音楽評論家の富澤一誠氏が提唱する「ジャンルを超えた幅広い楽曲、大人が楽しめる音楽」を提供するAge Free Musicレーベル。そのメイン・アーティストとして、人気作詞家・作曲家とタッグを組み、独自の世界観を広げてきた広瀬倫子が昨年12月18日、初のアルバム『広瀬倫子アンソロジー 2013-2024〜熟恋歌からザ・リンコスタまで〜』をリリース。2月14日にはこのアルバムを携えてライブを開催する。自身の集大成でもあり、新たなスタートを感じさせる同作の誕生秘話から、これまでの道のり、そしてこれからについて聞いた。
■シングル全12曲と、自身作の新録音3曲を収録
広瀬倫子が“良質な大人の歌を歌う歌手”としての第一歩を踏み出したのは、2013年1月、岡田冨美子作詞、鈴木キサブロー作曲による「償いの日々〜愛してると言われたことがない」(ユニバーサルミュージック)だった。続く2枚目のシングル「アフロディーテの夜」でも官能的な世界観を歌い上げ、この2枚で「不倫ソングを純情に歌う新星」「熟恋歌の新星」と謳われた。
その後、16年9月には、テイチクが立ち上げたAge Free Musicレーベルの看板アーティストとして、プロジェクト第1弾となるシングル「生まれ変わって」をリリース。レーモンド松屋作詞・作曲による昭和テイストあふれる大人のムード歌謡を世に送り出し、翌17年には高見沢俊彦作詞・作曲・サウンドプロデュースによる平成GS歌謡「恋の誤算」、18年には尾崎亜美作詞・作曲・サウンドプロデュースによるシティ・バラード「月を見つめて哭いた」、19年には及川眠子作詞、来生たかお作曲による悩める現代の女性たちの背中を押す新しいタイプのラブソング「愛を舐めるな」と、名だたる作家陣による楽曲を発表してきた。
これら6曲とカップリング曲、あわせて全12曲を収めたアルバムのリリースが決定したのは、コロナ禍がきっかけだったという。
「それ以前にも、『これだけ大御所の素晴らしい先生方に曲をいただいたのだから、ベストアルバムを出したい!』と言っていたのですが、スタッフからは『まだ早い、引退する時でいいんじゃない?』なんて冗談半分で言われていまして…。そんななか、コロナ禍になりまったく活動ができず、デビュー10周年となる2023年はどうしようかと考えていたときに、冗談ではなくこれで最後かもしれないのだからベストアルバムを出したいと思ったんです。さらに、どうせなら自分が作詞作曲した歌も1曲くらい入れたいとお願いしまして。ところが、これが最後と思うと人間って欲が出るもので、バラエティに富んだ曲が10曲ほどできてしまい、その中から2曲と、広瀬倫子になる前に作った楽曲1曲を入れることになりました」
まさに“広瀬倫子の集大成+新たなスタートを飾るアルバム”が完成したというわけだ。
■広瀬倫子になったことでシンガーとして成長 「大人の歌」が凝縮された1枚に
コロナ禍の休止期間も含めて13年間、音楽評論家の富澤一誠氏が提唱する“ジャンルや時代など関係ない大人の音楽= Age Free Music”の旗手として、独自の世界観を広げてきた広瀬だが、実は、富澤氏から声をかけられたとき、三度「無理です!」と断ったのだと言う。というのも、当時、広瀬は、ジャジーなスキャットボイスを武器に自身のバンドでデビューを果たすなど、音楽に関しては自由奔放、自分のやりたいことを貫く一方で、作詞家、イラストレーターとしても活動。「大御所の素晴らしい作家の先生の曲を歌うことはとてもハードルが高く、皆さんに聴いていただける自信も正直なかった」と言うのだ。
「それでも」と富澤氏からのラブコールを受け、広瀬倫子名義で一歩を踏み出したのだが、「その道は険しかった」と苦笑いする。
「デビュー曲は不倫の歌でしたけど、私は主人公とは真逆の性格で、『そんな奴は叩いて丸めて捨てちまえ』みたいに正義感が強いところがありましたから、正直、そんなドロドロした歌を私が歌って伝わるんだろうかという戸惑いも大きくて。ただスタッフから『今までやってきた自分をちょっと捨てて、まな板の上の鯉になれ』と言われ、気持ちを切り替えて歌わせていただいたのですが、やはり最初はとても苦労しましたし、何度も録り直しました」
