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大黒摩季、35周年へ「FLY ON!」YEAR始動 なぜ歌声は時代を超えて人を励まし続けるのか

 1992年の歌手デビュー以来、数々のミリオンヒットを放ち、日本のミュージックシーンの第一線を走り続けてきた大黒摩季。2027年5月27日に迎えるデビュー35周年に向け、『大黒摩季 35周年 “FLY ON!” YEAR』を始動させた。掲げるテーマは「FLY ON!(飛び続ける)」。過去を振り返るだけではなく、さらなる未来へ進もうとする大黒の現在地を象徴する言葉だ。7月1日には、8ヶ月連続リリースの第1弾となる35周年記念ソングとして書き下ろした配信シングル「いつかのメロディー」を配信。今後も全国ツアーや伝説的ライブ映像の初Blu-ray化など、多彩な展開が続く。最新曲に凝縮されたメッセージや一連の活動、さらにオリコン・モニターリサーチの調査によるリアルな声を通して、なぜ今も大黒摩季の歌が人を励まし続けるのか、その理由を探る。

『大黒摩季 35周年 “FLY ON!” YEAR』キービジュアル

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■35周年へ加速する「FLY ON!」 未来へ羽ばたく不屈の決意

 大黒摩季の歩みに停滞という文字は存在しない。音楽シーンにおいて35年という月日は決して短いものではなく、流行が移ろい音楽を受け取るスタイルも劇的に変化。しかし、大黒摩季というアーティストが放つエネルギーは、純度を高めながら増幅している。2027年の35周年当日に向けて始動した『“FLY ON!” YEAR』は安定を求めるものではなく、さらなる高みを目指す剥き出しの攻めの姿勢にほかならない。

 大黒が掲げた「FLY ON!」というワード。特設サイトのキービジュアルに描かれた翼を広げた鷲や鷹のような姿からもわかるように、大らかに誇らしく何者にも縛られず飛び回り続けるという、大黒の決意がにじむ。そこには自身だけでなく、ファンにも自由に楽しんでほしいというエールの意味合いも込められている。

 アニバーサリーイヤーは、まさにノンストップ。9月の最新アルバム『55 RED』を含む8ヶ月連続の作品リリースに、九州・北海道の7か所を巡る『MAKI OHGURO LIVE TOUR 2026 - 55 BLACK RETURNS -』、そして2027年には、ヒット曲を網羅した大規模な全国ツアーを開催するなど、キャリアを積み重ねてきた今なお加速し続けるバイタリティには目を見張るものがある。

 この8月には、1997年に開催された伝説のライブ『大黒摩季 LIVE NATURE #0 〜Nice to meet you!〜』のBlu-rayをリリース。単なるアーカイブ化にとどまらず、熱狂の記憶を呼び覚ますと同時に、未来へとつなぐブリッジとしても機能する映像作品だ。一連の活動は、35周年がさらなる加速のための通過点に過ぎないことを物語っている。

■「AIには創れない作品を」 原点を凝縮した「いつかのメロディー」

 『“FLY ON!” YEAR』のキックオフを飾ったのが、7月1日にリリースされた新曲「いつかのメロディー」。アニバーサリーの記念碑としての役割を超え、アーティスト・大黒摩季としての矜持と現代のテクノロジーに対する鮮烈なカウンターをお見舞いする一曲に仕上がっている。

 大黒は同曲を「愛には、よりぶきっちょな私の究極のラブソング」と位置づける。3歳で音楽と運命的な出会いを果たしてから現在に至るまで、「今の今まで音楽を作り奏で歌ってきた理由というか根底の動機」であり、「思えば全ての作品は、この気持ちの派生=原子であって、元素はこの曲の心」と語るほど、原点が詰め込まれた一曲。「ラブソングがあるから私はなんとか愛を伝えてこられたので、胸いっぱいの感謝を込めて綴りました」と振り返る。

 「君が思うより 君を愛してる」「うまく言えないから いつかのメロディー 今夜も 歌ってる」という歌詞に込められた思い。それは、愛を伝えたいのに器用に届けることができなかったすべての人々への、大黒なりの心からの弁明なのかもしれない。言葉にならない感情をメロディーに託す。アーティストとして純粋で根源的な衝動が、聴く者の心の奥底に眠る記憶を揺さぶることだろう。

 制作過程では、マネージャーから「大黒摩季みたいな曲を作ってってAIに頼んだら、めちゃくちゃカッコ良くうまく作ってて、これでもいいじゃん♪てクオリティだよ〜」と聞かされ、「ぞっとしてムッときた(私)」と大黒。闘志が燃え上がるのを感じ、共同プロデューサーの柴田敏孝氏、サウンドプロデューサーのYohey氏と「打倒!! AI」を合い言葉に、「AIが絶対創れない作品を作ってやる」という意気込みのもとで制作された。

