■ベスト盤と連動した、未公開ライブ映像+ニュース映像のDVDも必見!
浜田省吾はラブソングばかり歌ってきたんじゃない。
「片思い」「悲しみは雪のように」「愛という名のもとに」……。より一般的な浜田のイメージは、せつないラブソングを歌っているシンガー、という感じが強いのではないだろうか。確かにそういう一面もあるかもしれないけど、でも本質的には違う。彼は一貫して、自分の内面にある“想い”を素直に言葉にし、それをロックのリズム、メロディーに乗せ、発信し続けている。
何か違うんだ……。80年代の、バブル時代といわれていた、表向き華やかな時代でも、彼は何かが違うんだ……と時代に警鐘を鳴らし続けてきた。華やかな時代の裏側にある、社会の閉塞感や、それによって引き起こされる、麻痺してしまった“人のココロ”を憂い、でもそんななかでも人はタフに、正直に生きていかなかればいけないんだ、そう力強く励ますように、またときには一緒に涙を流しながら歌ってくれた。それが浜田省吾だ。
そんな浜田の本質を捉えている作品集が発売された。それが、『The Best of Shogo Hamada vol.3 The Last Weekend』(10/6発売)だ。2000年にリリースした『The History of Shogo Hamada“Since1975”』、2006年に2タイトル同時リリースした『The Best of Shogo Hamada Vol.1 & Vol.2』につながる、シリーズの集大成的な意味合いを持つベストアルバムだ。
リードトラック「僕と彼女と週末に」は、1982年に発表されて以来、今もなお色褪せることのない、高い人気を誇る名曲だ。
“いつか子供達に この時代を伝えていきたい
どんなふうに人が 希望をつないできたか”
こんな時代だからこそ、この曲から発信される浜田の“想い”が、より深く、大きなものとして伝わってくる。「僕と彼女の週末に」と共に収録されているのは、核・戦争・経済格差や環境といった、人間が直面している、誰もが考えなければいけないテーマに対する、浜田のメッセージを内包した楽曲だ。それらをほぼ全曲リメイクバージョンで聴かせてくれる。
そして、これも浜田らしいのが、同コンセプトで制作されたDVD『僕と彼女と週末に』を同時発売する。この映像作品は、貴重な未発表ライブ映像をベースに、そこに歴史上の記録写真や映像をミックス、また今注目の池上彰氏によるそれぞれの時代や各テーマの解説文、年表・キャプションなどを付け、日本と世界の近代・現代史を体感できる作りになっている。親世代から子供達世代への贈り物として、家族で楽しめるアイテムだ。
ソロデビュー30年を超える彼は、極端にテレビに出ないアーティストとして、そのスタイルを今も貫き通している。でもそれはテレビというメディアを決して否定しているわけではなく、自分が伝えたいことを100%伝えるため、こぼれ落ちないように伝えるには、自分にとってアルバムとライブこそが最強なんだ、という強い信念があるからだろう。その信念をよりわかりやすく形にしたものが今回のCD&DVDなのではないだろうか。浜田が奏でるコトバとメロディー、そしてこれまで我々が過ごしてきた“歴史”の映像とが相まって、なんともいえない感動を与えてくれる。
もし浜田省吾のことを知らないという10代、20代のリスナーがいたら、30年以上音楽シーンを牽引してきた、この希代のシンガー・ソングライターの世界に、歌に触れるいい機会だ。様々なアーティストに影響を与えてきた、彼の、血の通った、心を揺さぶる歌を聴いてみて欲しい。そこで“何か”を感じたら、その“想い”を口に出して、言葉にして、誰かと語り合って欲しい。そして時間が経って、新しい時代を迎えたとき、「浜田省吾というシンガー・ソングライターがいて……」と彼の“想い”を語り継いで、歌い継いでいって欲しいと思う。
⇒ 『編集長の目っ!!』過去記事一覧ページ
浜田省吾はラブソングばかり歌ってきたんじゃない。
「片思い」「悲しみは雪のように」「愛という名のもとに」……。より一般的な浜田のイメージは、せつないラブソングを歌っているシンガー、という感じが強いのではないだろうか。確かにそういう一面もあるかもしれないけど、でも本質的には違う。彼は一貫して、自分の内面にある“想い”を素直に言葉にし、それをロックのリズム、メロディーに乗せ、発信し続けている。
何か違うんだ……。80年代の、バブル時代といわれていた、表向き華やかな時代でも、彼は何かが違うんだ……と時代に警鐘を鳴らし続けてきた。華やかな時代の裏側にある、社会の閉塞感や、それによって引き起こされる、麻痺してしまった“人のココロ”を憂い、でもそんななかでも人はタフに、正直に生きていかなかればいけないんだ、そう力強く励ますように、またときには一緒に涙を流しながら歌ってくれた。それが浜田省吾だ。
リードトラック「僕と彼女と週末に」は、1982年に発表されて以来、今もなお色褪せることのない、高い人気を誇る名曲だ。
“いつか子供達に この時代を伝えていきたい
どんなふうに人が 希望をつないできたか”
こんな時代だからこそ、この曲から発信される浜田の“想い”が、より深く、大きなものとして伝わってくる。「僕と彼女の週末に」と共に収録されているのは、核・戦争・経済格差や環境といった、人間が直面している、誰もが考えなければいけないテーマに対する、浜田のメッセージを内包した楽曲だ。それらをほぼ全曲リメイクバージョンで聴かせてくれる。
そして、これも浜田らしいのが、同コンセプトで制作されたDVD『僕と彼女と週末に』を同時発売する。この映像作品は、貴重な未発表ライブ映像をベースに、そこに歴史上の記録写真や映像をミックス、また今注目の池上彰氏によるそれぞれの時代や各テーマの解説文、年表・キャプションなどを付け、日本と世界の近代・現代史を体感できる作りになっている。親世代から子供達世代への贈り物として、家族で楽しめるアイテムだ。
ソロデビュー30年を超える彼は、極端にテレビに出ないアーティストとして、そのスタイルを今も貫き通している。でもそれはテレビというメディアを決して否定しているわけではなく、自分が伝えたいことを100%伝えるため、こぼれ落ちないように伝えるには、自分にとってアルバムとライブこそが最強なんだ、という強い信念があるからだろう。その信念をよりわかりやすく形にしたものが今回のCD&DVDなのではないだろうか。浜田が奏でるコトバとメロディー、そしてこれまで我々が過ごしてきた“歴史”の映像とが相まって、なんともいえない感動を与えてくれる。
もし浜田省吾のことを知らないという10代、20代のリスナーがいたら、30年以上音楽シーンを牽引してきた、この希代のシンガー・ソングライターの世界に、歌に触れるいい機会だ。様々なアーティストに影響を与えてきた、彼の、血の通った、心を揺さぶる歌を聴いてみて欲しい。そこで“何か”を感じたら、その“想い”を口に出して、言葉にして、誰かと語り合って欲しい。そして時間が経って、新しい時代を迎えたとき、「浜田省吾というシンガー・ソングライターがいて……」と彼の“想い”を語り継いで、歌い継いでいって欲しいと思う。
⇒ 『編集長の目っ!!』過去記事一覧ページ
2010/10/06