しかし、当初抱いたその葛藤も、歌い込むうちに「無駄な考えだったと気づいた」と言う。
「シンガーとして自分が本当に未熟だったのだと思います。例えば、不倫ソングの場合、周りからは認められない、叩かれるような関係かもしれないけれど、本人たちの気持ちはピュアだったりしますよね。以前の私はそこには思い至らず、狭い考えで捉えてしまいがちでした。そうではなく、大人の女性にもピュアな気持ちはあるし、その純粋な気持ちをそのまままっすぐ歌えばいいのだと気づいたんです。それからは、いただいた歌詞を深掘りして、それを自分の中に落とし込んで歌うようになりました。今回1枚のアルバムにまとめて、改めて強く感じたのは、私はなんて素晴らしい楽曲たちに恵まれたんだろうということ。収録された幅広い楽曲を聴いていただければ、富澤先生の提唱されるAge Free Musicの意味も、広瀬倫子についても、トータルでわかっていただけると思います」
■自身作の3曲では、これまでの昭和歌謡サウンドから一転、ポップでユニークな世界観を創出
同アルバムのために自身が作詞・作曲を手がけ、書き下ろしたのは、「やっちまったんで。」と「あ・い・か・ぎ」の2曲。もう1曲の「美・ちっくん」は、広瀬のキャリアのきっかけとなり、彼女の音楽のルーツともなったユニットK-SAMA☆ロマンフィルム(2005年解散)時代に歌っていた人気曲だ。作家陣の手によるこれまでのシングル曲の昭和歌謡サウンドとはガラリと趣を変え、ジャズ、ラテン、ファンク、ラウンジミュージック、フレンチ・ポップスのエッセンスを散りばめ、エッジを効かせたポップでユニークな3曲となっている。
この3曲には、サウンドプロデューサーの久保田浩之と、ジャズ・サックス・アンサンブルのHIBI☆Chazz-Kのリーダー・ひび則彦が参加。アルバムタイトルとなっている『ザ・リンコスタ』は、広瀬倫子のライブ活動をサポートするミュージシャンたちで形成された音楽隊のことで、3曲の編曲も久保田浩之と、ひび則彦を含めたザ・リンコスタが手がけている。
ところで、同アルバムのために、自分で楽曲を作るにあたり、これまで広瀬倫子として人気作詞家・作曲家の歌を歌ってきた経験があったからこそ見えてきたこと、あるいは貫きたいと思った世界観とはどんなものだったのか。
「小学生の時に初めて詞と曲、絵やマンガを描くようになって、その後、ひとりでいっぱい作品を作ってきました。自分の漫画がアニメ化されたことを想定してオープニング曲とエンディング曲を作って、自分で歌って、ヒロインと子どもとお母さんの3役を演じたり、そういうことをしている時間が本当に楽しくて(笑)。その頃から変わっていないなと思うのは、嘘がつけないことでしょうか。嘘をつきたくないから言わないこともあるとか、誰かを傷つけたくないから代わりに言ってあげるとか、いろいろな表現を覚えたなと思います」
富澤一誠氏からは「大人のラブソング『熟恋歌』からフレンチ・ポップス、アニソン、ジャズに至るまで縦横無尽に歌いこなす」、久保田浩之氏 からは「僕が知るボーカリストの中でも規格外の表現力、声量、音域、クリエイティビティを持つ方で、知れば知るほど彼女のブラックホールのような魅力に取り憑かれる」と評されている広瀬。そのポテンシャルは、「広瀬倫子になること」で磨かれたと胸を張る。
「声優になりたかった高校生の頃、モノマネが得意でスカウトされたこともありましたが、モノマネをしないで歌ったときに、自分には個性がないということに気づいたんです。それで、バンド活動をしているときは、ステージングを考えたり、衣装を考えたり、個性を打ち出すためにいろいろなことをしていたのですが、広瀬倫子となって、自分には声しかなくなったとき、声を使って自分に何ができるのか。それを突き詰めてきたこの10年間は本当に勉強になりました」
