■“名歌”×JUJU×名プロデューサー=極上のカバーアルバム
徳永英明のカバーアルバム『VOCALIST』(2005年9月発売)が、9/27付週間アルバムランキングでTOP300入りを果たし、足かけ5年、通算200週目のランクイン(=TOP300入り)を達成した。カバーアルバムの200週ランクインは史上初の快挙で、改めて徳永のカバーアルバムの素晴らしさを証明する記録となった。
そんな記録が達成されてすぐに、またまた素晴らしい内容のカバーアルバムが発売された。それはJUJUの初のカバーアルバム『Request』(9/29発売)だ。ちょっと前からオンエアされているソニーのデジカメのCMで、彼女がカバーしたMY LITTLE LOVERの「Hello,Again〜昔からある場所〜」が使われていて、北川景子出演の映像と相まって、気になっていた。あの曲をリアルタイムで知らないユーザーの中には、JUJUのオリジナル新曲と思っていた人も少なくなかったようだ。当初CD化の予定はなかったそうだが、あまりにも要望が多く、シングルCDとして発売された。そして今回のカバーアルバム『Request』につながっていく。
今回の作品は、完全にユーザーからのリクエストに応えた形の選曲で、邦楽女性アーティスト達の至極の名曲が12曲。どの曲も、音楽シーンに残る、多くの人々の心に残る、最高のコトバとメロディを湛えた名曲ならぬ“名歌”だ。そんな“名歌”を、“歌うたい”JUJUが素晴らしい表現力で聴かせてくれている。
JUJUの声は、胸の奥の深い深いところまで、スッと入ってくる。なんだろう……天性のものといえばそうかもしれないけど、喜びも悲しみも哀愁も、光と陰も、とにかく人間の感情を揺さぶる、感情に訴えかけてくる、ありとあらゆるものが内包されている。それが“せつなさ”となって押し寄せてくる感じ――あくまでも個人的な肌感覚だけど……。彼女のこれまでの経験や過ごした時間が、声に刻まれている、ということなんだろうか……。
徳永英明のカバー集を取り上げた時も書いたが、いい歌は総じて“難しい”。もちろん歌うだけでも難しいが、ちょっと譜割やメロディラインを変えただけで、原曲が頭に刷り込まれ、それがイイ=好きと思っているユーザーは違和感を感じてしまい、?マークが頭に中に広がっていくからだ。だから原曲のイメージ、いい部分を損なうことなく、そこに歌い手のいい部分をどう乗せ、感動させるか、そのバランスが非常に難しいと思う。それを考えると、カバーアルバムを出すというのは、並大抵のことではない。
しかし今回のJUJUの“歌いっぷり”はさすがだ。1曲ごとに表情が変わる素晴らしい歌唱力、原曲へのリスペクトを忘れないその“想い”が素晴らしい。原曲を自分の色に染めはしても、決して“自分のモノにしようとしない潔さ”がいい。「こんなに素晴らしい曲なんですよ」と、愛情を込めてリスナーに届けている感じが伝わってくる。
そんな彼女の想いを、亀田誠治、島田昌典、Jin Nakamura、CHOKKAKU、武部聡志、坂本昌之、松浦晃久、ナカムラヒロシという現在の音楽シーンを引っ張っているプロデューサー陣が、余すことなく伝えてくれている。
彼女に歌って欲しい歌は、まだまだたくさんあるし、彼女も歌いたい歌が他にもたくさんあるのではないだろうか?徳永英明の『VOCALIST』シリーズのようにシリーズ化して、後世に残すべきイイ歌達を、ぜひ彼女に歌って欲しい。
先日、彼女が出演していた音楽番組『MUSIC LOVERS』(日本テレビ系)を観た。その時、藤井フミヤの「TRUE LOVE」を本人とコラボしていたが、それがまたよくて、コトバが、原曲とはまた違う温度と深みを帯びて伝わってくる感じがした。改めて、なんて肌触り、温度感がいい声なんだろうと思った。
