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元狩人・高道、異例の“後払いライブ”を敢行 兄と「ハモりたい」とラブコール

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 フォークデュオ・狩人を2007年12月31日に解散後、“TAKAMICHI”名義でソロ歌手に転向した加藤高道(50)が30日、東京・新橋のヤクルトホールで異例の後払いライブを開催した。「入場料金をお客さんに決めてもらう」という企画で、主催者によると路上ライブや無料コンサートを除き、ホールクラスのアーティストがチケット価格を決めないでコンサートを行うのは日本の音楽業界初の試み。来場者約400人に対して170万420円の売り上げがあり、一人あたり4251円を集めたが、ライブ制作費・宣伝費など約340万の出費があり収支は赤字となった。

料金はお客さん次第 異例のライブ『原点』を行ったTAKAMICHI (C)ORICON DD inc. 

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 2008年、次回のコンサートミーティングを行った際「普通にやったんじゃ、面白くない」という一言がきっかけでスタートし、高道は「これを機に、新しい人が観に来て、それで『良かった』と思ってくれればそれでいい」と満足げ。タイトルを『原点』とし、文字どおり原点回帰を試みた。ファンには「本当に満足してもらうため」、ファン以外には「“狩人の高道”を覚えてもらうため」という趣旨に沿って行われた。一人で最高10万円を払ったファンもいたが、一番多かった価格帯は2〜3千円で、最低価格は0円。10円や5万円などを提示したファンも見られた。

 高道は「初めての、新しい形のコンサート。良かったと思えば、少しでも入れていただけたら」とかしこまったあいさつで登場。ステージでは、伸びやかで色気のある歌声でファンを魅了し、坂本冬美のヒット曲「また君に恋してる」や人気グループ・GReeeeNの「愛唄」、フィンガー5メドレーなど時代を越えた名曲を次々と披露した。一度は袂を分かったものの「兄貴(加藤久仁彦)とも、そろそろハモリをしたいなと、恋焦がれております」とラブコールを送り、狩人の名曲「あずさ2号」や「コスモス街道」など全18曲を熱唱、来年は米ラスベガスでライブを行うと発表し会場を沸かせた。

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