2月14日には、アルバムを携えてのワンマンライブが開催される。
「広瀬倫子になる前は、お客様に対しては、無理に盛り上がらなくてもいいよというようなスタンスで、自分自身が歌いたいように歌えばいいと考えていたのですが、今回、アルバムを制作して、お客様も一緒に楽しんでいただけたらという気持ちが湧いてきました。『やっちまったんで。』では、会場の皆さんも一緒に盛り上がれるようなコール&レスポンスも考えました。慣れないことをするのでドン引きされるかもと心配ですが(笑)、そうなったらそうなったで、それも新たな一歩。広瀬倫子めっちゃ滑ったというのも楽しみながら成長していきたいと思います」
最後に今後の展望を聞いてみると…。
「アルバムを完成させて、ちょっと欲が出てきている状態なので、今は、『広瀬倫子に作りたい』と先生方から言っていただけるようになれたらいいなという野望を抱いています。やるんだったら一生懸命、悔いのないように頑張りたいですし、そのほうがさらに良い歌が歌えるような気もしますから。今は自分自身にも期待しているし、皆様にもぜひ、期待していただけたらと思います」
2月14日のライブでは、バレンタインにちなんで自らが描いたイラストをプリントしたクッキーを観客に配る準備もしているそう。蛇年の今年、ひと皮むけた姿で、どんな大人の良質な音楽世界を表現してくれるのか。その活躍に期待したい。
文・河上いつ子
【リリース情報】
『広瀬倫子アンソロジー 2013-2024 〜熟恋歌からザ・リンコスタまで〜』
2024年12月18日リリース
品番:TECG-33137/価格:3300円(税込)
【ライブ情報】
『広瀬倫子 & THE RINCOSTA「広瀬倫子アンソロジー」レコ発記念 バレンタインライブ!』
2月14日(金):東京・池袋 Absolute Blue
■広瀬倫子 オフィシャルサイト:https://rincosta.amebaownd.com/
■元記事:【インタビュー】 “Age Free Musicの歌姫”広瀬倫子、 独自の世界観を追求した初のアルバムで新たな扉を開く>>>
■提供元:ORICON BiZ online>>>
■シングル全12曲と、自身作の新録音3曲を収録
広瀬倫子が“良質な大人の歌を歌う歌手”としての第一歩を踏み出したのは、2013年1月、岡田冨美子作詞、鈴木キサブロー作曲による「償いの日々〜愛してると言われたことがない」(ユニバーサルミュージック)だった。続く2枚目のシングル「アフロディーテの夜」でも官能的な世界観を歌い上げ、この2枚で「不倫ソングを純情に歌う新星」「熟恋歌の新星」と謳われた。
その後、16年9月には、テイチクが立ち上げたAge Free Musicレーベルの看板アーティストとして、プロジェクト第1弾となるシングル「生まれ変わって」をリリース。レーモンド松屋作詞・作曲による昭和テイストあふれる大人のムード歌謡を世に送り出し、翌17年には高見沢俊彦作詞・作曲・サウンドプロデュースによる平成GS歌謡「恋の誤算」、18年には尾崎亜美作詞・作曲・サウンドプロデュースによるシティ・バラード「月を見つめて哭いた」、19年には及川眠子作詞、来生たかお作曲による悩める現代の女性たちの背中を押す新しいタイプのラブソング「愛を舐めるな」と、名だたる作家陣による楽曲を発表してきた。
これら6曲とカップリング曲、あわせて全12曲を収めたアルバムのリリースが決定したのは、コロナ禍がきっかけだったという。