今回のアルバムは女性アーティストの曲に絞っていたが、ぜひ男性アーティストのラブソングもどんどんカバーして欲しい、希代の“歌うたい”として。
⇒ 『編集長の目っ!!』過去記事一覧ページ
徳永英明のカバーアルバム『VOCALIST』(2005年9月発売)が、9/27付週間アルバムランキングでTOP300入りを果たし、足かけ5年、通算200週目のランクイン(=TOP300入り)を達成した。カバーアルバムの200週ランクインは史上初の快挙で、改めて徳永のカバーアルバムの素晴らしさを証明する記録となった。
そんな記録が達成されてすぐに、またまた素晴らしい内容のカバーアルバムが発売された。それはJUJUの初のカバーアルバム『Request』(9/29発売)だ。ちょっと前からオンエアされているソニーのデジカメのCMで、彼女がカバーしたMY LITTLE LOVERの「Hello,Again〜昔からある場所〜」が使われていて、北川景子出演の映像と相まって、気になっていた。あの曲をリアルタイムで知らないユーザーの中には、JUJUのオリジナル新曲と思っていた人も少なくなかったようだ。当初CD化の予定はなかったそうだが、あまりにも要望が多く、シングルCDとして発売された。そして今回のカバーアルバム『Request』につながっていく。
JUJUの声は、胸の奥の深い深いところまで、スッと入ってくる。なんだろう……天性のものといえばそうかもしれないけど、喜びも悲しみも哀愁も、光と陰も、とにかく人間の感情を揺さぶる、感情に訴えかけてくる、ありとあらゆるものが内包されている。それが“せつなさ”となって押し寄せてくる感じ――あくまでも個人的な肌感覚だけど……。彼女のこれまでの経験や過ごした時間が、声に刻まれている、ということなんだろうか……。
徳永英明のカバー集を取り上げた時も書いたが、いい歌は総じて“難しい”。もちろん歌うだけでも難しいが、ちょっと譜割やメロディラインを変えただけで、原曲が頭に刷り込まれ、それがイイ=好きと思っているユーザーは違和感を感じてしまい、?マークが頭に中に広がっていくからだ。だから原曲のイメージ、いい部分を損なうことなく、そこに歌い手のいい部分をどう乗せ、感動させるか、そのバランスが非常に難しいと思う。それを考えると、カバーアルバムを出すというのは、並大抵のことではない。
しかし今回のJUJUの“歌いっぷり”はさすがだ。1曲ごとに表情が変わる素晴らしい歌唱力、原曲へのリスペクトを忘れないその“想い”が素晴らしい。原曲を自分の色に染めはしても、決して“自分のモノにしようとしない潔さ”がいい。「こんなに素晴らしい曲なんですよ」と、愛情を込めてリスナーに届けている感じが伝わってくる。
そんな彼女の想いを、亀田誠治、島田昌典、Jin Nakamura、CHOKKAKU、武部聡志、坂本昌之、松浦晃久、ナカムラヒロシという現在の音楽シーンを引っ張っているプロデューサー陣が、余すことなく伝えてくれている。
彼女に歌って欲しい歌は、まだまだたくさんあるし、彼女も歌いたい歌が他にもたくさんあるのではないだろうか?徳永英明の『VOCALIST』シリーズのようにシリーズ化して、後世に残すべきイイ歌達を、ぜひ彼女に歌って欲しい。
先日、彼女が出演していた音楽番組『MUSIC LOVERS』(日本テレビ系)を観た。その時、藤井フミヤの「TRUE LOVE」を本人とコラボしていたが、それがまたよくて、コトバが、原曲とはまた違う温度と深みを帯びて伝わってくる感じがした。改めて、なんて肌触り、温度感がいい声なんだろうと思った。
今回のアルバムは女性アーティストの曲に絞っていたが、ぜひ男性アーティストのラブソングもどんどんカバーして欲しい、希代の“歌うたい”として。
⇒ 『編集長の目っ!!』過去記事一覧ページ
2010/09/29





