもうなずける。
ルックスも抜群! 反骨精神から来るカリスマ性に期待大
現在のバンドシーンは、[Alexandros]などのように、楽曲に加えてルックスやファッション性を伴っていることも、実に重要なポイントになっている。その点ではLenny code fictionは第一関門をすでに突破していると言える。また、普段は寡黙ながらステージでは一変、常に社会を斜めから見ているような反骨精神を持つ片桐からは、どこかとてつもないカリスマ性を感じさせる。UVERworldのTAKUYA∞が胸を打つ熱い言葉でファンを魅了し、SPYAIRがバンドの紆余曲折を糧にしてファンの心を掴んで来たように。Lenny code fictionもまた、片桐のカリスマ性と共に、熱狂的なファンを生み出していきそうだ。
(文:榑林史章)