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　歌手の森高千里が30日、都内で行われた不二家創業100周年楽曲「ペコちゃんの歌」発表会に同曲を作曲した久石譲と共に出席した。「出来上がった曲を実際に久石さんが聴かれると思うとすごく緊張してしまいました」と“久石メロディー”の難しさに触れた森高は、家で練習をしているうちに子どもがスラスラと歌えるようになっていたと明かし「私よりうまいかもしれない」と親バカ発言で笑いを誘った。

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　同社の創業100周年事業の一環として制作された同曲は、森高と久石のほか、久石の娘でシンガー・ソングライターの麻衣が作詞を担当。久石は「アーリーアメリカンを意識して作った」といい、孫を見ながら子どもが踊りやすく、覚えやすい楽曲に仕上げたという。

　久石の曲は「となりのトトロ」や「崖の上のポニョ」など大人から子どもまで口ずさめるメロディーのものが多いが、森高は「鼻歌で歌っているとうまくいく気がするんですけど実際に（レコーディングで）歌ってみると難しくて、ディレクターさんが『もういいですよ』と言ってくださっても納得できるまでやり直しさせてもらいました」と何度も録り直しして完成させた。

　不二家は1910年に横浜・元町で洋菓子店として創業。1924年の関東大震災や戦争に巻き込まれるものの、つど再建し大企業へと成長していった。1950年にはペコちゃんが誕生。その翌年にはボーイフレンドのポコちゃんも登場し、現在でも同社のマスコットキャラクターとして活躍している。今回制作した「ペコちゃんの歌」は今後、同社の店舗や全国の児童施設を回るミニイベント、Webサイト、CMなどで展開される。