「それ以前にも、『これだけ大御所の素晴らしい先生方に曲をいただいたのだから、ベストアルバムを出したい!』と言っていたのですが、スタッフからは『まだ早い、引退する時でいいんじゃない?』なんて冗談半分で言われていまして…。そんななか、コロナ禍になりまったく活動ができず、デビュー10周年となる2023年はどうしようかと考えていたときに、冗談ではなくこれで最後かもしれないのだからベストアルバムを出したいと思ったんです。さらに、どうせなら自分が作詞作曲した歌も1曲くらい入れたいとお願いしまして。ところが、これが最後と思うと人間って欲が出るもので、バラエティに富んだ曲が10曲ほどできてしまい、その中から2曲と、広瀬倫子になる前に作った楽曲1曲を入れることになりました」
まさに“広瀬倫子の集大成+新たなスタートを飾るアルバム”が完成したというわけだ。
■広瀬倫子になったことでシンガーとして成長 「大人の歌」が凝縮された1枚に
コロナ禍の休止期間も含めて13年間、音楽評論家の富澤一誠氏が提唱する“ジャンルや時代など関係ない大人の音楽= Age Free Music”の旗手として、独自の世界観を広げてきた広瀬だが、実は、富澤氏から声をかけられたとき、三度「無理です!」と断ったのだと言う。というのも、当時、広瀬は、ジャジーなスキャットボイスを武器に自身のバンドでデビューを果たすなど、音楽に関しては自由奔放、自分のやりたいことを貫く一方で、作詞家、イラストレーターとしても活動。「大御所の素晴らしい作家の先生の曲を歌うことはとてもハードルが高く、皆さんに聴いていただける自信も正直なかった」と言うのだ。
「それでも」と富澤氏からのラブコールを受け、広瀬倫子名義で一歩を踏み出したのだが、「その道は険しかった」と苦笑いする。
「デビュー曲は不倫の歌でしたけど、私は主人公とは真逆の性格で、『そんな奴は叩いて丸めて捨てちまえ』みたいに正義感が強いところがありましたから、正直、そんなドロドロした歌を私が歌って伝わるんだろうかという戸惑いも大きくて。ただスタッフから『今までやってきた自分をちょっと捨てて、まな板の上の鯉になれ』と言われ、気持ちを切り替えて歌わせていただいたのですが、やはり最初はとても苦労しましたし、何度も録り直しました」
しかし、当初抱いたその葛藤も、歌い込むうちに「無駄な考えだったと気づいた」と言う。
「シンガーとして自分が本当に未熟だったのだと思います。例えば、不倫ソングの場合、周りからは認められない、叩かれるような関係かもしれないけれど、本人たちの気持ちはピュアだったりしますよね。以前の私はそこには思い至らず、狭い考えで捉えてしまいがちでした。そうではなく、大人の女性にもピュアな気持ちはあるし、その純粋な気持ちをそのまままっすぐ歌えばいいのだと気づいたんです。それからは、いただいた歌詞を深掘りして、それを自分の中に落とし込んで歌うようになりました。今回1枚のアルバムにまとめて、改めて強く感じたのは、私はなんて素晴らしい楽曲たちに恵まれたんだろうということ。収録された幅広い楽曲を聴いていただければ、富澤先生の提唱されるAge Free Musicの意味も、広瀬倫子についても、トータルでわかっていただけると思います」
■自身作の3曲では、これまでの昭和歌謡サウンドから一転、ポップでユニークな世界観を創出
同アルバムのために自身が作詞・作曲を手がけ、書き下ろしたのは、「やっちまったんで。」と「あ・い・か・ぎ」の2曲。もう1曲の「美・ちっくん」は、広瀬のキャリアのきっかけとなり、彼女の音楽のルーツともなったユニットK-SAMA☆ロマンフィルム(2005年解散)時代に歌っていた人気曲だ。作家陣の手によるこれまでのシングル曲の昭和歌謡サウンドとはガラリと趣を変え、ジャズ、ラテン、ファンク、ラウンジミュージック、フレンチ・ポップスのエッセンスを散りばめ、エッジを効かせたポップでユニークな3曲となっている。
この3曲には、サウンドプロデューサーの久保田浩之と、ジャズ・サックス・アンサンブルのHIBI☆Chazz-Kのリーダー・ひび則彦が参加。アルバムタイトルとなっている『ザ・リンコスタ』は、広瀬倫子のライブ活動をサポートするミュージシャンたちで形成された音楽隊のことで、3曲の編曲も久保田浩之と、ひび則彦を含めたザ・リンコスタが手がけている。
