ソロデビュー10周年の三浦大知、活動休止中の葛藤やグループ時代を振り返る

変声期で活動停止中は、今思うと多少のストレスは感じていた気がする

――まさに10年という月日を1つひとつ刻みながら歩んできた大知さんだからこそ、「my day」というタイトルにも重みが感じられるといいますか。1997年にFolderとして活動をして、変声期にあたり、アーティスト活動を休止している期間もありましたが、そのとき感じた不安や葛藤などはありましたか?
三浦 1週間前まで出ていたキーが出ないとか、自分自身どんな声になるのか予想がつかなくて、今思うと多少のストレスは感じていた気がします。

――落ち込んだりはしなかった?
三浦 そもそも変声期のときに歌いすぎると喉が枯れてしまうから、1回喉を休ませてあげようという、ずっと歌い続けてためのお休み期間だったので、卑屈になったりとか、歌えないことに対するモヤモヤは、その瞬間ごとにはあったかもしれないですが、ずっと引きずるということはなかったですね。歌やダンスをやめるという選択肢がなんでか自分になかったので、休んでもいつかはまた歌うんだろうなって、じゃあ、心置きなく今は休んでようと。

――前向きな気持ちを維持し続けていたと。
三浦 小学校のころにデビューしたので、中学でやっと普通の学校生活を味わえるんだっていううれしさも正直あったんですよね。みんなと同じように毎日学校に通って、運動会とかに参加したりっていうことがそれまでなかったので、僕にとっては非常に意味のある中学の3年間でしたね。

――青春時代をちゃんと謳歌できたと。デビュー当初は、スーパー小学生、マイケル・ジャクソンの再来と呼ばれていましたが、そういった周りの評価に対してはどのように受け止めていましたか?
三浦 正直、何もわかっていなかったと思います(笑)。とにかく歌とダンスが好きというのだけでやっていた気がしますね。音楽が流れると無意識に反応してしまうんだけど、それ以外は本当に普通の子供でしたからね。

――グループ活動を経て、ソロとなって10年ですが、グループ活動を経験してよかったと思うことはありましたか?
三浦 グループのときは、しゃべらなくてもよかったんで(笑)。というのも、トーク担当がいたんですよ。本当に歌って踊るだけ。インタビュー中は、Folderというグループの由来だけを言う役割だけだったんです。でも、ソロになったら、当然ですが、コメントとか全部自分で言わなくちゃいけないじゃないですか。その大変さを知って、改めてほかのメンバーに感謝しましたね(笑)。

――ソロになっても、僕はしゃべらないスタイルなんでと貫くこともできたわけですが(笑)。
三浦 いやいや、めっそうもないです。僕みたいなペーペーが何を言うかって話ですよ(笑)。

――そういう謙虚な姿勢はずっと変わらない?
三浦 ずっと挑戦者でいたいという気持ちはありますね。

Folder解散後もメンバー同士交流も、(満島)ひかりの活躍を見て刺激と勇気がもらえる

――女の子の5人の中に大知さんたったひとり男の子でしたが、そういった意味での大変さはありましたか?
三浦 僕が小学校3年生で、ほかのメンバーは6年生とかだったんですけど、当時は大変さとかもわからず、とにかく歌が楽しい! ダンスが楽しい! そういう環境にいられることの喜びのほうが大きかったと思いますね。でも、グループが解散してからもメンバー同士の交流はありますし、(満島)ひかりの活躍を見ているとすごく刺激になりますし、勇気をもらえますね。

――お互いに言葉を掛け合ったりとかするんですか?
三浦 僕のライブにひかりが来てくれたり、僕もひかりのドラマを観て、『Woman』(日本テレビ系)よかったよとか、軽く感想を言ったりしますが、実際に会うと褒め方がわからないといいますか(苦笑)。ひかりからはいろいろ言葉をもらえるのですが、ひかりの演技を見て本当は感動して泣いちゃったのに、そこは言えなかったりと、昔からの仲間なだけに照れる部分はありますね。

――今作に対して、何か感想はありましたか?
三浦 まだ聞いてないですけど、きっといい反応が聞けるんじゃないかと、期待しています(笑)。僕のひとつの目標として、いつかひかりが主演のドラマに自分が主題歌を担当することができたらいいなと。

――それもお互いが第一線で活躍していないと実現できないことですからね。
三浦 変な話、連絡をとりあわなくても、お互いの近況がニュースとして入ってくるので、そういう状況にいられること、仲間がいてくれるってことはとてもありがたいことだと思いますね。

これからも謙虚に真摯に大好きな音楽と向き合っていきたい

――ちなみに10年は長かったですか?
三浦 長かった気もするし、あっという間な気もするし、どっちもなんですよね。今までの10年はもちろん、これからの10年、20年のほうが長いじゃないですか。自分の中では、そこに気持ちは向かっているんですよね。もちろん10年間支えてくださった皆さんに対する感謝はあるんですけど、あくまでもひとつの通過点として、まだまだ行きたいという感覚のほうが大きいですね。

――10年前の自分から見て、今の自分は理想の自分だと思いますか?
三浦 どうなんでしょうね。あんまり変ってない気がするんですけど。歌とダンスが好きで、オリジナルになりたいという思いを抱いて10年前もやっていたんですけど、歌とダンスが好きという気持ちはこの10年で大きくなっていますし、いろんな経験をさせていただくなかで、それが自分についていっている感じはしますね。

――今やダンスボーカルシーンでは、孤高の人・三浦大知ですが、和製マイケルと呼ばれていたことに対してはいかがですか?
三浦 マイケル・ジャクソンは本当に素晴らしいアーティストですし、マイケルの名前を引き合いに出していただけること自体がすごいことだと思うので、素直にありがとうございますという気持ちではありますが、逆にそこを乗り越えたときにはじめてオリジナルになれるのかなという思いはあります。

――そして、この10年の間に、夢であった日本武道館公演を実現させ、アリーナ公演も行うなど、着実に一歩一歩前に進んできましたが、この先描いている未来予想図、具体的な夢はありますか?
三浦 ドーム公演もしてみたいですし、海外でもライブをしてみたいですし、さっきも言ったんですが、ひかりのドラマの主題歌も歌いたいですし……あげたらきりがないぐらい目標がいっぱいある。あと、モノをクリエイトすることが好きなので、自分以外のアーティストをプロデュースするということも、お話がいただけたらいつかやってみたいですね。でも、一番は自分自身がずっと歌って踊っていられることが目標なので、これからも謙虚に真摯に大好きな音楽と向き合っていきたいと思います。

(文:星野彩乃/撮り下ろし写真:草刈雅之)

【動画インタビュー】満島ひかり主演ドラマの主題歌を歌いたい!

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