 本人は「自慢の最新作」「AIには再現できない大黒摩季チームの底力と極上Soundをご堪能くださいね」と自信たっぷりに呼びかける。

■“戦友”との別れを越えて たどり着いた新たな境地

デビュー35周年YEARを始動した大黒摩季

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 大黒摩季の35年を語る上で避けて通れないのは、華々しい成功の裏側で、静かに、しかし確実に積み上げられてきた喪失と成熟の重みだ。18歳で北海道から夢を追って上京し、1992年に歌手デビュー。「DA・KA・RA」がミリオンセラーを記録し、第34回『日本レコード大賞』新人賞を受賞。その後は「ら・ら・ら」「あなただけ見つめてる」「夏が来る」などミリオンセラーを連発するディーヴァへと登り詰めた。華々しい活躍をする一方、栄光の影には自身の病との闘いやかけがえのない人々との別れもあった。

 同じ時代を駆け抜けてきたZARD坂井泉水氏、中山美穂氏、LUNA SEAの真矢氏、そして最愛の弟までも見送ってきた大黒。アニバーサリーイヤーを迎えて寄せたコメントでは、「アーティストとしては、周年の抱負やテーマなどを宣言すべきではありますが何もありません(笑)」と冗談めかしつつ、現在の心境を「無の境地」「真っ白いキャンバス」と表現する。

 明石家さんまの座右の銘である「生きてるだけで丸儲け」に共鳴し、愛しい者たちの分までしぶとく生き抜き、再び出会うとそのときに山ほどの土産話を持っていくと決意。大御所と呼ばれるキャリアに達しながら、その精神性は「心がトキメけば 『 なんでも来い! 』」と対極の位置にある。

 18歳で抱いた「日本一のヒットメーカーになる」という夢は、250曲を超える楽曲と地球2周分に及ぶツアーの足跡となって結実し、それでもなお自らを「BLACK EAGLE」へと進化させようとしている。その圧倒的なエネルギーと生き様は多くの人の心に響き渡るに違いない。

■「人生のライフライン」 大黒摩季の歌が人を支える理由

 ここからは、オリコン・モニターリサーチが実施したアンケート調査の結果を詳解していきたい。前回調査(2022年)で9割を超える圧倒的な認知度を誇る大黒摩季だが、今回の調査で寄せられた膨大なコメントを分析すると、リスナーが大黒摩季に何を求め、その音楽がいかに人生に深く食い込んでいるかが鮮明に浮かび上がってくる。切実なまでのエナジーへの渇望があるのだ。

 最も多かったのは、パワーや元気を求める声だった。アンケートからは、大黒摩季が多くの人にとって人生を支える"ライフライン"のような存在になっていることがうかがえる。

 「LIVEに行ったら、間違いなく勇気と元気がもらえるからです!」(40代男性/北海道)、「最近40代になって私らしく生きたいとより強く思うようになり、元気をもらいたいから」(40代女性/福岡県)、「人生終幕に向けて、最後にパワーと元気をもらいたい」(50代男性/福岡県)といった声が象徴するように、人生の節目を迎えた世代にとって、大黒摩季は心の支えとして今なお愛され続けていることが伝わってくる。

 楽曲の普遍性を人生の記憶と重ね合わせる層も厚い。「歌を聴くと、昔の想いまで思い出す」(40代男性/兵庫県)と青春を回顧する一方で、「大人になって聴くとまた違った趣きがあるなと思います」(女性30代/神奈川県)、「時代や年齢によって考え方も変わると思うので、今この時の大黒さんからのメッセージも聞きたい」(40代女性/千葉県)というように、現在進行形の表現者としての言葉を待つリスナーも非常に多いことがわかる。

 さらに、「あの声の高さを実際に体感してみたいから」(50代女性/愛知県)など、代名詞であるハイトーンボイスへの憧れは今も衰えていない。「『ら・ら・ら』を会場全体で合唱して盛り上がりたい」(女性30代/静岡県)、「パワフルで絶対的安定感のあるボーカルはライブで堪能すべき。MCも楽しい」(60代男性/富山県)といった声からも、ライブパフォーマンスへの期待と信頼の高さが感じられる。

 ライブへの期待に加え、「心に癒やしをくれる」(男性30代/滋賀県)、「ドライブしながら大声で歌いたい」(50代男性/奈良県)といった、日常の重圧を一時的にでも忘れさせてくれる、まさに魔法のような歌声への期待も見かけられた。これこそが大黒摩季というアーティストの持つ圧倒的なエネルギーであり、日常に寄り添い、前向きな気持ちを与えてくれる存在であることを物語っている。