ところで、同アルバムのために、自分で楽曲を作るにあたり、これまで広瀬倫子として人気作詞家・作曲家の歌を歌ってきた経験があったからこそ見えてきたこと、あるいは貫きたいと思った世界観とはどんなものだったのか。
「小学生の時に初めて詞と曲、絵やマンガを描くようになって、その後、ひとりでいっぱい作品を作ってきました。自分の漫画がアニメ化されたことを想定してオープニング曲とエンディング曲を作って、自分で歌って、ヒロインと子どもとお母さんの3役を演じたり、そういうことをしている時間が本当に楽しくて(笑)。その頃から変わっていないなと思うのは、嘘がつけないことでしょうか。嘘をつきたくないから言わないこともあるとか、誰かを傷つけたくないから代わりに言ってあげるとか、いろいろな表現を覚えたなと思います」
富澤一誠氏からは「大人のラブソング『熟恋歌』からフレンチ・ポップス、アニソン、ジャズに至るまで縦横無尽に歌いこなす」、久保田浩之氏 からは「僕が知るボーカリストの中でも規格外の表現力、声量、音域、クリエイティビティを持つ方で、知れば知るほど彼女のブラックホールのような魅力に取り憑かれる」と評されている広瀬。そのポテンシャルは、「広瀬倫子になること」で磨かれたと胸を張る。
「声優になりたかった高校生の頃、モノマネが得意でスカウトされたこともありましたが、モノマネをしないで歌ったときに、自分には個性がないということに気づいたんです。それで、バンド活動をしているときは、ステージングを考えたり、衣装を考えたり、個性を打ち出すためにいろいろなことをしていたのですが、広瀬倫子となって、自分には声しかなくなったとき、声を使って自分に何ができるのか。それを突き詰めてきたこの10年間は本当に勉強になりました」
2月14日には、アルバムを携えてのワンマンライブが開催される。
「広瀬倫子になる前は、お客様に対しては、無理に盛り上がらなくてもいいよというようなスタンスで、自分自身が歌いたいように歌えばいいと考えていたのですが、今回、アルバムを制作して、お客様も一緒に楽しんでいただけたらという気持ちが湧いてきました。『やっちまったんで。』では、会場の皆さんも一緒に盛り上がれるようなコール&レスポンスも考えました。慣れないことをするのでドン引きされるかもと心配ですが(笑)、そうなったらそうなったで、それも新たな一歩。広瀬倫子めっちゃ滑ったというのも楽しみながら成長していきたいと思います」
最後に今後の展望を聞いてみると…。
「アルバムを完成させて、ちょっと欲が出てきている状態なので、今は、『広瀬倫子に作りたい』と先生方から言っていただけるようになれたらいいなという野望を抱いています。やるんだったら一生懸命、悔いのないように頑張りたいですし、そのほうがさらに良い歌が歌えるような気もしますから。今は自分自身にも期待しているし、皆様にもぜひ、期待していただけたらと思います」
2月14日のライブでは、バレンタインにちなんで自らが描いたイラストをプリントしたクッキーを観客に配る準備もしているそう。蛇年の今年、ひと皮むけた姿で、どんな大人の良質な音楽世界を表現してくれるのか。その活躍に期待したい。
文・河上いつ子
【リリース情報】
『広瀬倫子アンソロジー 2013-2024 〜熟恋歌からザ・リンコスタまで〜』
2024年12月18日リリース
品番:TECG-33137/価格:3300円(税込)
【ライブ情報】
『広瀬倫子 & THE RINCOSTA「広瀬倫子アンソロジー」レコ発記念 バレンタインライブ!』
2月14日(金):東京・池袋 Absolute Blue
■広瀬倫子 オフィシャルサイト:https://rincosta.amebaownd.com/
■元記事:【インタビュー】 “Age Free Musicの歌姫”広瀬倫子、 独自の世界観を追求した初のアルバムで新たな扉を開く>>>
■提供元:ORICON BiZ online>>>

2025/02/12