結婚出産・活動休止……MAX、紆余曲折を経ての20年

活動休止中の6年間、自分の気持ちを素直に表現できなかった(MINA)

――MINAさん自身はどんなお気持ちだったんですか?
MINA 壊しちゃいけないものを壊してしまったんだなって。そういう責任だけで、当時はMAXに戻れないと思ってましたし、そういうなかでメンバーとの距離もどんどん離れていって、お互い連絡を取ることも一切しなくなって。自分の素直に気持ちを表現することができなかった6年だったんですが、お互いに歌うことが好き、踊ることが好き、MAXが好きという気持ちがあって、その思いが様々な危機を乗り越えさせてくれました。そして、今もMAXとして活動を続けることができるのは、自分たちの誇りでもありますね。

――20年間も続けられている女性グループはなかなかないですし、MAXは先駆者的な部分もあるかと思いますが。
NANA 前例とかが探してもなかなかないですし、これから誰かがまた結婚して、子育てをしながらもMAXは続けていきたいという思いがあるので、常に手探りではありますが、MAXというグループをそれぞれが大事に思い、楽しんでいけたらと思います。私たちがこの先、何十年も続けられたら、他の女性グループも、状況の変化を気にせず、仕事をしていくことができるでしょうしね。だからこそ、まだまだ私たちが第一線で頑張っていかなくちゃいけないなって思います。
LINA とにかくMINAが離れたときは、いろんな思いが交錯しましたが、それ以上に力を蓄えた1年だったと思います。それまでは20代前半で若かったこともあり、物事に対して深く考えられず、ただいつも仕事が楽しくてワイワイしてたという感じでした。でも、その期間にそれぞれがちゃんとMAXと向き合っていかなくちゃいけないんだという責任感みたいなものが芽生えて、お互いの意見をちゃんと主張するようになりました。
NANA 大人になればなるほど受け手側も強くなっているのがわかるので、はっきりと意見を言うことができました。何より思いやりさえあれば、その人のためを思って言っていることがちゃんと伝わると思います。
LINA とにかくちょっとずつでもコミュニケーションをとることが大事だと思いますね。些細なことでも相手が何を考えているかを理解することが、お互いの気持ちの共有にもつながると思います。なので、メンバーと一緒にお酒を飲む機会も増えましたね。
NANA でも、スイッチは切り替えてます。仕事のときは仕事のパートナーとして、いい意味での緊張感を保ちつつも、仕事が終わって、飲んでいるときは友達に代わるといいますか。
MINA 自然とそういう空気になりますね。言葉で言い表すのは難しい関係性です。
LINA でも、個々に良いことは、グループにちゃんと跳ね返ってくる。私一人ではなく、みんながよければさらにグループがよくなると思います。
MINA お互いのことをすっごい応援してるんですよ。たとえば、NANAさんの舞台のときは、みんなで「NANAさん良かったよ」って誰よりもメンバーがほめたたえているという(笑)。
NANA 私がひとりで舞台をやったとき、りっちゃん(LINA)が花束を持って駆け付けてくれたり。
LINA 舞台の初日と最終日に。しかも、大阪公演にも行きました(笑)。
MINA 追っかけしているファンのように(笑)。
LINA でも、MAXでは経験できないことをそれぞれが経験させてくれるから楽しいです。その姿に刺激を受けて、自分ももっと頑張らなくちゃなってパワーを与えてくれます。いい意味でのライバルといいますか。負けな〜い〜!
MINA&NANA 負けな〜い〜!!!(笑)

――MAXはこれまでさまざまな楽曲をリリースするなかで、老若男女、さらに昨今の「takata’(タカタ)」「情熱のZUNBA」では新宿二丁目系のお姉さまたちに圧倒的な支持を得ていますが。
NANA ユーロビートの「GET MY LOVE」以降あたりから、どんどんお姉さまたちのファンの方が増えていったらしく、二丁目に遊びに行くと、MAXの歴史を永遠と語られるんです(笑)。私たちよりも詳しくて、振りも完璧で、一緒に歌っているときに、ちょっとでも振りを忘れると、ものすごい勢いで怒られるんです(笑)。
MINA 私たちをそれだけ応援して、支えてくださっているのがわかりますし、本当にみなさんの存在はありがたいですし、心強いですね。
NANA ビジュアル面からすべてトータルで支持をしていただいているので、ちょっとでも手を抜いていると、「そんなんじゃダメよ。とにかくきれいでいなさいよ」ってアドバイスをしてれたり、シビアな意見を言ってくれるのもすごくありがたいなって思います。

“還暦MAX”を目指して60歳まで頑張りたい(NANA)

――みなさんがMAXとして登場したときの鮮烈な印象は今でも強く残っている人も多いと思うんです。あれだけ切れ切れなダンスをする女性グループは当時いなかったですし、プロフェッショナルでストイックでかっこいい女性! その姿に多くの人たちが引きつけられたのではないかと。
NANA ファンの人たちからライブでMAXを見たいという要望、ずっと続けてほしいという声が本当に多くて。なかなかそれが実現しずらい時期もあったのですが、最近では親子で来てくれたり、やっと念願叶って、自分でチケットを買ってくることができましたという言葉を聞いたりすると、まだまだ頑張ってクオリティーの高いステージをお見せしなくちゃいけないなっていう思いになりました。
LINA 私たちの原動力になりますね。私たちの夢をファンの人が自分たちの夢と思って応援してくれて、みなさんの期待に応えていきたいっていう思いで、これまで続けてこれた気がします。
NANA 新しいファンの人から、「「一緒に・・・」(1999年11月24日発売)の時は、まだ生まれていなかったんですけど」って手紙をもらったりすると、あっこれが20年という月日なのねって、衝撃を受けたり(笑)。
LINA リリースイベントに来たファンの子に、「お母さんいくつ?」って聞いたら「36歳です」。えっ私より若いってどういうことなの?って(笑)。

――20周年となる2015年、どんな年にしたいですか?
NANA これまで以上にいろんなことにチャレンジして、いろんなサプライズで見ている人を驚かせながら、音楽活動も精力的に行っていきたいですね。いま一番やりたいのが20周年記念ライブ。全員集合して、盛大にできたらいいですね!
MINA 95年に生まれた子と私たちは同じ、20歳で成人式を迎えたわけですが、60歳になってもMAXとして頑張りたいと思います!
一同 やるっきゃない!(笑)
NANA “還暦MAX”を目指して。新聞に赤文字で“還暦MAX”って載るのが今の目標なんで。真っ赤なドレスを着て、「GIVE ME A SHAKE」を踊ります!!

――60歳までに、それぞれ叶えたい夢はありますか?
NANA 私は女優としての活動を続けて、60歳で新人賞を取りたいです。
MINA ハリウッドに連れて行ってくれるんだよね?
NANA まずは旅行から(笑)。でも、目標は高く、ハリウッドを目指したいです。
MINA 私は60歳までにソロデビューして、ソロライブをして、ソロ歌手として新人賞を目指します(笑)。
LINA 私は海外移住して、海外でステキな旦那さんを見つけて、セレブとして日本に戻ってきたいです(笑)。
MINA そのときはお家に呼んで。
LINA 『デビアスなメイドたち』みたいな生活ができたらいいな〜。
MINA 私たちまで幸せになれそう〜。
LINA いいよ、メイドで雇うよ(笑)。
MINA じゃあ、この衣装で行けばいい?(笑)そのときまでこの衣装が着れるような体形を保っておくね!
NANA みんな約束ね!

(文:星野彩乃/撮影:草刈雅之)
オフィシャルサイト

紆余曲折を経て強い絆で結ばれたMAXのメンバー

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