■35周年は新たな出発点 希望を届け続ける「FLY ON!」

 大黒摩季にとっての35周年は、キャリアを振り返る節目であると同時に、新たな挑戦へのスタートでもある。アニバーサリーイヤーに寄せたコメントからは、その視線が個人の成功だけでなく、社会貢献へも向けられていることが伝わってくる。その核心にあるのが、自身が長年続けてきたボランティア活動の組織化、一般社団法人「MAKI's AID: Alliance」の設立計画だろう。

 「人類みな親戚」という情熱と慈愛に満ちた理念。個人での活動には限界があることを潔く認め、組織として国や企業と手を携えることで、より長く、より広範囲の支援を届ける。この動きは、音楽活動を単なる興行ではなく、社会を支える活動へと昇華させる試みにもみえる。音楽を通して「Cheer Up」し続ける姿勢は、同世代のファンにとっても「自分の人生もまだ何かできる」という勇気を与える、新たな成熟のロールモデルになり得る存在と言えるだろう。

 一方で、大黒が語る個人的な夢の数々も、驚くほど自由で人間味にあふれている。「大好きすぎる花火の真ん前で歌いたい」「地球儀にある国すべてを回りたい」「サバンナでチーターが走る姿を肉眼で見たい」。さらに「メインクーンを子猫から飼って、彼氏のように抱きしめたい」「自分の生き様を冠した薔薇を創りたい」といったピュアな願望を隠すことなく発信する。

 紆余曲折を経てなお挑戦を続ける大黒摩季。その姿は、35周年のその先も、多くの人に明日への活力を届けてくれるだろう。

 「気分あげていきましょ」。その呼びかけどおり、大黒摩季はこれからも歌とともに飛び続け、多くの人の背中を押し続けていく。

文:遠藤政樹

■「大黒摩季に関する調査2026」調査概要
【調査対象】全国男女、10〜60代
【サンプル数】回答者全体:4,691名(うち、現在好感および過去好感があった2,481名が本調査対象)
【調査時期】2026年4月30日(木)〜5月7日(木)
【調査方法】インターネット調査
【調査機関】オリコン・モニターリサーチ

■大黒摩季 35周年特設サイト:https://maki-ohguro.com/sp/35th/

35周年記念ソング「いつかのメロディー」ジャケット

35周年記念ソング「いつかのメロディー」ジャケット

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【楽曲情報】
35周年記念ソング「いつかのメロディー」(※各配信サイトにて配信中)
・いつかのメロディー
・いつかのメロディー Maki's Vocal(-1)Karaoke
・いつかのメロディー -Instrumental-

【ライブ情報】
■『MAKI OHGURO LIVE TOUR 2026 - 55 BLACK RETURNS』

『MAKI OHGURO LIVE TOUR 2026 - 55 BLACK RETURNS』

『MAKI OHGURO LIVE TOUR 2026 - 55 BLACK RETURNS』

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9月19日(土) 宮崎・日向市文化交流センター 大ホール
9月22日(火・休) 佐賀・ミズ ウェルビー ホール(佐賀市文化会館) 大ホール
9月23日(水・休) 福岡・宗像ユリックス イベントホール
10月12日(月・祝) 北海道・札幌文化芸術劇場hitaru
10月14日(水) 北海道・旭川市民文化会館 大ホール
10月16日(金) 北海道・幕別百年記念ホール
10月18日(日) 北海道・北ガス市民ホール(北見市民会館) 大ホール

【作品情報】
■LIVE Blu-ray『LIVE NATURE #0 〜Nice to meet you〜 1997.8.1 レインボースクエア有明[35周年スペシャル・エディット]』

『LIVE NATURE #0 〜Nice to meet you〜 1997.8.1 レインボースクエア有明[35周年スペシャル・エディット]』ジャケット

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リリース日:8月1日
品番:JBXZ-5001/価格:8,800円(税込)

■CD ALBUM『55 RED』
リリース日:9月1日

『55 RED』【BIG盤】ジャケット

『55 RED』【BIG盤】ジャケット

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【BIG盤】(CD+Blu-ray) A4サイズスペシャルパッケージ
品番:JBCZ-9163/価格:16,000円(税込)
【STANDARD盤】(CD)
品番:JBCZ-9164/価格:4,000円(税込)

■CD ALBUM『55 BLACK』
リリース日:9月1日
【RETURNS盤】(CD+Blu-ray)
品番:JBCZ-9160R/価格:10,800円(税込)
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関連写真

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  • 『MAKI OHGURO LIVE TOUR 2026 - 55 BLACK RETURNS』
  • 35周年記念ソング「いつかのメロディー」ジャケット
  • 『LIVE NATURE #0 〜Nice to meet you〜 1997.8.1 レインボースクエア有明[35周年スペシャル・エディット]』ジャケット
  • LIVE Blu-ray 6タイトルを連続リリース

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